ラジオ!Yotsugi Busters!! -8ページ目

ナンパ奮闘記 銀座編 無想転生編 02

10人の内、一番かわいい女の子と約束を取り付けることに成功したウィリーさん。
当日に有楽町で待ち合わせ。ウィリーさんはナンパには銀座、そして女を落とす場所には有楽町と決めている。

有楽町の駅前にしゃれたバーがあり、そこは見た目は高そうだが実はHappy Hourが設けてあり、17:30~19:30は1杯500円で飲めるのだ。雰囲気に酔わせたいのなら、ここが一番。場所はあえて割愛させてもらいます、ご自分でお探しください。

今回のこの女性を亜美と呼称。亜美はどこにでもいるような25歳のOL、ちょっと明るい色に染めた髪に上品なウェーブがかかっていて、もう後は結婚をして寿退社が夢といった感じの女性で顔は中の上といった感じだ。

バーで話し込むと彼女とウィリーさんはとても話が合い、テンポよく返ってくる相槌と映画などが趣味という共通性から話題は尽きなかった。アニメなども好きでエヴァンゲリオンのファンだという。ウィリーさんはテレビ東京で放送していた当初から見ていた筋金入りのエヴァオタクなので話も大盛り上がり。

しかし、少し気になったのは亜美は酒があまり進まないのだ。女性だから仕方ないがあまりお酒は得意ではないとのこと。ウィリーさんはお構いなしにビールをがぶがぶ飲みながらこの後の後半戦に備えた。

だが、ここでまさかの急展開が起きる。それはなんと亜美は彼氏が普通にいるのだ。

緻密な頭脳を持つウィリーさんでもこれは困惑した。彼氏がいるのに路上ナンパされた男とサシで会う、いったいどんな魂胆なのだ?浮気願望か、もしくはもう現在の彼氏にうんざりしていて乗り換え希望か?

どうやら亜美は後者のようだ。現在の彼とはまんねりが進み、正直迷っていると。亜美は簡単に言えばウィリーさんに奪ってもらいたいのである、これを口実に男と別れたい。女はいつだって理由が必要だ、自分で決められないのである。今回のケースだって、「ウィリーさんが強引に」とか「断りきれなかった。でもウィリーさんってかっこいいし、別に悪い人じゃないし…」などと理由を次から次にねつ造し自分の心変わりを正当化する。基本女の言い訳は「自分は悪くない」ということだ。

さすがにウィリーさんもこれには憤りを感じた。自分は乗換の為の男か?「なんかつまんないなー」なんて思っていた矢先にオープンカーで「へい、乗るかい?」なんてウィリーさんがタイミングよくやってきたもんだから「あら、いいわね」なんて言って都合よく乗っけてもらうだけだ。世の男子校出身童貞諸君は是非とも覚えておいてもらいたい、女は可愛いらしい顔とあどけなさで自分を糖衣で包んであるが平気で嘘をつき己の快楽と欲求を満たすためには徹底して残虐で狡猾な生き物であるということを。

以前にウィリーさんはこういう女性を「ヒッチハイクガール」と呼称していた。ヒッチハイクガールはその名の通り男を車にたとえ、自分の目的とするところまで男という車をガソリンが無くなるまでもしくはSAでたまたま一息ついていたところにさらに条件の良い車が見つかったりすると平然と車を乗り換える。たまに燃費が悪いのに外車に乗り換える女もいるが、基本的に高級車で多機能な車を好む傾向があり、自分の目的の場所まで走っていく。これがヒッチハイクガール。

話がそれたが、亜美の魂胆が見えたウィリーさんは全くのやる気を失ってしまった。乗換要因に数えられた自分は見下されたような気さえした。こういう女性はたとえこの場で付き合うことが出来たとしても結局は同じように条件の良い男が現れたら乗り換えられる運命にあるのだ。例え相手の人生が滅茶苦茶になろうと、場合によっては相手が自殺しようと女は自分のその不条理な恋愛の仕方を直そうとしない、むしろ「私って不幸な女」「私って悪い女ね」とどんどん自分に酔う。それが女というものだ。

夜の死闘に備えて岡本さんを5枚ほど用意していたウィリーさんだったが、これ以上の関わりは無用と判断しさっさと退散することになった。いくらやりたくても何か危険な香りや面倒なにおいを感じたらさっさと手を引くのがナンパの鉄則だ。

こうして亜美は放流に決定し、ストックを1つ失った。

続く

ナンパ奮闘記 銀座編 無想転生編 01

どーも、オハラです。

久しぶりのナンパブログ、今回は以前に描いた天魔降伏編の後日談です。

あの死闘から数日後にウィリーさんと酒を飲んだのですが、どうやらウィリーさん一人で別の日に銀座で死闘を繰り広げていたそうです。

酒に酔ったテンションそのままにあのコリドを端から端まですれ違う女性に片っ端から声をかけまくったとのこと。たとえ相手が2人組、3人組でもおかまいなし。

2人組の攻略の仕方はまず、不細工な方に優しく接すること。以前に二人組の女子についての記事を描きましたが、たいてい女二人の内一人が可愛くてもう一人は不細工というのが通例です。この場合、不細工な方がやたらと「もう帰ろう」と言いだして切り上げようとして来るのです。おそらくいつも相方の方だけチヤホヤされていい気分ではないのでしょう。そこで、「帰ろう」と言わせないようにまずは不細工の方のご機嫌をとるのだ。ウィリーさんは路上ナンパという高難易度の状況の中でまず不細工の方に積極的に話をふる作戦に出た。するとどうだろう、不細工の方は自分がナンパされていると錯覚をし、まんざらでもない様子を見せた。

だが長居は禁物、ウィリーさんはこのまましけこむつもりはない、どのみち相手は二人なので今回は番号だけをゲットして後日へとつなげる作戦だ。さりげなく、可愛い子の方だけの番号をゲットして「今度友達も連れて来るからまたみんなで飲もう」と言っておけば良い。別に不細工の方の番号も聞いても良いが極力の無駄を省くにはかわいい子だけ聞いておけば良い。

こうしてウィリーさんはコリドの端から端まで合計10人の番号ゲットに成功した。さながら宮本武蔵VS吉岡一門なみの死闘を繰り広げたウィリーさんだったが、いかんせん最後のつめが甘いのが、泥酔して片っ端から声をかける物だから後日連絡をもらっても誰が誰だかよく解らないのである。

記憶をたどってなんとなく思い出しながら女子たちとの連絡を繋いで行くウィリーさん、その中でとある女性との約束の取り付けに成功した。なんとそれは今回の10
人の中で一番可愛くて愛想のいいメールをくれる女性だった。

続く

自称サバサバ系


どーも、オハラです。

前回は仕事のことを少し書きました。
今の仕事について早3年がたちました。小さい会社ですがいろいろとありました、まあ別にやめるわけじゃないけど。

こういう仕事の話をするときに思い出す女性がいます。それは随分前にブログで書いたエミという女性です。

エミとはイギリス時代に知り合って、大人っぽい風貌でお化粧などにこだわりがある美人な女性でした。

それもそのはず、彼女は美容師だったのです。美容師としての腕前とキャリアはなかなかだったのですがもっとセラピーとかを学びたいという一心でイギリスに留学してきました。

日本人同士ということで馬が合いすぐに仲良くなって、ただでさえ女性の知り合いがいないのに綺麗な女性とお近づきになれたことでとてもうれしかったです。

当時、僕は25歳でエミは28歳、僕はまだ就職もしたことが無い童でしたが彼女は実力が問われる美容師という職業。社会の厳しさを知っている自立した女性でした。

しかしながら、エミは美人というだけで実は話がまったく面白くなかった。あまり、音楽やテレビやエンターテインメントに関心を払わない、退屈な女性でした。

エミと酒を飲んでする話は大抵彼女の仕事の愚痴や苦労話ばかりでした。イギリスのパブでビールを飲んでいい雰囲気でも結局は「私はこんな仕事をしてきた、こんな苦労をしてきた」ということばかりで、それを飽きずにうんうんと聞いてくれる僕を気に入ってくれたのだと思います。でも、手すら握れませんでした、当時彼女には中国人の偽造パスポートで不法滞在中の年下の彼がいました。

エミの仕事の話は、「美容師は自分の腕が試される結果に厳しい仕事なの。出来上がった髪型が気に入らなかったら、お客さんは怒り出すし、二度と来てくれないし。そんな世界を私は生き延びてきたのよ」という感じでした。

エミの仕事の失敗談で5回くらい同じ話を聞いたのですがその内容は「ある時、50後半くらいのおばちゃんのパーマを担当したの。でもその時パーマをあてすぎちゃって、雷様みたいな髪型になっちゃったの。それで後日その人が怒って髪型を直してと言ってきて、仕方なく無償でパーマを戻したんだけど、さらに前回の代金を返してほしいと言われたの。でも、私は店長に教えられていたんだけど絶対に代金は返金してはいけないと言われていたから返金しなかったんだけど、訴えるとかいろいろと言われて、仕方なく返金したの。でも、後で店長にこっぴどく怒られたわ。返金するのは自分の才能を否定したのと一緒だって」とまあこんな内容でした。

まあ、それだけ仕事で失敗と苦労を積み重ねて今の自分がある、社会はそんなに甘くないということを言っていたのですが、まあ苦労自慢ですね。僕が社会人経験がないことをいいことに大人ぶりたかったんだと思う。

今思うとそんな仕事の失敗談なんて誰にでもあるし、上司やお客さんにどなられることなんて仕事してればふつうのことですね。

キャリアウーマンの自称さばさば系は男に不評ですね。まあ、美人だったら時折男に甘えたりして一気に株があがったりしますが。ちなみに、このエミという女性は付き合った男の数は軽く10人以上はいるということを言ってました。「そんなの普通だよ」と涼しい顔で言ってました。付き合った人数がたくさんいる方が良い女という謎のアピールがあるのかもしれませんが、これはただの自虐ネタです。逆に言えば「どの男とも長続きしなかった」ということです。男の見る目が無いか、自分が美人でやりたいだけの男が群がってきたということでしょう。

酒を飲んだ時に仕事の愚痴が出るのは仕方がないですが、そればかりで色っぽい話の一つもない女性にはげんなりですね。本来は男が愚痴をこぼして、それを女が美貌と酒で癒すというのが昔の習わしでしたが、時代は変わりましたね。


オハラ

カラコンは1 Dayが主流?

どーも、オハラです。

もう10月も後半です。今年も残すところ後2か月くらいですね。

ということで2014年を振り返ってみようと思います。
今年はいろいろとありました、うれしいことも大変なことも。
まあうれしいことのほうが大きかったですね。

世の中は荒れていましたね。夢を壊すようなゴーストライターやありもしない細胞をあると言い張る女性など落胆させられるニュースが多かったですね。

仕事においても今年はいろいろとありました。

申し遅れましたが、僕は今流行りのカラコンの営業をしております。
といっても販売ではありません、製造側です。
あんまりしゃべるとばれてしまいますが、まあ大抵のカラコンは台湾か韓国で製造されています。

今年はかなり頑張って、今流行りの1 Dayカラコンの新商品をたくさん立ち上げました。
まあ全て代理店さんがいろいろと仕掛けをして企画したりタレントを探したり広告を作ったりで、僕の仕事は注文を受けてから台湾の工場への橋渡しです。

カラコンは2009年11月より日本においては薬事法にて高度管理医療機器として認定されるようになりました。つまりカラコンは立派な「医療機器」なのです。医療機器は大きく分けてクラス1~4まであり、4が一番危険度が高いものとされます。

この中で、カラコン(またはコンタクトレンズ)はどの部類に入ると思いますか?

答えは、クラス3。かなり高いですね。
クラス3と4は副作用や何らかの障害が起きた場合に人体に大きな影響を与える恐れがあるものとして分類されます。その中でクラス3は人工透析器などと同じ扱いです。

もともとカラコンは雑貨扱いで特に医療機器の製造販売業許可書なんてものは必要ありませんでした。眼に入れるものなのに海外の輸入品の粗悪なものが横行していました。ただし、普段に使うようなものじゃなく、ハロウィンとかのパーティー向けの物ばかりだったので、一回使ったら捨てるのが常識でした。

2000年代後半くらいから少しずつカラコンの需要がギャル層を中心に増え始め、眼障害のトラブルも増え始めました。この事態を憂いた厚生労働省が高度管理医療機器に指定し、今日に至ります。

今や、就職の面接の時には目力が欠かせないということでディファイン系のカラコンをつけていく女性が多いと言います。OLさんも普通につけている人が多いですね。おそらく、今やファッションの必需品になっていると思います。

逆にカラコンを取り外した時の素顔はもう見せられないでしょう。
今思うと、昔イギリスで日本人料理のお店でバイトしていたときがあったのですが、そこで当時32歳くらいの日本人女性のもとで働いていたのですが、その人は普段はディファイン系のカラコンを使用していたようで、夜に泊まり込んで仕事をしたときは「おやすみなさい」とあいさつに言いに行ったとき昼間とまるっきり違う顔をしていたのには驚きました。眼がやたら小さかったです。

現在、日本で流行りの頂点にあるのがワンデーのカラコンで、何かとお客さんからはワンデーの商品をやりたいという要望を受けます。もともと、カラコンのメーカーは1か月タイプのものが主流でした。

コンタクトレンズはそもそも大昔は使用期限に明確なものがなくだいたい1年で交換しましょうくらいの目安しかありませんでした。現にハードコンタクトは1年物しかありませんし、ソフトコンタクトも1年ものが元は主流でした。

しかし、1 Day Acuvueなどの一日使い捨てのタイプが出ることによって、コンタクト業界に革命が起きてしまいました。それまで保存液やタンパク除去剤やケースなどいろいろと商品として分かれていたものが不要になりました。もちろん、このことで保存液などをメインに製造している会社は大打撃を受けることになりました。

クリアのレンズは上記のような流れで現在に至りますが、カラコンは1年タイプの物もありますが、その主流は1か月タイプでした。なぜかというと、2009年に高度管理医療機器に認定されてから、いろんなメーカーや業者がいわゆる高度管理医療機器製造販売の許可を取得するために奔走するわけですが、この時に目の健康の概念から本来のコンタクトレンズの起原であった「1年タイプ」の承認は認めないと判断したのです。

カラコンを1年使うなんてもってのほか、という見解ですね。したがって、最長で1か月までしか認めないということでカラコンは1か月タイプのものがあんなに多く流出しているのです。

厚生労働省がここまで厳しい制度を設けたにもかかわらず、まだ権威のある眼科の先生たちはカラコンにかなり否定的で基本的に彼らは1 Day Acuvue Defineしかカラコンは認めていません。まあ、おそらく何か裏で手回しがありそうですね。

おそらく、クリアーのコンタクトレンズを1 Dayタイプから使い始めたという若い人が圧倒的に多い世の中なので、カラコンも必然的にワンデーが良いという人がほとんどでしょう。その影響でカラコンもワンデーが大人気です。

冷静に考えるとこれはかなり贅沢な使い方で、毎日使うものを1回で捨ててしまうというのはお金もかかるし勿体ないと思いませんか?

実はアメリカなどではワンデーは流行っていません。なぜかというと高いし勿体ないからです。さらにはエコロジストなどの環境を配慮する意識が強いため、一回で捨ててしまうのは資源の無駄と考える人も多いようです。

親愛なる読者の皆様がもしワンデーのカラコンを使用していたら、冷静になって考えてみてください。

現在1番人気で安いワンデーカラコンはSEEDのEye Coffret 1 Day UVと言われています。北川景子さんがイメージモデルを務めているやつですね。

これがなんと、10枚で800円。1Dayでは破格ですね。
しかし、よく考えると一か月で800円×3箱=2,400円、しかも両目で換算すると二倍で4,800円です。

一か月タイプのカラコンで安くて人気なのは、Secret Candy Magic(板野知美)を例にすると、これは1枚1,680円。両目で3,360円。こっちの方が安いですね。ネットで買うとケア用品なども無料でついてくるので、実質それで一か月使えます。

一年で考えると1 Dayは一年で57,600円、一か月は40,320円、かなりの開きがありますね。
ケアがめんどいというのが理由だと思いますが、女性はお化粧を毎日落とすくらいのことをしているのならレンズをこすり洗いするくらい造作もないことでは?と個人的に思いますが。

1 Dayが主流になるのは清潔という面では確かに一理あることですが、販売店の事情でいうと1 Dayは実は儲けに繋がりにくいのが現状なので一か月タイプとかを売ってくれるほうがありがたいですね。枚数が多いのに1箱30枚入りで2,600円とか激安の価格競争が続いている状態なので、販売店や卸はかなり薄利でやっているという噂です。今はブームでも、今後は販売店がやっていけなくなって、一か月タイプにブームが戻るんじゃないかと思っています。

まあカラコンは今そんな状況です。何よりも正しい使い方を心がけることが第一なので、1 Dayを使用してても間違ったやり方をすれば目に良くないです。眼科医の診断、指示に従って正しい使い方でおしゃれを楽しんでください。

オハラ

松本人志さんと映画

どーも、オハラです。

みなさんは映画が好きですか?僕は大好きです。

今年も映画館に何度か足を運びました。面白い作品も結構ありましたね。

映画好きを自称してますが、実は僕は松本人志さんの映画は見ていません。
丁度イギリスに留学をしていた時に「大日本人」が公開されていて、もし日本にいたら僕は話題性から見に行っていたかもしれません。

しかしながら、評判を聞くとかなり酷評でとてもツタヤで借りる気にならないのです。
ウィリーさんは映画館に見に行ったそうですが、「金を返してほしいと本気で思った映画は初めてだった」と述懐しています。
さらにウィリーさんは「まっちゃんのシュールなコントを2時間近く見せられている感じだった。ああいうコントは10分くらいがちょうどいいけど2時間は苦痛だった」とコメントしています。

他のインターネットのレビューをみると、それはそれは酷評の嵐でした。
中には「俺、まっちゃんの高度な笑いをわかっているよ」みたいな人が高評価を書いていますが、概ね酷い意見ばかりですね。

僕は松本人志さんは大好きですし、尊敬もしていますがどうも映画を作る才能はあまり…という感じのようですね。
見ていない僕がいうのも何ですが、まず「見たい」気分にならない時点でその映画はコケていると言っても過言ではないでしょう。

僕は松本さんの「放送室」というラジオが大好きで、それに憧れて自主製作ラジオ「Yotsugi Bustersの走れマイロード」をスタートしました。
それくらい尊敬しています。

その放送室の中でちょうど松本さんが大日本人を撮影し終えて、知り合いの芸人さんや業界の人にも見せて感想を言ってもらったという自画自賛をした放送回があるのですが、この話の中で千原ジュニアや幼馴染の放送作家の高須さんにも見せて「いやー、すごかった」と感想をもらっている中で、ただ一人、正直な感想を述べた人物がいたそうです。

それは清水プロデューサーというHey!Hey!Hey!のプロデューサーとかを担当していた人物で、この放送室では度々松本さんにネタにされてどちらかというと馬鹿にされている人物です。やたら日焼けが好きということで「黒清水」や鼻くそを食べるのが癖でそのことをかなりネタにされています。

そんな清水Pですが、もちろん松本さんに試写会のような場に読んでもらって、他の芸人さんなどと一緒に見たのですが、唯一彼だけが「松本さん、やってしまいましたね…」とものすごく落胆した様子で苦言を呈したそうです。

この放送室の回でそんな清水Pに松ちゃんは「なんであいつはわからんねん?」と納得のいかない様子で怒っていました。
「誰もが、気が付くはずの赤いマーカーで目印をつけてあるような、そんな解りやすいその面白い部分にも清水Pは気づいてないねん!」とあきれ返った様子でした。他の芸人さんや知人の方々はみんな「おもしろい」「すごい」と言ってくれたようでそれにはご満悦だったみたいですが、どうやらそれが社交辞令だと松本さんは気が付いていないようでした。

松本さんは昔、映画の評論の連載を持っていたことがありました。その中で結構な酷評をしたものもあったようで、時折ラジオのトークでも「連載の仕事だから仕方なく借りてきた映画は必ず全部見るけど、本当につまらないやつを全部見なきゃいけないのは苦痛でしかない」と言っていました。さらには「これは監督のせいじゃなくて周りの人間が注意してやらなければいかん。"監督、これ面白いですか?"と撮影の途中で突っ込んであげなきゃいけない」とまで言ってました。その全てが自分に返ってきてしまったような結果ですね。

大日本人の試写会で勢いをつけた松本さんはラジオの中でこうも言ってました。「もう俺、他の映画の宣伝とか予告とか見ると鼻で笑ってまうねん」と他の映画を卑下するような意見もありました。もしかしたら、映画の連載を持っていていろんな映画を見たところで「これなら俺でもできるかも」と思ってしまったのかもしれない。しかしながら、「お笑い芸人なんて俺でもできるわ、なんて言うやつがおるけど、そんな簡単なもんやないで」と常々視聴者の軽率な態度を非難してきた松本さんですが自分もそれをやってしまったみたいな結果ですね。

僕の盟友ウィリーさんも言っていましたが、「松本さんはたぶん北野武監督みたいになりたかったんだと思う。お笑いをやりながらも自分の好きな映画を撮るというスタンス。でも、たけしさんは小説を書いたり、起承転結のちゃんとした物語を作るというバックグラウンドを持ち、知識なども豊富でそういう経歴がちゃんとあったから映画でも成功したのだと思う。松本さんは確かにお笑いでは天才だけど映画を作る才能と知識は無かったことが大日本人でわかってしまった」ということです。

たしかに松本さんはコントを作るのは天才的かもしれないですが、コントと映画が全く別物というのはちょっと考えれば誰にでもわかることですね。中村うさぎさんも「5時に夢中」で大日本人はびっくりするくらい面白くなかったとはっきりとコメントしているし、いくら周りが持ち上げたとしても興行収入にそれは結果として表れてしまいます。

松本さんは映画に何を求めているのかはっきりとしませんが、発言などから察するとやはり芸術をつくりたいと願ってるようです。彼の中では芸術は誰もやったことがないもの作ったことが無いものというのが定義でさらにそこにお笑いを入れるとなるとそれは大変な作業だと苦悩しているようです。個人的な意見ですが、お笑いに妙な芸術性を求めたらその時点でもう笑えないのではないかと思います。変にこだわり過ぎて「これが笑いだ、よく見ていろよ!」と言ってやると大抵失敗すると松本さん自身が言ってる言葉です。無理やりお笑いと芸術を結びつけずに切り離して考えた方が良いと思います。たけしさんもそこは切り離しているし、笑わせるということはエンターテインメントなことでどちらかというとキッチュなものだから映画でそれを芸術に昇華させる必要は全くないと思う。

「テレビではもう規制が激しすぎて、やりたいことや言いたいことができない」というジレンマを抱えているかもしれないが、それだったら映画じゃなくてもっと自由に発言ができるラジオとかネットラジオとかでもいいような気がします。清水Pは「数億かけてやってしまいましたね」と酷評したそうですが、まさにその通りです。吉本もお金を出してるし、もうこのままだと誰も信用しないでしょう。

芸術ってのは理解に苦しむし中々受け入れられない。けどその中に言葉に表せない魅力が隠れているからこそ、芸術はいつの時代も人の心をつかんで離さない。ピカソだってあの落書きのような絵をみんなが理解はできなかったけどどこか魅かれるものがあるから今でも語り継がれているわけであって、そのピカソも本来は非常に繊細で写実的な絵を描くことができる画家でした。

僕は松本さんのお笑いセンスは天才だと思います。放送室はほぼ全部聞いたことがありますし、小学生のころはごっつええ感じを毎週楽しみにしていました。
ただ、彼の映画だけは今のままでは一生見る機会はないと思います。

周りが気を使って何も言えないという状況も悲しいもんですね…。

オハラ

80年代ノスタルジー

どーも、オハラです。

つい昨日、風邪を引いてしまいました。ちょっと疲れがたまっていた様です。

眠れないので、何かふとネットで動画でも見ていたら昔のCMがたくさんYoutubeにあったので見ていました。

僕もこういうのを見て「懐かしいな」と思うようになってしまいました。おじさんですね。イギリスに留学していた時もよくこういう昔のCMを見ていました。あの時は24、5歳でしたがただ単にホームシックだったようです。ノスタルジーとは昔を懐かしむという意味と故郷を懐かしむという意味もあります。故郷を離れていたから、昔を思い出して動画をみていたんでしょうね。

今は日本にいますから単純に昔を懐かしんでいるだけです。僕はCMが大好きで、あんな短い時間の中で多くの情報を提供しうまく編集して人々の関心を集める。キャッチーなCMソングや効果的な映像技法など、特に時代を反映していることが特徴的なのである意味で歴史資料みたいなものですね。

僕が子供の頃の80年代のCMは、とても魅力的でした。コーラのCMとかかなりアメリカナイズされていて、「I feel Coke」というのが当時のキャッチフレーズ、90年代は「Always Coka Cola」でしたね。

前に写真のことで描いた論文でも触れましたが、当時はCG技術が発達していないので、基本的に全て実際の映像を使っての撮影です。車のCMとか郡をなして町中を縦横無尽に走るCMなんてどうやってとったのでしょうか?その一瞬の映像に心血を注いでいるのがよくわかります。ゲームのCMもかなりお金がかかっていた気がします。西洋の雰囲気を出す為にわざわざ海外にロケにいったりとかも普通にありました。ゲームの世界観をCG無しに描こうとするところがまたいいですよね。

つい昔はよかったなんて言葉が漏れてしまいました。もうおじさんです。でも、今の子供達とか若者って楽しいのかな?まあそれなりに今を生きている若者や学生はそれぞれ楽しいことや娯楽があるのでしょうが、若者の生活を3ヶ月くらい体験してみたいですね。

僕が小学校や中学校、高校の時はインターネットなんて全く流行ってなかった。パソコン普及率もごく少数で携帯電話は中学2年くらいからPHSとかですこしずつ流行っていましたね。SNSなんてもちろんありません、代わりに小学生のころは交換日記というものが女子の間でありました。

音楽にしても、今CDが全く売れていないし流行廃りが早過ぎて、正直僕は今何のバンドが流行っているのか全くわかりません。好きなアーティストを無料でYoutubeで高音質で聞けてしまうし、わざわざお金を払って買う必要がない。昔はお小遣いをはたいてCDを購入してそれを何度も何度も聞いていた。友達に貸してあげたりして、汚されて返って来たり傷がついて返って来たりして何となくその貸した相手の人間性やずさんさもわかったりする。

昔は物を大事にしていたというのはかなり当てはまると思う。買ったCDを何度も聞いたり、ゲームも何度もやり込んだし、すぐに飽きるということがなかった。今はたぶんサービスがよくなりすぎたのかもしれない。スマホゲームの普及で家庭用ゲームが売れていないという。スマホゲームだって、CMでよくやってるけどほとんどパズルと何かをくっつけたゲームでどれも似ているし、次から次へと手を替え品を替えリリースする。これだけあると客も飽きるのは早いだろう。もう企業側も「長く大事に遊んでほしい」っていう考えが無いのだろうな。昔は親にゲームを誕生日に買ってもらったら次の誕生日まで待たなければならなかった、それまでそのゲームで遊び尽くすのが普通だった。

色々と便利になりすぎたのかもしれない。企業がこぞってサービスを競い合って、もう飽和状態になっているんだろう。ゲームだけにとどまらずどんどん技術は進歩して、新しい商品を世に送り出し始める。こうなるとだんだんと禁忌をおかすことになる。

というのも、僕はなんとなく癌の治療薬はとっくにできているのにそれを出してはいけないと禁じられているのではないかと思うのだ。寿命で亡くなる時の死因の代名詞の癌、これを克服してしまう薬ができたら人間は本当に体がボロボロになって心臓が止まるまで生きながらえるほどになるだろう、つまり死の概念を超越して自然の摂理が大きく狂ってしまう。だから、癌の特効薬は発売してはいけないと釘を刺されているように思えてならないのだ。

これと同じで、人々の生活や自然の摂理を狂わしてしまうような技術はタブーとされ、その一般利用が許されないのではと僕は思う。例えば、最近ロボットの研究が進んでいるが、まだ家庭用のロボットは実用化されていない。おそらく家事の半分くらいを手伝ってくれるロボットくらいもうありそうだがまだ出ていない。

このまま、少子高齢が進んで若い人が極端に少なくなって、移民に任せず今度は代わりに機械がなんでもやってくれるとなったらどうなってしまうだろうか?膨大なネットワークの情報や統計を機械が自動で収集し次に売れそうなゲームの草案を作ったり、歌を作って初音ミクよりもっと性能のいいボーカロイドに歌わせたり。人がいらなくなってしまうんじゃないか?

オハラ

スピッツではこの曲が一番好き



スピッツは本当に良い曲を作ってくれますね。20年前に作ったとは思えない良い曲です。

オハラ

ナンパ奮闘記~銀座 天魔降伏編 05

ウィリーさんも僕もこの時点でこの女性が完全に浮気をしていることを見抜いた。遠距離で(かなり偏見だが)見た目がさせ子、そこでウィリーさんが冗談っぽく「じゃあ、彼氏が遠くにいるから遊び放題だね」とさぐりをいれるとあっさりさせ子はそれを認めた。話を聞けば思った通りのさせ子で「遠距離恋愛は寂しい」という理由だけで自分の近くにいる男とやってしまうという。その相手は自分の病院の先生だったり、同僚だったりナンパだったりと枚挙にいとまがない。本人いわく全く罪悪感はないようで、完全に割り切っているから関係ないという。

しかしながら、させ子は婚約したものの結婚にまだ悩んでいるようで、最初はマリッジブルーだなんてもっともなことを言っていたが、簡単に言うと彼以外にももっと魅力的な男性がいるんじゃないか?イケメン、高収入、多趣味など、もっと条件の良い男性がこの先現れるんじゃないかと夢想しているようだ。彼氏が不憫に思えた、この女は長野で頑張って二人の将来のためにお金をためているのにこの女は他に良い男性が現れないかとアンテナを伸ばしているのである。

そこで今度はその彼氏とのなれ初めについて聞いてみた。するとどうやら大学時代から付き合っているようで、しかもそのきっかけがすごい。僕がさっき勝手に予想した通りの女だった。大学のサークルでメンバーで飲んでいて、させ子とあと男2人だけでその男の家で飲んでいたという。もう泥酔していてそのままのノリで、3人でやってしまったという。つまり3Pである。僕たちは凍りついた。ウィリーさんの目にも困惑の色が出ている、AVでしか見たことのない3Pを実践している女が目の前に現れたのだ。カメラが回っていないだけで、もうAVと変わらないことをこの女はしている。

しかも、次の日起きてみるとどう考えてもゴムをしていなかったのでモーニングアフターピルを飲んだとのこと。彼女たちはアフターピルのことを「レスキュー」と呼んでいた。どうやら業界用語のようである。「モーニングレスキュー」ウコンの力みたいだ。「いやー、でもそれでできちゃってたら超うけるよね?どっちの子だよって感じでwww」と品もなくゲラゲラと笑っていた。向かいの席の友人も「まじうけるよね」とゲラゲラ笑っていた。

この一件以来、この彼氏と付き合うことになったようだ。もう一人いた男は何故か全くこの件にタッチしなかったという。親にもとっくに紹介したが「3Pがきっかけで付き合うことになったなんて言えないよねwww」とゲラゲラ笑っていた。彼氏も彼氏でよく3Pした相手と結婚する気になったもんだ。前言撤回、そんな彼だからきっと長野で浮気している、お互い様だ、いいカップルじゃないか。ちなみに、そんなことがあったのに基本Hは生だという。もう一人の女も基本生でやると言っていた。

僕はなんだかひどくくたびれてしまって、ウィリーさんに「帰ろう」と目で合図をした。ウィリーさんも同じ考えのようで「んじゃ、俺たちはこれで」と席を立った。彼女たちももう帰ると席を立ったが僕たちは見送りもせずさっさと店を出てしまった。

電車に揺られてわが町Yotsugiに向かっている最中もずっと僕たちはさっきのことを反芻していた。もしかして、最初に300Barで出会った女の子もそうなのかな?何だか、世の中の女性全てがそんな風に思えて仕方がない。みんな隠しているだけで本当は3Pとか経験人数3桁とか普通なんじゃないか?若い子の性が乱れている、基本みんな生でやるらしい。ウィリーさんはどんな女性でも必ずゴムをつけるが、ウィリーさんが経験した女性のほとんどが「生でいい」と言うらしい。ゴムを付けてことに臨むと「まじめだね」と感心されるという。特に25以下の女性全員に共通するという。今の若者は基本つけないのだ。

ウィリーさんも僕も男子校出身だ。女性のことはチンプンカンプンだが、こうまで倫理観がずれていると思わなかった。僕はウィリーさんに「もう僕たちも年をとったんだよ。若いやつらの性の倫理とかはもう違うんだ」と結論付けた。丁度、僕たちが小学生くらいのころ、エイズが世界的に流行の兆しを見せていた。エイズの撲滅キャンペーンなんてものもテレビで連日騒がれていて学校でも先生が教えてくれた。今では考えられないがテレビのCMでもバンバン流れていて、若い女性が「エイズの感染原因は、SEXです」と顔をドアップにして言う過激なCMが流れていたのだ、夕飯の時に。男子校で育ったウィリーさんと僕はAVくらいしか性を学ぶメディアは無かった。AVではゴムをつける描写が描かれずそのまま生でやっているかのように見せるのがうまい(本当に生でやっている男優もいるだろうが…)、それでも成長の過程で「ゴムは必ずつけよう」という意識は芽生えて育った。

今日は果たして良い日だったのか、悪い日だったのか?天使と悪魔の両方に出会ってしまったそんな不思議な日だった。


オハラ

ナンパ奮闘記~銀座 天魔降伏編 04

「今度結婚するんですか?」となりの女性は一瞬笑って「ああ、聞こえてました?」と人懐っこい笑みを見せた。ナンパにおいての最初の攻撃はまず女性を笑わせることである。どんなに怪しい男でも笑わせられると女性は一瞬気が緩む。笑ったからにはその会話に参加せざるを得ないからだ。

ほどなくして先ほどの女性もトイレから帰ってきた。「え、なに?結婚の相談してるの?」と即座に会話にのってきた。どうやら彼女たちもまんざらではなく、むしろ男が入ってくることを望んでいたようである。

彼女たちの容姿はウィリーさんの隣に座っていた女性は肩あたりまで伸びた黒髪で顔はかなり幼い、というか芋っぽい印象を受ける顔だった。田舎から東京に上京してきてまだ慣れていない化粧でとりあえず目元だけばっちり書いてちょっと頬を桃色に染めただけというシンプルな顔でヘアスタイルにもさほどこだわりが無く、服装もプラダを着た悪魔の主人公の変身前のような地味でスカートNGみたいな感じの色気にかける女性だった。しかしながら、この幼い芋っぽい顔で薄化粧の黒髪、一見無害に見えるその容姿の奥底にうごめく禍々しい性欲のオーラを感じずにはいられなかった。

例えるなら、大学のサークルに一人はいる所謂「させ子」という雰囲気、つまり地味系ビッチだ。一見、田舎出身で純朴そうな外見で明るくみんなとよく遊ぶがその外見とは裏腹に性欲は旺盛でサークルの飲み会でいい感じの雰囲気になってしまった先輩の家でそのままH、これを他のメンバーにもその都度飲み会などがあると繰り返す常習犯の為、穴兄弟がサークル内で大量に発生してしまう。逆に容姿が整っていてマドンナのような女子はプライドが高いため自分を安売りしない、そんなに簡単に体を許さずちゃんと相手を選ぶため意外とビッチにはならない、つまり常に高嶺の花でいる。一方でこういう純朴そうな田舎っぽい子が一番危険なのである。こうして純粋な男子生徒がその容姿に過度な幻想を抱きその子の真実を知った時に初めて女の恐ろしさを知る。ブルーハーツの歌詞だけがすべてではない、大人になるということは女は非情で狡猾で残虐な生き物であるということを知らなければいけないのだ。良い大人になっても女はやたらと可愛いものを愛でる癖がある。それはその内に秘めたる残酷性が表に露呈しないように取り繕う隠れ蓑なのだ。化粧が女性にだけ許されているのもまた同じ理論である。

僕の隣にいたもう1人の女性はちょっとフィリピンとかの地が少し入っていそうな顔立ちで弥生顔ではなかった。例えるなら外国製の赤ちゃん人形みたいな感じのくりくりした目で少し肉付きの良い顔と体であった。その影響で胸も少し大きかった。髪は少し茶色で肩甲骨より少し下に来るような長さだった。こちらも服装は地味でまったく色気は感じなかった。

話を聞いていくと二人は看護師で25歳とのこと。させ子の方は先日婚約を済ませて結婚まで秒読み段階だ。彼氏の方はどうやら長野に単身赴任していて教師をしているとのこと、つまり遠距離恋愛である。

続く

ナンパ奮闘記~銀座 天魔降伏編 03

結局、この女子二人とは30分ほど話をして1杯飲み終えたところで我々は場を去った。言い換えれば他の男たちにチャンスを譲った。というのも深追いは禁物、この女の子だけで3、4杯も酒で抱え込むわけにいかないしこの女の子も場の雰囲気を楽しみたいだろう。ウィリーさんはスマートに連絡先を聞いて、「じゃあ、あとは楽しんで」とその場を去った。

ここにもウィリーさんの策略があった。前述したように最近の300 Barはぎらついた男たちであふれている。嫌がっているのに「この後、カラオケ行こうよ」とかしつこく誘う男もいっぱいいる。そう、あえて紳士的に別れることで、後になって「ああ、最初に声をかけてくれた人はいい人だったんだな」と思わせる作戦だ。これは相手を見極める必要がある。いかにものりのりでバイブスがどうのこうのと言ってるようなギャルにこの作戦は通用しない。おとなしそうで控えめでオラオラ系が苦手な女性にのみしようできる戦法だ。

300 Barを後にしたが、いささかの気の毒な感じもあった。あの後二人はおそらくオラオラの男たちの餌食になってしまっただろう。しかも野郎率が高かったからこれじゃあまるでベルセルクの蝕みたいだ。地獄絵図が待っているだろう。

とはいえ勝利の美酒に酔いしれたい我々はHubへと移動した。まずまずの混雑具合でテーブルが2,3空いてるだけだった。最近ではChimayのredは卒業しバスペールエールを飲むようになった。やはりパブなんだからパイントのグラスでビールを飲まないと趣が無い。ビールを二杯注文して席に戻るとウィリーさんがいない。なんとウィリーさんは女子二人組の隣のテーブルの客が帰ったのと入れ替わるようにしてそのテーブルを確保した、職人技である。

席についてまずは乾杯。バスペールエールはなんともニュートラルな味で特徴があまりない、アロマの香りがついてるわけでもないし炭酸がキツイわけでもない、それゆえに飲みやすく何杯でもいける。ちなみに1パイントは約568ml、かなりの容量だ。改めて隣の女子を観察すると年齢はまあ24,5歳と言った感じで、二人ともかなり地味な服装に地味な化粧と言った感じ。あまり銀座に遊びに来たというわけではなく、女子だけで飲みに来たという感じだった。

注意して彼女たちの話に耳を立てるとウィリーさんの隣に座っている女性が今度結婚をするという。すると僕の隣に座っている女性が「じゃあ子供を産むときは私に任せてね」なんて言っている。どうやら看護師のようだ、それも助産とかの系統のようだ。

しばらくして片方の女性がトイレに立った。そのタイミングを見計らい僕はウィリーさんに人差し指と親指だけを広げてピストルのような形をつくりウィリーさんに向けた。これはプロレスラーがシュートすなわち真剣勝負を挑むときの合図である。ウィリーさんはゆっくりと頷き、隣の女性に声をかけた。

続く