色々とやらなければならない事は多いのだが、そちらの用事が全く出来ない事態になった。
タイムリミットがある事や今やらないと後から問題が発生しかねない事など問題は山積み。
まあ出来ないものは仕方がない。
ならば今しか出来ない事をする。
そう、ジャンク回収です(笑)
丸一日自由時間になったので、ご無沙汰だったジャンク回収の遠征に出る。
今回は片道100kmちょい、地元に戻ってから市内のお店や金属リサイクル業者さんを巡るので全行程300kmと凄く遠い訳ではないが久しぶりなので素直に嬉しい。
どのみち出来ない事はどう足掻いても悩んでも出来ないので今を全力で楽しみます。
朝の8時に出発。
誰に気を使うことも無く、好きな様に軽トラで走る。
最高の贅沢?です。
あいにくの曇り時々雨と言った天候ですが全然気になりません。
テキトーに走って3時間もかからずに目的地に到着。
なかなか開店中に行く事ができなかった自転車屋さんへ突撃。
82歳のとても元気で愛想の良い店主さんが別棟の倉庫に案内してくれました。
しかも店主さんは初代ピクニカに乗って移動、それが1番欲しいけど売って貰えなかった。
私の様な買い付けにくる人間は他にもいたとの事でもう良いものが無いよと言っていましたが、今回は初顔合わせの意味合いもあるのでケチらずパッとお支払い(笑)
まあ、入手したジャンクの内訳にしてはちょっと高かったかもしれませんが顔つなぎも出来ましたし、店には新車のフジとマルイシのジュニアスポーツ車などまだ売るつもりが無い物も陳列してあり、近場にある自転車が置いてある親戚のお宅の情報まで教えていただけました。
今後のお付き合いへのご挨拶と情報料という事で。
さてその内訳です。
SCOOMA 折りたたみ出来ない折りたたみ自転車
店主さん、お金払い終わってから前オーナーが折りたたみ出来ない様に段付ボルト的な物を多数交換改造しているとか言うんだもん(笑)
折りたたみが売りなのにたためないじゃん。
直すからいいけど、カゴつけるのにタップビスとか使ってるし荷台も無い。
ハンドルの樹脂で出来ている固定機構には経年劣化でヒビが入ってる。
ならもう少しオマケでもお願いすりゃよかった(笑)
FUJI CYCLE REVOLVER6のゴミ
コレはハンドル周りとペダル、ブレーキ以外は本当にゴミ。
フレームに塗装までしてある。
コッタードクランクはいい味出してますが、現時点では改造するまでのモチベーションは無い。
でもなんかディレイラー外してチェーンが張り直してあった、つまりはシングルスピード化?。
それを見たらちょっと店主さんに親近感が湧いた。
ブレーキはPOWER TIGHT BRAKEとか言うフレームに傷をつけながらブレーキシューをリムにキツく押し当てる意味不明な増幅機構がついている。
動画の様にスプリングの付いたブレーキシューがリムを押さえつけつつ進行方向に引き込まれると、前方の三角形のプレートがシートステーにあたりシューをリム側に押し付けると言う機構。
SUNTOURのカンチブレーキSE XCはそのシューの押し付けを本体内のシリンダーにある溝で誘導して行うが、コレはフレームにキズをガシガシと付けながら行うと言う、今だとアホじゃねーの?とツッコミが入りそうな残念機構。
個人的にはこう言った残念機構は大好きですが・・・。
26インチのテキトーなフロントフォークでもあれば組み直すかもしれません。
MARUISHI BLACK EAGLE(MTB類型車)
フツーのルック車。
取れそうなパーツもSUNTOURのシフターとステムだけかなあ。
チェーンホイールは時代を先取りして?1枚に改造した500LX、ギアは戻せば良いからコレも使えるかもしれん。
タイヤは殆ど減っていないが石の様に硬く、フレームはどう考えてもクソ重くて利用価値が無い。
そのまま庭の鉄屑置場へ。
Panasonic PN-500-S
よく見ればわかりますが、このフレームはフロントフォークが引っ込んでます。
私の所にはこんなのばかりやってくる。
ジャンクをお安く集めてきてるから文句は言えません。
まあそれなりに直りますけど。
でもトップチューブが長え、56cmもある。
シートチューブが52cmほどだから乗れるけど長え。
初めてのPanasonicさんですから復活させて乗ります。
SCOOMAの折りたたみ機構を確認するのに各稼働部のナットを緩めて遊ぶ。
おいしょとか入ってるじゃねえか(笑)
面倒だから編集はしないが、年だなあ。
この段付ボルト的な物の正式名称はなんて言うんでしょうね?
ナット側?が稼働部の軸を兼ねているネジとナット。
ああ、でもこの純正ネジとナットを使っている部分もキツく締め込んでもガタがあります(笑)
ちょっと動画では確認しづらいかもですが、純正ネジを使ってる部分でもこのガタですから、前オーナーはグニャグニャな乗り心地のフレームに耐えられず折りたたみ機構を廃する改造をしたんでしょうね。
気持ちはわかります・・・。
そしてスタンドを立てると自動的にフレームのロックが解除される合理的かつ余計なお世話な機構になってます。
スタンドのベースにある2本の四角いピンが押されて中央の爪が外れるんですけど、全てのフレームの荷重を写真中央の爪ひとつが受け持っているんですが、耐久性を考慮するとさすがにヤバい構造だと思うんですけどまあいいか。
この自転車自体はOLDDAHONのDAHON3と同世代の台湾製と言う話もネットの中にはありますが詳細はちょっとわかりません。
設計まで台湾メーカーなのか別の会社なのか、まあ本当に昔の折りたたみ機構は色々あって面白いですよね。
ブレーキワイヤーが短く加工してありハンドルがたためませんが凄くコンパクトです。
何か折りたたみ機構を生かしたまま、車体のグニャグニャをある程度制限する様な改造をしたくなってきました。
日本の縦にたたむ自転車を何台か持ってますがここまでガタは無いですが、折りたたみサイズに関してはSCOOMAが圧倒的に優れておりこの方向性の違いは面白い。