SCOOMAの修理、Panasonic PN-500-Sのフレーム修正(早朝からレストア準備) | 休業日報

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地味な自転車や機械、軽トラの事。

細々と空き時間を見てジャンク回収で手に入れた自転車をレストア前に乗れる状態にする。


ここで失敗すると鉄屑置場行き確定。


朝の7時からフレーム修正をしているのは日本中でも私を含め3人くらいでしょう。





しかもいつものアレです。


車にフロントホイールをベルトで固定し・・・。


自転車を持ち上げて後方にドン!


ハンドルを自転車前方から押さえてとりゃ!みたいな感じ。


コレで直るのか?


直るんじゃなくて直すんです!



フレーム修正前



フレーム修正後



フロントから突っ込んだフレームの特徴であるトップチューブとダウンチューブの前方下側に出来ていた波打ちが綺麗になくなりました。


ホイールベースも105cmから107cmまで伸びました。


今まで所有したマスプロモデルのサイクリング車ではホイールベースが1番長い。


トップチューブも56cmと1番長いからこんなもんなのか、それとも引っ張り出し過ぎたのか(笑)


正式なジオメトリーは知らんので見た感じのフィーリングが全て。


コレでいつか時間が出来たらレストアを開始出来ます。


そーいえば新品のスーパーカー自転車用の折りたたみ式の横カゴもジャンク回収で6セット貰ってきてたけど使う予定が全く無い。


市場に在庫が潤沢にある様で、ヤフオクでも全然値段が上がらないんだよなあ。





そして難易度が高いと思われるSCOOMA(スクーマ)の折りたたみ機構の復活を目指します。





純正で装着されていたネジは段付ボルトとかショルダーボルトと言うらしい。


ネジ屋さんに買いに行く時間も無いし、もし買ってきてもフレーム側の精度の問題でガタが大きいままだったら無駄になってしまうのでコメリパワーで材料を揃えて実験。


材料の詳細は別に隠してる訳では無く、大部分の人には不要な情報かと思って書いてないだけですから。


もし必要な人がいましたら言ってください。


外径8mm、内径6mmのスチールパイプ各種

M6ボルト、テキトーな長さたくさん

M6ワッシャー、スプリングワッシャーたくさん

M6ナット、たくさん

デカいワッシャーは使いませんでした。





基本的に全ての軸部分は8mmですから写真の様にスチールパイプを差し込み、今まで誰かが行ったリジット化の改造でM8ボルトのネジ溝部分に存在するガタが出ていたものをスチールパイプで極力無くしてボルトナットで固定。


それだけの作業です。





コレがそれなりに上手く行って、私的に許容範囲内のフレームのガタに抑える事が出来ました。


このガタが許容できるか否かは個人によるかと思いますが、折りたたみ機構を生かす為なら私はOKです。


しかしコレで一安心かと思ったら世の中そんなに甘くない。


ハンドルを固定する上側のプラスチックパーツが劣化で割れちゃいました。





だからあれほど自転車にプラスチックは使うなと・・・。


下側の位置決めを担うプラスチックのスペーサーもボロボロです。





このままではハンドルの固定が全く出来なくなって乗れません。


残った反対側のプラスチックパーツも邪魔なんでぶち壊してやり対策を検討。


そこで考えついたのがコレ。





テキトーなブレーキレバーの台座を利用してレバーを外し軸部分の穴を拡げてクイックレバーを刺す。


コレで引き締めるとガタも無く固定出来る。





本当はロウ付けで台座を作ろうかとも思ったがコレで十分ぽい。





折りたたみ機構の復活の目処が立ったのでPN-500-S同様、時間があるときにレストアをしたいですね。





ちょっと試乗してみたら、フレームがちょっとフニャるんですけど走るのが面白い自転車でした。


コレはいい(笑)