内装3段のオートマチックインター3化(流行りのDi2ではない) | 休業日報

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地味な自転車や機械、軽トラの事。

舶来物のコンポ搭載で高級ビンテージ車を乗る方や、高級な車体に電動コンポで颯爽とレースやロングライドをする方々のブログを見ているといかに自分の機材がポンコツ揃いかを痛感します。


何故か私はヤフオクを眺めていてもDURA-ACE、Di2、カンパニョーロ、など素敵なキラキラした映えそうな物は視界に入らず、こんな物ばかり落札してしまいます。





オートマチックインター3、オートNexus。


100円でした。


評判が悪く、すぐに廃盤になったと言う話は聞いた事があるんですが現物がヤフオクに出現したら使ってみたく我慢出来ずに入札。


世の中から見捨てられたオートマチックインター3をじっくりと味わいたいと思います。


内装5段、内装8段、内装11段には電動変速(Di2)が現行生産品として存在している様子ですが、コイツを御先祖様と呼んだら、よく分からんが怒られそうです。


それはさておき、付属電池の液漏れで金具やネジが強アルカリ性の粉末まみれになっていたのを洗浄。





本体が無事なので気にした事ではありません。


ポンコツ修理やレストア作業をしてると謎の物体がこびりついてたり、異常に長い毛髪的な物が沢山絡まっていたりなどホラーな状況に多々遭遇しますから。





取り付けは至って簡単。


BB後部とチェーンステーに固定金具をネジ止め、その固定金具に本体をネジ止めするだけ。





スポークにマグネットをつけて本体裏側にあるセンサーでパルスを拾う仕組み。


サイクルコンピュータと同じですね。


リア14Tと16Tで違うセンサー受信部を使います。


ママチャリでは32x14が多い様ですがノースウイングは46x16なのでセンサー位置による変速タイミングが好みな方に決めます。


きっと14Tの方が変速タイミングが遅いでしょうからそちらかと思いますが。


その両センサー中間にマグネットを当てがうととプーリーが2速位置で止まりベルクランクのアジャストが出来ます。





モーターの動作音と共にピッとブザーが鳴る所が変に可愛らしい。





右側に単三乾電池4本が入っています。


内部の大部分が電池が占めているので、現在の技術ならもっと小型化出来そう。


需要は無いと思いますけどね。





この間作ったシフターレス用ベルクランクはしばらくガレージの肥やしです。





軸長107ミリあたりでQファクターギリギリまで詰めたノースウイングだと本体に踵が当たりそうですが、そこはしばらく様子見。


すぐに飽きて仕様変更する可能性もありますんで・・・。





試乗は後日になりますが、スタンドを掛けて回してみると20年近く経っている事を感じさせず確実に動作しています。


さすがシマノさん。


電動変速システムの仲間入りはさせてもらえない黒歴史なのかどうかは知らんけど。





ネズミみたい。