私の住んでいる地域では自治体が規模は小さいが廃棄された自転車の再生販売事業を行っている。
それ自体に特に物申す事は無いのだが、ちょっと面白い事案がありました。
そのセンターに40台ほど並べてあった再生自転車の抽選販売に必要は無いんですが応募してみた。
すると普通に当選(笑)
まあDAHONのボードウォークだったんで不人気だったんですかね。
その車両が展示してある時からこの状態だったんです。
引き取りまでには直されるんだろうなあと思っていたら・・・。
勘違いされると嫌なのであえて書きますが、コレ私が組んだんじゃないですよ(笑)
チョッパーかよ(笑)
ステムが180度、逆ですよねえ。
しかも事前の説明が無かったんですが、車両代金の中にTSマーク代が含まれているとの事。
ええっ?
という事は自転車安全整備士と言う資格持ちの人が全て整備したとは言わないけど、最低限の点検したって事ですよね?
私が現車を確認して抽選の申し込みから3日後の点検日が記載されたステッカーが貼り付けしており、とある個人店の中では売上規模が大きいお店の判が押されたTSマークの書類控えも渡されました。
しつこい様ですが、コレ私が組んだんじゃないですよ(笑)
この角度とサドルの位置関係で乗れる?
整備自体は自治体で雇われた人が行っていました。
でも彼らは素人ですからお役所もプロである自転車屋、自転車安全整備士に点検を依頼しているのでしょう。
TSマークの金額は点検込みになるので一般的には1000円から2000円くらいが相場。
お役所からの依頼されてのTSマーク貼り付けのお仕事ですからお代はしっかり頂いているでしょうが、このレベルの点検でOKなら40台とか点検すれば笑いが止まらないでしょう。
昨今、自動車業界ではモラルを問われる様な事案が多数取り沙汰されていますが、自転車業界も似たり寄ったり・・・。
ちなみにコレが本物のDAHON ボードウォークですよ。
あの形状で違和感を持たないとかもうね。
他にも正面から衝突したと思われるフロントフォークが引っ込んだGIANTのエスケープとか並んでいて結構申し込みが多かった様に見えました。
当選した人が可哀想。
何のためのTSマーク?
私は自分で直せるから良いんですけど・・・。
ボードウォークD7という事はアキボウ系のDAHON、個人店での扱いが多いです。
その新車販売した個人店が間違えて組んだ可能性はありますが、それが別の自転車安全整備士(自転車技師)の手を経ても修正されず消費者の元に届く。
(自転車安全整備士と自転車技師は実技試験が共通で筆記試験だけが別になっており大部分の人は同時に受験します)
ため息しか出ませんね。
ホムセンや量販を馬鹿にする方が多いですが、まあ正直言って作業者次第。
個人店だとか量販店だとか全く関係無いよと言うお話でした。
上の写真が本来の姿。
後日、全バラして点検整備をしてみます。