療育と中学受験の週間スケジュール」からの続きです。⇒

 

ゆうくんのパパであるボクは、コミュ障です。仕事上、人前でプレゼンすることは得意というか好きですが、アフター5の接待なんかで仕事以外の雑談するのが大の苦手です。他人の気持ちを察して、根回ししたり配慮したりすることが出来ず、大人になっても苦労しています。
哀しいことに、ゆうくんも全く同じタイプです。ゆうくんには、ボクのような苦労をさせたくない。そんな一心で、保育園の年中組から療育の検討を始めたのです。

他の子とちょっと違うかな? と感じたのは、言葉が遅かったからですね。家では話せるようになってきたのに、保育園の敷地を跨いだ途端に心のシャッターが降りて、ずっと言葉が出ないままでした。
本人にしか分からない「何か」があると、部屋の隅で1時間でも2時間でも体操座りして、外部からの働き掛けに反応しない。本人の意思以外で何か指示されることが大嫌いで、保育園の発表会でも1人だけお揃いの格好を拒否。こだわりが強烈に強くて、パターンが崩れる(例えば、保育園の送迎時に乗せる自転車の位置が、少しでも変わっていると許せない)と、途端に心のシャッターが降りる、といった具合です。

足が大きくなって、靴を替えないといけないとします。ゆうくんにとって、それはもう大事件です。全く同じ靴のサイズ違いを入手できれば良いんですが、そうでないと、靴屋に行くだけで察してグズってしまい、靴を選ぶどころではなくなります。
本人が選ばないので仕方なくボクが買うと、初日の朝は戦争です。ところが、そこの壁を一度でも超えてしまうと、新しい靴でもケロっと気にしません。我が子ながら、「あんなに嫌がっていたのは何なんだ……」と思ってしまいます。

どうしたら良いんだろう。色々と調べて辿り着いたのが、療育(発達支援)でした。

ただ、「療育」とはつまり、皆さまの税金で我が子の治療教育をしていただくということなんですよね。そのため簡単には、ホイホイと支援を受けることは出来ません。同じ悩みを抱える親御さんの一助になればと、ボクの経験談を共有したいと思います。

 

⇒「発達グレーだと認めたくない(受け容れた先の相談窓口)」に続きます。

 

最初から読む◆ 「中学受験」に療育っ子がチャレンジ!
◆ 「家庭学習」で四谷大塚の授業に追いつきたい!
◆ 「療育」(発達グレー)のあれこれ!