ナンパ奮闘記~銀座 天魔降伏編 04 | ラジオ!Yotsugi Busters!!

ナンパ奮闘記~銀座 天魔降伏編 04

「今度結婚するんですか?」となりの女性は一瞬笑って「ああ、聞こえてました?」と人懐っこい笑みを見せた。ナンパにおいての最初の攻撃はまず女性を笑わせることである。どんなに怪しい男でも笑わせられると女性は一瞬気が緩む。笑ったからにはその会話に参加せざるを得ないからだ。

ほどなくして先ほどの女性もトイレから帰ってきた。「え、なに?結婚の相談してるの?」と即座に会話にのってきた。どうやら彼女たちもまんざらではなく、むしろ男が入ってくることを望んでいたようである。

彼女たちの容姿はウィリーさんの隣に座っていた女性は肩あたりまで伸びた黒髪で顔はかなり幼い、というか芋っぽい印象を受ける顔だった。田舎から東京に上京してきてまだ慣れていない化粧でとりあえず目元だけばっちり書いてちょっと頬を桃色に染めただけというシンプルな顔でヘアスタイルにもさほどこだわりが無く、服装もプラダを着た悪魔の主人公の変身前のような地味でスカートNGみたいな感じの色気にかける女性だった。しかしながら、この幼い芋っぽい顔で薄化粧の黒髪、一見無害に見えるその容姿の奥底にうごめく禍々しい性欲のオーラを感じずにはいられなかった。

例えるなら、大学のサークルに一人はいる所謂「させ子」という雰囲気、つまり地味系ビッチだ。一見、田舎出身で純朴そうな外見で明るくみんなとよく遊ぶがその外見とは裏腹に性欲は旺盛でサークルの飲み会でいい感じの雰囲気になってしまった先輩の家でそのままH、これを他のメンバーにもその都度飲み会などがあると繰り返す常習犯の為、穴兄弟がサークル内で大量に発生してしまう。逆に容姿が整っていてマドンナのような女子はプライドが高いため自分を安売りしない、そんなに簡単に体を許さずちゃんと相手を選ぶため意外とビッチにはならない、つまり常に高嶺の花でいる。一方でこういう純朴そうな田舎っぽい子が一番危険なのである。こうして純粋な男子生徒がその容姿に過度な幻想を抱きその子の真実を知った時に初めて女の恐ろしさを知る。ブルーハーツの歌詞だけがすべてではない、大人になるということは女は非情で狡猾で残虐な生き物であるということを知らなければいけないのだ。良い大人になっても女はやたらと可愛いものを愛でる癖がある。それはその内に秘めたる残酷性が表に露呈しないように取り繕う隠れ蓑なのだ。化粧が女性にだけ許されているのもまた同じ理論である。

僕の隣にいたもう1人の女性はちょっとフィリピンとかの地が少し入っていそうな顔立ちで弥生顔ではなかった。例えるなら外国製の赤ちゃん人形みたいな感じのくりくりした目で少し肉付きの良い顔と体であった。その影響で胸も少し大きかった。髪は少し茶色で肩甲骨より少し下に来るような長さだった。こちらも服装は地味でまったく色気は感じなかった。

話を聞いていくと二人は看護師で25歳とのこと。させ子の方は先日婚約を済ませて結婚まで秒読み段階だ。彼氏の方はどうやら長野に単身赴任していて教師をしているとのこと、つまり遠距離恋愛である。

続く