自転車買取市場調査 完結編 (果てしなき、流れの果てに・・・) | 休業日報

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地味な自転車や機械、軽トラの事。

このシリーズは社会実験である。


自転車買取市場の動向調査の意味合いだけではない。


1台の自転車を通して人の夢、人の望み、人の業を炙り出していく群像劇である。


知らんけど。


そーいえば、ヤフオクに出品後に気づいたんですけどゆるキャン(見た事ない)と言うアニメの登場人物がボードウォークに乗っててDAHON✖️ゆるキャンでコラボした事もあったんですね。


別におっさんだからアニメを見ないという事も無く、それなりに見ているんですが全く知りませんでした。


市場価格を調べていて新車価格自体もさほど高い自転車では無いボードウォークですがそれなりに値段がついていたり安値だったりと、状態を考慮しても随分振れ幅が大きいなあと思っていたんです。


それが原因ぽいですね。


前置きはそれくらいにして調査の経過報告です。



出品準備


ヤフオク出品時における価格設定の詳細


まず出品期間は3日間の短期決戦。


コレは私がせっかちなだけ。


私が入手した価格である5500円を基準にはしない。


何故なら損はしたくないと言う単純な思考もあるんですが、市場価格に送料と経費を乗せた合計金額にしておけば、仮に価格が暴騰して「この銭ゲバ転売ヤーめ!」と非難を浴びても


「俺、欲張ってないもんね。市場原理で価格が釣り上がっただけだもん!」


という言い訳が使える。


我ながら、人としての器がちいせえ(笑)


萬屋さんの評価額                5000円

送料出品者負担200サイズ    2500円

ヤフオク様上納金(ザックリ)    500円


合計金額である 8000円 スタートとする。




出品1日目






思いの外、動きが早い。


出品開始半日で質問者と入札者が現れる。


閲覧者数も200回、ウォッチリスト19件と幸先が良い。


オークションでの表示順位を強制的に上げる為に1日70円x3日分で追加費用をヤフオク様にお布施する。


正直言って効果は不明だが、やらんで後悔するよりは高額品ならやっといた方が良いかなと言う程度。


ちなみに開始価格の8000円、入札者1名なのに何故に入札数が7回になっているかと言うと、入札者が自動入札機能の最高入札金額を変更する為に入札を繰り返したものと推測する。


自分が入札者の場合には入札者2人とかで競り合っている時は相手に「俺はヤル気だ!上げてもいけるんだぞ。そのカンチブレーキは俺のだ!」と意思表示するのに2-3回上げ入札をする時はある。(相手に意図が通じてるかは知らん)


出品者としては何のメリットもない。


何故に7回も?と聞かれても知りません。


悩んだんでしょう。


まあヤフオクの表示アルゴリズムが不明なので推測ですが、別アカウントとかで入札回数を上げれば注目度が高いと言う事で表示順位が上がる可能性はあるかな。


私は仕事用のアカウントと趣味用アカウント持ってますが、取引をブログにUPしているので自作自演でそんなバレたらカッコ悪い事はしない。


ウォッチリストの中にはこのブログを見ながら価格推移を追ってる人もいるでしょうし。




出品2日目






閲覧者600越え、ウォッチリスト48件


1名入札に参加者が増える。


自転車以外のカテゴリーは疎いんですけど、このペースはいい感じです。


ブログから興味が出て社会実験に参加して頂いた方々?の数字を勘案しなければいけないですから、全てがヤフオク内での動向ではないですけど。


そしてここら辺から閲覧数とウォッチリストだけ上昇を続けるが、入札が無い。


もしかしてこの社会実験の事がバレたか?(笑)などと気にしつつも特にする事は無いのでこの自転車買取市場調査 完結編の予告を作りながら経過を見る。



出品3日目






閲覧者1000人越え、ウォッチリスト73件


更に入札者が1名増えて値段も大きく動く。


ここら辺から正直言ってちょっと値段が上がりすぎかなあと思い始める。


何故か?


それは単純に私の中では、このDAHON ボードウォークの適正価値(適正価格ではない)がその位であろうと思っているからです。


送料とヤフオク様の上納金で3000円ほど抜かれるとして10000円。


きっとリサイクルショップさんでの買取価格には2500円から5000円と差異が大きかったですが、店頭に並ぶ時は全ての店舗で15000円から20000円くらいにはなってたと思いますし(笑)


大爆発さんの店頭売価で5000円は無いでしょう(笑)


送料と上納金は私の利益でもなく、ヤフオクを使う出品者と落札者が双方が納得の上で使われる費用です。


遠くに住んでれば送料が掛かってしかるべき、つまりは遠方の商品をヤフオクで買うなら避けては通れないですね。


今回は質問で札幌の方が引き取りを申し出て来られたのですが、送料出品者負担では全国送料が割安になる代わりに、配送手段を変更しても落札金額を変更出来ないので送料引きが出来ないんです。


配送方法の途中追加などで対応出来なくはないんですが、それだと今回の商品だと適正出品価格が200サイズ送料を抜いた5500円です。


いつもならウォッチリストが少なければ出品をやり直して対応していましたが、今回はウォッチリストに入れてくださった方が多かったので残念ですが丁重にお断りさせていただきました。


中古自転車価格を決める際に修理の時間工賃や部品代などを入れてから値入れ〇〇パーセントにすると言う方法、もしくは平均市場価格から見て明らかに利益が出るであろう中古自転車だけを仕入れて市場価格で売る(手間が掛かれば粗利が下がるがタマが良ければ粗利上昇ラッキーみたいな)とか色々な考え方はあると思います。


今回は利益を求めている訳ではなく(そりゃ儲けれれば嬉しいですけど)あくまで一般のリサイクルショップでの見積もりとヤフオクでの落札額の差異が手間に見合ったものなのかを検証する社会実験です(笑)



入札終了1時間前






閲覧数1300超え、ウォッチリスト81件


入札者5人で15000円とは恐るべし、ゆるキャンパワー?


オークションですし市場原理としては別にいいんでしょうが、あまり高価格まで上がると今度は商品に対するクレームとかが気になってくる。



入札終了時刻




ちょっと予想を超える落札額が・・・。


オークション終了前に、トラブル無く送り届けたいので強化ダンボールを購入、約700円。


プチプチシートとガムテープは買い置きを使用するが300円分くらいかな。


ザックリと収支報告


落札額      18610円

順位UP        -250円

仕入れ       -5500円

送料          -2500円

上納金       -1800円

梱包資材    -1000円

手間賃  プライスレス


暫定利益     7560円

暫定粗利率   約40%


さあ、この利益が全ての手間に対して安いと見るか高いと見るかは難しい所かと。


今回はパーツ交換は無し、整備も間違って組まれていた部分の修正のみとしましたから、私的にはぼちぼちと言ったところ。


私は自転車いじりが好きなのでさほど気になりませんが、皆さんに自転車梱包の面倒くささは感じて欲しい。





まずはキズや破損が無いようにプチプチシートとダンボールで養生。


プチプチシートをとめるテープはマスキングテープ。


セロテープとかビニール系の透明テープを使うと剥がしづらいし、なかなか千切れないので開梱する人がカッターを使う。


すると中の商品をキズつける。


何故か出品者が怒られる(笑)と言う罠があるのでコスト高ですがマスキングテープ必須。


気遣いと言えば気遣いですが、同時にクレーム対策でもある。





7部組みや9部組みでメーカーから送られてくる自転車も必ずマスキングテープなどの紙テープ系を使っています。





強化ダンボールが140サイズまでしか売っていないので、合体させます。


「お願いカズミ、戦ってー」


「ノリコ、合体しましょう」


テケテケ ちゃっちゃっちゃっちゃっ チャーラっとFLY HIGHを脳内再生しつつ頑張る。


「フォー!」


真面目に現実を直視してしまうと超面倒でやりたくなくなるからノリと勢いで終わらせます。





「3辺合計で190センチです」


「そうか、健闘したな」





と言うわけで額面的には黒字終了しましたが、コレが労力に見合う金額かどうかは人によるんで(笑)


利益が大きい物や少ない物、程度や状況によりさまざまなですけど皆さんはどう思いますかね。




自転車買取市場調査シリーズ