ウェッジセッティングを考察する③ | 日々是ゴルフ

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18歳:ゴルフ場研修生に(ゴルフ未経験)
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こんにちは。案の定キャロウェイから追加のトリプルダイヤモンドが発表されましたね。一つはトリプルダイヤではないですが。2機種ずつは少ない気がしますね。日和ったかキャロウェイ(煽り)。

 

 

 

さて。ウェッジセッティング考察その③です。議題がとっ散らかるとアレなので今回は論点をロフトと距離の打ち分けに絞って考察していきます。

 

 

実際お店でもこの手の相談は非常に多いです。

 

 

昔はそうでもなかったと思うのですが、要因はプロでもウェッジ本数を増やすケースが増えてきたことと、なによりアイアンロフトの多様化でしょう。

 

PWのロフト一つとっても主だったところだけでも46度から37度まで多種多様。37度はおまえホントにPWか……?

 

なので、ロフトを基準にウェッジ選びを考えていく場合、まずは自分のPWのロフトとそのPWで何ヤードを打っているか把握する事が必要になります。

 

 

 

 

これはミズノさんのフィッティングデータに基づいた目安のウェッジ飛距離ですが、結構参考になると思います。

 

 

自分の場合ですと46度のPWをしっかり振って120ヤードくらいを打つので、50度で106ヤード、54度で94ヤード、58(59)度で80ヤード。ほぼほぼ一致します。ドライバーはこんなヘッドスピード出ないけど。

 

 

この表で注意するのはあくまで目安、ということもそうですが、PWの飛距離から階段を造る場合、PWが異種素材複合型の場合はロフトよりやや飛ぶ傾向にあることは注意した方がいいでしょう。

 

世間で販売されている単品売りのウェッジはほぼほぼマッスルバック形状なので、ロフトピッチを一定にした場合少し距離が出ない可能性があります。

 

もしそういったアイアンを使われている場合は、最近はPWの下にGW的なものがラインナップされてることも多いのでそれを入れる方がバランスはとれると思います。ソールの数字換えろよもう

 

 

で。PWのロフトと飛距離を確認して、そこからどう距離を計算してロフトピッチを構築するか、になるのですが。

 

このときに「きれいにロフトピッチや距離をそろえる」のではなく、あくまで「自分の打ちたい距離を打てる」ウェッジを選ぶのが良いと私は思います。

 

 

私の場合はたまたま打ちたい距離のロフトがうまい事等間隔になっているため見た目きれいなんですが、それにこだわる必要は一つもないと思うわけです。

 

上のミズノの距離を目安にすると、ドライバーヘッドスピード42~43m/sの人の場合、PWのロフトを46度と仮定するとPWでは112ヤードを打つことになります。

 

等間隔にロフトピッチや距離のフローを揃えることを考えると、ウェッジ2本体制だと52度(94ヤード)、58度(76ヤード)と刻むことでロフトは6度ピッチ、飛距離は18ヤードピッチとなり、見た目美しいセッティングとなります。

 

 

ですが、実際にコースで使うことを考えたときにこれでいいのかというと、個人的には疑問が残ります。

 

仮にこの距離をきっちり打てると仮定しても、コースで「フルショットで打てる距離を残そう」とマネジメントした場合、「94ヤード残し」となるとそんな細かく距離を打ち分けてティショットやセカンドショット、トラブルショットで刻むやつおる???となります(個人の感想です)。

 

 

できるにしてももうちょっと幅を持たせてやって、「100ヤードくらい残そう」とマネジメントしてく方がメンタル体力的にもいいのではないかと思うわけです。

 

 

そうなってくるとウェッジのセッティングも少しいじり、46度のPWの下には100ヤードを打てる50度を入れ、下に80ヤードを打てる56度ないし58度を入れるほうがコースで使用することを考えるとバランスが取れる、と考えます。

 

 

この場合ロフトピッチは46度・50度・56(57)度となりピッチがそろいませんし、距離フローも112ヤード・100ヤード・80ヤードと一見バラバラに映りますが、個人的にはこの方がコース内でのマネジメントはしやすいと感じます。

 

 

まあこれはあくまで私の感じ方ですので、もちろんロフトピッチや距離フローを正確にとった方が計算がしやすい、使いやすいという方もいるとは思います。あくまで「わたしの考察ではこうなる」という一つの意見として受け取っていただければ。

 

 

まあそもそも距離=ロフトではないので、上のミズノのデータが当てはまらない場合もありますので最終的には「ロフトピッチや距離フローを気にするのではなく、打ちたい距離の打てるロフトのクラブを入れる」くらいの考えが「ロフトと距離を基準としたウェッジ選び」だと思っていただければよいかと。

 

 

 

距離とロフトによる考察はとりあえずここでひと段落としておきます。

 

 

 

 

この先は距離を基本としてもっと細かい状況や使い分けに対してさらに深堀していきます。ぶっちゃけ非常にマニアックというかコダワリが強いというか一般的な認識からは不必要とも言える(沼ともいう)に足を突っ込んでいくので、これ以降は番外編と題して少しずつ書いていければと思います。ついてこれる奴だけついてこいッ

 

 

それでは今回はこの辺で。次はまたプロのクラブセッティングでも書こうかな……。でも全米プロもやってんな。デシャンボーやせすぎでは?

 

 

 

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