SCOOMAの仕上げ、Panasonic PN-500-Sのフレーム修正の続き(真似るな危険!) | 休業日報

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地味な自転車や機械、軽トラの事。

思った以上にSCOOMAのフレームのフニャり具合から引き出される乗り味が楽しかったので、コレクション入りの為に仕上げを行います。


いつものサドルとグリップです。


もう何個買ったかなあ。





でも、グリップとサドルは消耗品と割り切っているしコレじゃないと落ち着かない(笑)





折りたたみのプラペダルは苦手なので、基本的に折りたたみ自転車でも固定式のペダルをつける事が多い。


コレだけ台数があると高級な折りたたみペダルは予算的に絶対無理。


そして現在黒い中古ペダルの在庫がコレしかないのでSUNTOUR(三ヶ島AR-3)を装着。





ちょっと面倒だけど各部のグリスアップも行う。


前後のハブにバラ玉ではなくリテーナーが使われている。





コストが掛かっているなあと思う反面、玉数が減るので耐久性や走行抵抗的にはどうなんですかね?





BB周りはサボろうかと思っていたが、玉押しがユルユルだったので諦めてグリスアップと玉押し調整。


ヘッド周りも軽くグリスアップ、テキトーなので写真を撮る事すら忘れる。





ハンドルにライトを固定する時の樹脂製スペーサーを加工して懸念だったハンドル周りのスペーサーを作り嵌め込んだ。


ハンドル固定用のブレーキレバー台座を使ったクイックレリーズも良い感じに機能しています。


チェーンガードは不要なので捨てた。





近所を一周してきただけですが、たまに乗るならフレームのフニャっとする感覚が面白い。


表現が難しいんですけど、曲がる時に尻をそのまま残し、ハンドルを曲げていくのではなくハンドルごと直進のまま内側に倒す様にすると曲がっていくんです。


その動作をキッカケに曲がるのがちょっと新鮮。


二輪車は基本的にバンクさせて曲がる物なのでキッカケがハンドルの押し引きか、フレームのガタを使ってフロント周りを寝かし込むかだけで同じ動作ではあるんですけど。


そもそも縦に折りたたむ自転車が大好きだと言うのもあります。


何はともあれコレクション入り決定。


その後、Panasonic PN-500-Sをバラしながらフレームを再度修正。


ヘッドチューブに挿したハンマーを他のハンマーでぶっ叩いたり、長いパイプに替えて捩ったり・・・。





コレで直るのか?


初回の修正で107cmまで伸びたホイールベースが106.3cmになる。


写真は自転車やカメラの角度、レンズ収差などで実際の状態より変形して見える場合があるので参考までに。


初回フレーム修正


2回目フレーム修正



並べてみても違う様な違わない様な(笑)


「本来の強度が・・・」とか「精度が・・・」とか言うツッコミは御門違いです。


そんな事は理解した上でのフレーム修正です。


注)先に書いておきますが私は古いマスプロモデル大好き人間です。

国内外のメーカーをけなすつもりは全くありません。


ハンドメイド品を除いた、どんな国内外メーカー製でも元々精度(組み付け精度を含む)が出ているか怪しいマスプロモデル(ココ大事)の自分で調べた事も無い精度で大騒ぎしたり、どれほど強度が下がっているかも検証した事も無いのに安全性がと騒ぎ立ててまだ乗れる可能性がある自転車を処分するか?


完全な精度や強度が出なくても全体としてバランスさせ機能する様にして注意しつつ乗るか?


私は迷う事無く、後者です。


鉄フレームに限っての話ですが、何台も修正して何台も乗っており、フレームを何本も復元不能な所まで捩ったりあえて壊したり、切断して溶接やロウ付けして自転車を作ったりと一般の人には無縁なジャンク遊びの経験値を上げています。


ジャンク自転車はよく訓練された専門家?が修理を行い、よく訓練された専門家?が乗車する自転車なのです。


ブログには書いていませんが、フレーム修正や特殊な加工の終了した自転車についてはデータ取りが終わったら特例を除いて破壊試験を行なったりバラして処分した物が殆どです。


当然、苦労して修理再生した歴史ある自転車を処分するのは忍びないですが誰かが知らない所で怪我したり、この自転車は無事故で良い自転車だよとか素人さんに嘘をついて高値で売る様な悪者が出てくるとも限りませんから・・・。


そこら辺を理解してくれる方ならいくらでも部品代のみでジャンクから再生された歴史ある自転車達をお譲りしたいんですけどねえ。


保管場所にも限りがありますし。


まあ、勝手に真似して怪我や後遺障害が出たり他人に大怪我させたり死人が出ても私にはどうする事も出来ませんし、どうこうする気もありません。





ここまでバラして時間切れ。


PN-500-Sはどういった仕様にするかまだ悩んでますが、普通に27インチのまま組み上げてマルイシのロードエースやニシキのグローバルと比較してみたい気もする。


裾物とはいえお初のPanasonic製クロモリなのでちょっとワクワク。