エッセイふんわり (20) 01Oct:タック/常照皇寺/スナックこころ | 容子のふんわり行きましょ

容子のふんわり行きましょ

もとトークばらの山下容子です。2000年から2015年まで『ふんわり行きましょ』というホームページを持っていました。

ふんわり行きましょ第20回(ひまわり53号、2001年10月)

女性モードにいい季節が近づいてきて嬉しい気分。今年は珍しく8月の終わり頃から涼しくなってきたけど、長期予報がはずれてこのまま残暑なしに秋になっちゃうのかな?

今回はこれからの女性モードの季節のために、第12回に続いてちょっとしたテクニックのお話をいくつか。

 

男性はおデコがくぼんでるので、ウィグを付けるとヘアスタイルによっては前髪がぺちゃんこになることがよくあります。その時にティッシュを4回くらい折って5ミリほどの厚さにしたものをウィグの前に入れるとふんわりした感じの前髪になります、というのが第12回のお話でした。

 

【エッセイ12@22年1月】
 

頬をふっくらとさせたい人も多いかと思います。このためには『含み綿』=忍者のテクニックです。・・・と言っても、宍戸錠さんのようになるのも考えモノ。

私のやり方は、化粧用コットンを6つ折りにして、これを奥歯の歯ぐきの上に入れるというもの(小臼歯と大臼歯の間くらいがいいみたい)

もう20年以上前のことだけど、鏡とにらめっこしてずいぶん工夫しました。私には先ほどのサイズが(コットンが水を吸った時に)ちょうどいいみたいだけど、人によってたぶん違うと思うので自分で工夫してみてくださいね。

慣れるとしゃべる時も全然気にならないし、このままごはんも食べられます。トークのお店でははずしてるけど、外に出る時、とくにお昼に使うとグッド。私の頬はこけてるわけじゃないけど、ちょっとしたことなのに雰囲気がずいぶん違うのよね。

去年の秋にはチェンジの結城友希さんに「こんなテクニックがあるよ」って見せたから、東京でもやってる人がいるかも?

次はヒップパッド。サイドだけでなくバックも付けてボディースーツを着ると、ヒップパッドのベルトの効果もあって自分でも《へえー(@@)》と思うようなスタイルになります。

でも、近頃の私はヒップパッドは使ってません。ミドルの服はウエストを強調しない、体型をカバーするスタイルが多いから、そして私もついついそんな服を買っちゃうから、《鏡で見てもそんなに違わないし、まあいいか》って(笑)。このへんがオバさんですよね。

あと、知ってる人も多いと思うけど、前のふくらみの隠しかた。タマタマを体の中に押し込んで、オチンチンを後ろに回して、ショーツを穿いてパンストを付けてボディースーツを着ると、ちょっと見ただけでは全然わかりません(*1)

 

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(*1)タック(Tuck)と言います。ようすがわかる写真をアップしました。ボディスーツでなくスケーターズドレス(レオタード?)だけど同じことです。タックを解説している記事にリンクを貼っておきました(リンク先は金曜記事45と同じです)

 

 
【タックのようす=記事32@21年3月】
【タックのリンク=金曜記事45@21年4月】
 

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タマタマを体に押し込むのはヘルニアの反対だと思えばいいかも。お相撲さんもまわしを付ける前にやってるんだそうです。意外でしょ?

慣れると自転車にも乗れます。第9回に飛鳥で撮ってもらった写真があるけど、長く乗っていてもなんともありません(*2)

暑い季節でボディースーツがダメな時は、同じショーツを2枚穿くというのも手だけど、やっぱりちょっと不満があるわね。第13回の娼婦風の写真はそれです(*2)

この写真はトークのお店の廊下で撮ってもらったもので、含み綿はしていません。ちょっとやつれた感じになっていて、写真としては面白いのだけど・・・。でも、若い時と違って頬がたるんできてるから、外に出る時は含み綿をするほうがいいと思うでしょ?(笑)

 

結局私の場合は翔べなくて、ドーピングにも体をいじることにも踏み切れませんでした。でも、ひまわりをご覧のみなさんは私のような人のほうがずっと多いはず。今回の私のお話が(これからの女性モードの季節に)みなさんの工夫のきっかけになれば嬉しいです。

 

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(*2)自転車と娼婦風の写真もアップしておきました。

 

【自転車=エッセイ9@21年10月】

【娼婦風=エッセイ13@22年2月】
 

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残念なお話がひとつ。こころがお店を閉めました。こころは第4回で少し紹介したトークのお店の別荘のひとつです。

こころは夕方6時半頃にお店を開けるけど、お店がにぎやかになるのは8時頃から。私はよく、お客さんがまだいないことの多い7時前頃に晩ごはんを兼ねてこころに行って、1時間くらいいて、それからトークのお店に戻ってくる、そんなパターンでした。


あっ、もちろん、こころはお客さんがいてもいなくても、トークのお店のお客さんは女性も男性も大歓迎だったし、もう1軒の別荘セブンは今もそうです(*3)

でも、10歳年上のこころのママと私は性が合うというのか、おしゃべりするのがもう楽しくて楽しくて・・・、おしゃれの話、食べものの話、友だちの話、天神橋筋商店街のお店の話、・・・、と尽きることがありません。

すごーくたくさんおしゃべりすることがあったから、7時頃がお気に入りタイムだったってわけ。こころにはカラオケもあるけど、お客さんのいない時に歌ったことは一度もないのよね。

ママは田舎の事情でお店を閉めることになったけど、女ともだち同士のおしゃべりの気分(ホントにそんな感じだったのよ)を満喫させていただいて、もう、感謝の一言!

田舎の事情が終わったらまた開けるかもしれないとのこと。「閉店じゃなくて一時休業」ってママが言ってるので、待ってますね。

 

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(*3)スナックセブンは2007年にお店を閉めました。

 

【エッセイ4@21年6月】

【スナックセブン=特番16@22年6月】

 

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今回の写真は紅葉の季節の京都北山の常照皇寺と、ちょうどその頃トークのお店で穿いていた超ミニ。どちらもヒップパッドを付けています。トークのお店の写真のほうは、含み綿はしてません。

(2001年9月2日)

 

【ずっと前@京都北山常照皇寺】
【ずっと前@トークばら(堂山町)】
【エッセイふんわり & 1980年(INDEX)】

 

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