自転車買取市場調査シリーズ復活(希望という名の・・・) | 休業日報

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地味な自転車や機械、軽トラの事。

程度の良いDAHONのボードウォークが手に入りました。


私は縦折りの折りたたみ自転車は大好物。


しかし横折の折りたたみ自転車はコレクション対象外なので、軽く点検整備をして満足したらリサイクルショップに持ち込み市場調査を決行します。


いつもの様にヤフオクに出せば手間を考慮しなければ普通に黒字は確定?なのですが、それではつまらない。


この地域の市場調査の意味合いもある為、無理矢理時間を作ってちょっと頑張ります。


始める前に自転車買取シリーズ、鉄の掟を制定。


1.仕入れ価格を下回らない限りは必ず売却する。(皆様遊びじゃないので冷やかしや遊びはイカン)


2.その場で怒らない。(買取額の提示が酷くても、店員さんの接客がアレでも良い子は我慢。ブログ内に関しても節度を弁えるべし)


3.買取額についてブログで見栄を張らない。(そりゃそうですよね)



それとリサイクルショップさんなどでの買取価格に関する私見。(理屈っぽい話なので面倒な方は緑の文字部分を読み飛ばしてください)


買取価格自体についてはよくネットのクチコミなどでフリマサイトならもっと高いのにここは安過ぎて駄目だみたいな投稿が散見されます。


私も長く小売業に携わり古物商も取得してそれなりの年数ネットで売買を経験しています。


買取価格というものは商品の状態と市場価値だけで決まるのでは無く、その店舗の在庫状況や回転率、顧客への宣伝効果などを踏まえて決まります。


当然、経費などを勘案した経営状況も影響します。


それを理解していない人はフリマサイトと買取価格だけの比較をしてお店を非難する様な感想を投稿します。


しかし送料、梱包資材代がかかるだけでなく現金化の速さ、ネット出品から現金化までにかかる手間と時間、トラブル発生時のリスクコントロール、この重要な付加価値要素が抜けています。


人間の寿命が有限である限りは、お金を出してでも時間を確保したい、たった数千円の為にそんな作業をしたくないといった方々も一定数存在します。


売買行為が楽しいと思えるなら何時間かけても梱包資材にどんなにお金をかけても自分でフリマサイトなどで売買すれば楽しくて大儲け、言う事なしです。


しかし仮に出品の為の写真と文章の作成、購入者とのやり取り、梱包、発送までを合計1時間かかったとすると東京都の最低賃金が1113円ですからそれだけの差額を確保しないとライフスタイルによっては無駄な作業をしているだけ、時間を無駄にしていると考える人がいても理解出来ます。


その為、私としては買取価格に関してはその店舗が良い悪いの判断材料ではありません。


自分が利益最優先なのに付加価値サービス(サービス代は買取価格から引かれている)のあるお店で買取を依頼する、その時点で少々ズレがあるのかなあと思います。


嫌なら売らなきゃいいだけですし、現代は自分で顧客を探せる時代です。


金額の変動で嬉しいとか悲しいは当然ありますが店舗の評価と直結はせず、店舗の評価は店員さんの相対や品揃え、清潔感、売場の見やすさ面白さがやはり重要ですよね。


とどのつまりは時間とお金どっちが大事なのかという話かと?


年齢を重ね、病気などを経験していくと余計に考えさせられる問題です。


ああ、だから私はどうなんだって?


自転車(カンチブレーキ)と戯れる時間が大事です(笑)


二者択一を提示しておきながら訳分からん答えかも知れません。


同じヤフオク出品でも趣味の自転車絡みなら採算度外視でも平気で楽しいですが、仕事としての売買はやはり利益を求めます。


まあ仕事の定義も幅広いですが、仕事としての売買利益も金額だけでなく顔つなぎや信頼関係構築というものも含まれます。


まあ何と言いますか、楽しければOKという感じなんですけどね(笑)



という訳で1件目のハードオフ(オフハウス)さんに突撃。





この時点では「ドナドナドーナードーナー、売られてゆーくーよー」などと口ずさみながらお気楽モード。

そしてオフハウス(ハードオフ)に到着。

自転車を持たずに買取カウンターへ

私「すいませーん、折りたたみ自転車の買取お願い出来ますか?」

店員さん「はい、買取しておりますのでどうぞ」

私「ありがとうございます、直ぐに車から降ろしてきますね」

丁寧な店員さんでコレは買取額も期待出来るぞ!と根拠のない自信に満ち溢れながら自転車を持っていく。

私「この自転車です。よろしくお願いします」

店員さん「ありがとうございます。この番号札でお呼びしますのでしばらくお待ちください。

ワクワクしながら店内をフラつく私。

きっと側から見ると不審者。

館内放送で番号が呼ばれる。

店員さん「お買取金額の見積もりはこちらになります」

そして差し出されるレシート型見積書。





人類が最後にかかる病気は希望という名の病気である。


いつか誰かが言っていました。


その希望をこの1枚の見積書が見事に打ち砕き、人間は過酷な現実を突きつけられて絶望するのでした(笑)


たしかにヤフオクとかでは10000弱から20000位までの履歴があったけど、買取なのでそこまでは期待していませんでしたが予想以上の低額。


私「あのう、申し訳ありませんが見積もり料はお支払いしますのでキャンセルをお願いしてよろしいでしょうか?」


流石に赤字はキツい、情け無いしカッコ悪いし申し訳ない、浮かれてた私が馬鹿みたいだが仕方ないので意を決してお願いした。


店員さん「はい、全然大丈夫ですよ。この見積もり表はお持ちになってください。」


よくある話なんでしょうが、爽やかな笑顔で有効期限1週間と記載のある見積書を渡してくれました。


そそくさと4000円相当の折りたたみ自転車を押しながら撤退。


このままでは終われない。


絶対に負けられない戦いがそこにはある。(既に2戦2敗で絶賛負け越し中)


次は東北を中心に店舗を構えている萬屋さんを調査予定。