内装3段のシフターレス化(厳密にはネジ式シフター化) | 休業日報

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地味な自転車や機械、軽トラの事。

走っているよりもイジって遊ばれるだけの時間が長い丸石ノースウイングですが、今回もイジられます。


内装3段をフリクションレバーで引いてたんですが、ふと「ここまで来たらシフター要らなくね?」と思ったんで実行に移します。


(フリクションレバー化などの過去ログはページ最後にまとめてリンクしておきます。)





始めにこんな形かなあと思ったがストローク不足です。


手間は掛かりますがベルクランクに追加工を施します。





アジャスターの穴を8ミリ弱まで拡大、キャリパーブレーキの沈頭ナットを裏側から叩き込みます。


それだけでは強度不足なのでロウ付けします。





小型部品なのでキャンガスで炙りましたが完全に熱量不足。


いくら炙ってもロウが溶けません。


ロウ付け用では無いので当然ですが。





そこでSOTOさんの業務用パワーガスプロの登場です。


あっという間に溶け込みました。


メッキを剥がすのをサボりましたがまあ気にしない。





まだまだロウ付けの修行が足りません。


見た目がイマイチなので軽くヤスリ掛けして誤魔化しました。





取り付け角度は360度自由自在ですが踵が当たらなくて目立たないシートステーに沿わせます。





そこにロード用ブレーキワイヤーを差し込みスペーサー代わりのスポークニップルを入れ、バンドブレーキのワイヤーストッパーを加工したワイヤーストッパーで固定すれば完成です。




アジャスターをクルクル回してプッシュロッドの出代を調整すればサクッと変速出来ます。




1番手間が掛かったのは内装3段ハブボディのステッカーを剥がす事だったりしますが、これでぱっと見ではシングルスピード。

実は内装3段という貧脚仕様の完成です。

変速時には当然、降車する必要がありますが遥か昔にはハブ両側に歯数の違うスプロケを付けてレース中にホイール外してひっくり返すなんて時代もあったそうです。気にしない。

メーカーが一生懸命、便利にしようとしてるのに私は何故、逆行してるんですかね?

需要は全く無いでしょうし。

捻くれ者なのかなあ。

でも楽しいからいいや。