心の花嫁学校マリアージュスクールの斎藤芳乃です。
今回は、「憎しみや苦しみを解放し、自分の性格や、人生を書き換えるための感情解放方法」をお伝えしていきたいと思います。
私たちの心の制限や不幸の原因は、過去の苦しみ=感情が元になり出来上がっています。
①私たちが過去、誰かから酷い仕打ちや、傷つくことをされる
②その体験繰り返されることによって、心を閉ざしたり、「どうせ私なんて」というように思い込むようになってしまう
③そして、大人になってからも、その傷ついた感情を元に創られた「どうせ私なんて」という思い込みのまま行動したり、発言したり、自分の人生を諦めるようになる
ということです。
つまり、私たちの不幸には、必ず過去が関係しているということです。
たったひとつの小さな思い込み…例えば、「どうせ私なんて誰からも助けてもらえない」という思い込みであったとしても、それは必ず過去の体験が原因となって創られているんですね。
そして、ここからが感情解放のやり方のご説明になりますが、それらの思い込みや制限というのは、その思い込みや制限だけを何とかしようとしても、どうにも外せないものなんですね。
例えば、「どうせ助けてもらえない」という制限であったならば、実際に過去に「助けてもらえなかった」という体験に基づく強い感情があるため、
その体験をふまえた上で「それでもきっと助けてくれるかも知れない」と信じ込もうとしても、「でもどうせ助けてくれないに決まっている」というように、必ず自分のプラスの想いに反抗する意見が自分の中で生まれてしまうんですね。
助けてくれると信じたいけれど、でも、過去の体験があるために、どうしても助けてくれると思えない自分がいる…。
だからこそ、変わろうと頑張ったとしても、いつまでもその相反する「助けてくれる」「いや、助けてくれない」という葛藤する想いにはさまれてしまい、結局のところ、助けてくれると思えたり、思えなかったり…という、とても不安定な状態になってしまうのです。
こうした矛盾する二人の自己がいることは、決して悪いことではありません。
むしろ、過去に酷い目に遭ったからこそ、信じられないのは当然のことですし、それをねじ曲げて無理矢理信じ込もうとするほうが、自分に対しての否定や虐待になってしまうんですね。
ですので、こうした場合は、まずは「信じられない自分がいる」ということを、ただありのままに認めることが大切です。
どんなに頑張ろうとしても信じられない自分がいる…。
それはなぜかというと、それだけ過去の出来事に傷ついたから…。
このように、必ず自分が「何かをできない」という場合は、それがどんな小さなことであったとしても、理由が存在しています。
その理由を無視せず、まずはそこに寄り添ってあげること、そこから本当の自分の解放が始まっていくんですね。
そして実際の感情解放では、この「過去に傷ついた気持ちを解放し、その時の自分を自分で救い出してあげる」というプロセスを行います。
まずは、今までは感じないように閉じ込めていた過去の体験と、それに基づく感情を、ありのままに感じてあげます。
「人が自分を助けてくれると信じられない、なぜならそれは、過去にたくさん裏切られてきたからだし、そして誰も助けてくれなかった」ということならば、
ただその「助けてもらえずに苦しかった」という感情を感じてあげるんですね。
これは、元彼への憎しみでも怒りでも同じことです。
「◎◎されて本当に苦しかった、悲しかった」という自分の気持ちを感じられないからこそ、いつまでも相手を恨んだり、相手に復讐したいと考えて、相手のことが忘れられなくなってしまうんですね。
ですので、まずは「ただ、感じるということ」、これが重要です。
そして、感じてあげることができたら、次に、「本当はどうしてもらいたかった」「本当はどうしたかった」という自分の心の奥底に隠した本音を聞いてあげるのが次のステップです。
恨みや憎しみに変わるほどの感情の裏には、必ず「やってもらえなかった苦しみや悲しみ」や、「裏切られたことに対する絶望」「それに反論できなかった悲痛な叫び」「本当はこうしてほしかったという切望」などが隠されていますから、
その時にできなかったことや言えなかったこと、本当はしてもらいたかったことを、改めてただ感じて、してあげるのです。
本当は優しくして欲しかった。そんな自分に対して心から共感し、優しく接してあげるということ…
本当は信頼して欲しかった。そんな自分に対して、心から褒めてあげて、自分が自分に対して認めて信頼してあげるということ…
本当は助けて欲しかった。助けてもらえなかった自分に対して、心から自分を救うためにこれから一生懸命になってあげるということ…
本当は抱きしめて欲しかった。寂しく孤独だった自分に寄り添い、心から自分のことを抱きしめ、「よく頑張ったね」と声をかけてあげること…
自分の中で伝えることが出来なかった想いは、いつまでも胸の奥で自分を蝕んでいきます。だからこそ、今こそ自分が自分のために感じてあげるということ…。
その時できなかったとしても、そのときしてもらえなかったとしても、その苦しみや悲しみに寄り添い、肯定し、ただ傷ついた自分に対して100%の愛情を注いであげることで、
「私は本当は、傷つけられていい人間ではなかった。本当はこんなふうに願ったことをされていい価値を持っているし、本当にやりたいことをやってよかったんだ」というように、癒しと共に思い込みが書きかわっていくのです。
これが、「私」という存在の自尊心を取り戻していく感情解放のプロセスです。
過去の傷は、そのまま放置しておけば、やがて相手に対する憎しみや怒り、そしてそんな仕打ちをされてしまった自分への屈辱に変わり、どす黒い気持ちになって、卑屈や自己否定、ブロック、他者への攻撃などに変化していきます。
けれども、傷を認め、受け容れ、癒し、自分が自分に対して100%の理解と共感を与えてあげるだけで、完全にパターンは書きかわっていくんですね。
例を挙げた「どうせ人は助けてくれない」という思い込みであるなら、助けてもらえなかった過去の苦しみを解放し、認め、受け容れてあげるだけで、
◎私は本当は助けてもらいたかった
◎私は助けてもらう価値がある人間だ
◎私は人からの助けを受け取って良い
◎私はもちろん、人に助けを求めてもいい
◎過去に助けてくれなかった人と、今自分が関わっている人とはまったく別の人間だ
◎助けてもらうことは屈辱的なことでも、悪いことではない
◎だからこそ、自分も人を助けてあげることをしてあげられる
◎私は人を助けるという価値ある行動をできる優しい人間だ
◎誰しもできないことがあって当然だ
◎助けてくれない人もいるけれど、助けてくれる人もいる
◎助けてくれない人がいたとしても、それは私の問題ではなく、相手の人間性の問題だ
◎だから自分に原因があると責めないでいい
◎自分が助けを求めなければ誰も分からないから、自分から表現してみる
のように、今まで持っていた「どうせ私は助けてもらえない」という思い込みや制限が書きかわり、
思考が変わり、自分に対する態度が変わり、人に対する態度が変わり、人に対する発言が変わり、普段の人への態度や行動が変わっていく…というように変化していきます。
このように、私たちは、たった一つの苦しみが原因となって、あらゆる制限を自分に課したり、あらゆる苦しみや思い込みを抱え込むようになってしまうからこそ、その苦しみをそのままにせず、自分で受け止め、本当の自分の気持ちに寄り添い、自分のために愛を与えてあげること…
世界にたったひとりしかいない自分という存在のために、自分が命をかけて自分のことを守り、愛し、味方になるというプロセスによって、どんな過去の苦しみも恨みも、そこに留まることなく変えていくことができるのです。
あなたは過去、どんな苦しみを与えられ、そこでどんな制限や思い込みを創りあげてしまいましたか?
それがどんな苦しみであったとしても…それを放置せず、あなたがありのままの自分の感情に寄り添い、本当に自分がしてほしかったことやしたかったことをもう一度、ありのままに感じることができたとき…
必ず苦しかった過去や心の傷は癒され、過去への強い執着や苦しみは消え、今までとは違ったパターン=新しい人生や縁が始まっていきます。
すべては、ただありのままの自分を、ありのままに感じてあげることで起こります。
どんな感情を持っていたとしても、それはあなたのせいではなく、ただあなたの心の傷があるだけなのです。
あらゆる感情があるこそを恐れず、自分を拒絶することなく、あなたという人を誰よりも何よりも大切に、そして、あなたという人が傷ついて来た過去にも寄り添い、敬い、否定することなく、
ご自身を受け容れてあげてほしいと思います。
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