「愛されるためには、明るくなきゃいけませんか？」
「どうしても過去のトラウマが忘れられなくて、ポジティブになりきれません…」
とても…優しくて、本当に真面目で…
一生懸命生きていらっしゃる方から、
こうしたご質問をお受けすることがあります。
そして、こうした方々が抱えているのは、
「ポジティブにならなきゃ」と普段から一生懸命に、本当に必死で頑張っている。
「でも、それでも過去が痛すぎて、どうしよう、、、そんなことできない」
という心の葛藤（悲鳴）なのです。
いつもご覧いただきありがとうございます。
何歳からでも幸せな恋愛・結婚は叶えられる「潜在意識心理学®︎花嫁心理学®︎」
マリアージュカウンセラー斎藤芳乃です。
最初から、あんな家庭に生まれなければよかったのに。
最初から、あんな家族の元に生まれたくなかった。
私だって、大切にしてくれる、私が生きるために必要なことを教えてくれるきちんとした家庭に生まれたかった。
そうすれば、こんなに愛されずに苦しむことはなかったのに…！
…ポジティブに生きていたい。
でも、そうできない。
愛の意識でいましょうと言われたって、与えましょうと言われたって、
今まで愛されずに生きてきたのに、まだ「私ばかり」しなきゃいけないの？
そんな、心の苦しみをクライアントの皆様から聞かせていただくことが少なくありません。（話してくださってありがとうございます）
そうですよね、、、そんなことは思いたくないのに、でも、止められずにそう思ってしまう…その気持ちが、本当によくわかります。
「最初から」愛されて、大切にされて、
愛がどんなものかも知っていて、
感情を荒ぶることもなく、
普通にセルフイメージも高く、
関わる人と対等な関係を自然に作れて、
女性として自分をケアすることも知っている、
多少誰かに嫌味を言われたって気にしないほどの自尊心をもともと持てていて、
だからこそ、あらゆることにチャレンジできて…
「生まれ」の違いによって、これほどまでに、人生が違ってしまう。
羨ましくて、でも羨ましいと嫉妬していると、素敵なことは引き寄せられないと知っている。
そんなジレンマと自己嫌悪と自己否定に泣きたくなる夜があることを、こうした夜を何年も経験したからこそ、私もとてもよくわかるんです、この苦しい葛藤が。
けれど、、、こうした想いに胸が潰されそうになっているあなたに、どうか知っておいてほしいことがあるんですね。
それは、愛されるためには、決して
「生まれながらにポジティブであるかのように、明るくなければいけないことはない」
ということを。
そして、こうした「生まれが不幸だった」ことに対する心の傷やトラウマがあるのであれば、一旦、ポジティブや前向きになることをやめてほしいのです。
その理由は、無理にポジティブになることは、傷ついた自分を否定し、
自己虐待
していることになるからなんですね。
かわいそうな自分がいる。
羨ましく思ってしまう自分がいて、
「生まれ」によって、もう翻弄されてしまっている自分がいる。
その自分を「なかったことにして」無理に駆り立てて明るく振る舞うなんて、それは単に過去の自分の全否定に他なりません。
「暗かった、傷ついたお前は消えろ！！！」
「愛されなかったお前なんて、いなくなれ！！！！」
そう、心で自分を追い出して非難しているのと同じことなんです。
では、どうすればいいか？というと…
明るくすることの、真逆でいいのです。
辛かった自分を認める。
ああ、辛かったねと、気がすむまで自分のために泣いてあげる。
苦しくて、苦しくて、「最初から」幸せそうな人を見るたびに、心がエグられそうになってきた自分を見捨てることなく、
「こんなにも不幸だったのだ」
「こんなにも恵まれなかったのに、それでもなお、私は必死で生きてきたんだ」
まずはそう、自分の苦しみを認めることから初めてあげてほしいのです。
このプロセスを、「自己受容」と言います。
簡単に言えば、自分を受け入れることです。
深く、深く、ただ、自分のそのままの感情や、そのままの人生を、生まれを、大変だったことを、心の傷を、
そのまま、本当に否定することなく、認めてあげる。
その心の傷はとてもとても深く、認めてしまえば涙が止まらず、もう死んでしまうのではないかと思うくらい、泣くこともあることでしょう。
けれど、、、
こうして自分の痛みを肯定してあげることで、初めて、「癒し」と呼ばれる潜在意識の変化が始まります。
ここでの変化は、「そのままの自分を、本当にありのままに認めてあげている」という深い深い愛のプロセス。
こうした「母親を超えるような大きな愛」を向けてあげることで、まずは自分を受け入れてあげられた…という潜在意識の変化が起こり、
そこからようやく、本当の意味で、自分の存在を肯定できるようになったり
自分のことを大切に思ってあげられるようになるのです。
こうした癒しのプロセスは、愛される人生を歩むために、とても大切なこと。
なぜなら、自分を否定したままでは、現実の世界では鏡の法則として、自分がしているのと同じように自分を否定する人が現れ続けるから。
「現れ続ける」
まさに、不幸が繰り返されてしまうんです。
あなたを否定する恋人、
あなたを否定する上司、
あなたをマウンティングする友人、
あなたをさりげなく仲間外れにする同僚。
心の中で自分を置き去りにしている感覚が、その寂しさが、そのまま現実の世界に「投影」され、そのまま苦しい現実の人間関係、恋模様となっていくのは、潜在意識のメカニズムが「内側から外側を創り出す」性質を持っているから。
だからこそ、まずは…
ポジティブさという自己否定を捨てて、本当の意味で自分を肯定するための、暗く辛い、深い闇の中にいる自分への同情と共感（…という自己受容）
を始めることが、幸せな愛への第一歩となるのです。
この、トラウマをそのまま認め、そのままの自分を偽りなく受け入れて、本当の意味で愛していくプロセスは、私自身も長い間、お金と時間をかけて行ってきたことでした。
机上の空論ばかりの授業を受けていた時はできなかったことです。
でも、それらを手放し、本当に自分の心に向き合い、「自分の潜在意識の存在」を尊重するようになった瞬間に、自分を認めるという本当の癒しが始まりました。
そしてその結果、私が泣いていても、恐れていても、その私を認めて抱きしめて愛してくれる、その私と共に人生を歩んでくれるパートナーとめぐり逢えたのです。
だからこそ、このプロセスを、あなたにもどうか体験してほしい。
ポジティブなんかにならなくていい、
恐ければ抱きしめてもらえる愛情を、
暗くなっていれば、笑わせてくれたり、一緒に隣で膝を抱えたまま、静かに寄り添ってもらえる、その愛情を、あなたにも経験してほしい。
奇跡はこうして、いつも自分と向き合うことから始まります。
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