本を片手に街に出よう -46ページ目

川越 ぽんぽこ亭

ぽんぽこ亭




 業務連絡:non様
以前
ご紹介頂きました「ぽんぽこ亭」は百選会に入ってました…




 折角の耳より情報、ほっとく手はあるまい!という訳で、ドライブがてら、川越まで行ってきました!




 目下イキオイよく工事が進んではいるものの、あと数十年は環状になりそうもない環状八号から川越街道に入って、徐々に都会から田舎へ変貌していく街道の風景を横目で見つつ、ひたすら下って到着。


 広い駐車場があります。18:30頃だったがなかなかの混雑具合。


 店はカウンターがあって、ガラス越しに料理場が一望できる。




 うな重¥1,575-、上うな重¥1,785-だが、はるばる来たんだから当然、特上で。


 サラダなどが付け出しで早めに出されるんですが、撮影のため手をつけずに我慢。


 職人さんたちがせわしなく動き、手際よく鰻を料理する姿を見物しながら待つこと10分~15分。




 特上の到着。そしていただき。長旅(でもないけど)の疲れからか、甘め濃いめのタレがまためっぽう旨いっス!




 ふと我に返って周りを見渡すと、皆さん生ビールやお酒で盛り上がってらっしゃる。やはりというか、地元周辺の方が多いみたいだ。


 いいなあ。ほんとは特上蒲焼¥1,785-をちちくりつつ、銘酒八海山(本醸造300ml¥1,000-)をたしなみたいところだが、車だからなあ…


 うなぎの骨の唐揚げっていうのもあって、これまたかなりそそる品だったのだが、それをやってしまったら間違いなくビール!とか言ってしまいそうだったので我慢。




 しかし、食べている間にも、ひたすら来客が途絶えない。かなりの有名店みたいですね。


 鰻料理屋で酒を飲むのは心地良いですよね。一杯飲み屋と違って、ウルサイ輩はいないし、店の雰囲気もいいし。


 皆さんの盛り上がりを尻目にそそくさと店を出る。うおー!サビシー!今度は電車で行こう…




 特上うな重¥2,520-


 地鶏のロール巻¥525-

ペイチェック


タイトル: ペイチェック 消された記憶

 フィリップ・K・ディック原作。

 主人公は、ライバル企業の技術をコピーして、独自技術を加えコピー以上の製品を作り上げてしまう超天才技術者(ベン・アフレック)。

 彼の仕事は、その性格上、秘密の流出を防ぐために仕事の度に記憶を消される約束になっている。ある時、3年間で報酬9,000万ドルの大仕事を手がけるが、いつも通りに記憶を消された後、報酬を受け取りに行くと、4週間前に本人が報酬を放棄する旨のサインをしていた。代わりに自分あてに20個のガラクタが入った封筒が送られていた…そしてまもなく彼の周りにトラブルがふりかかり始める…

 とまあ文章で書くといかにもディックっぽい出だしの展開である。原作がディック短編である点、そしてまた、映画故に目をひくアクションを入れざるを得なかったところも含めて、トータル・リコール(原作:追憶売ります)にも似た作風である(あくまで雰囲気が、ですが)。

 アメリカの広大な大地でのびのびと育ったようなおっとり型健康優良児的風貌のベン・アフレックが天才技術者ってとこには多少無理はある(何でも当初の配役はマット・デイモンだったとか。それもどうなんだろうか)。

 KILL BILLの印象が強すぎて、「いつポン刀出して暴れるんだ?」という違ったドキドキ感のあるヒロイン、ユマ・サーマンにも無理はある。

 更に、M:I-2バリの安っぽいオートバイチェイスや、もはや執念を感じる白ハトの演出による自虐的パロディーを炸裂させるジョン・ウー監督にも無理はある。
#The Matrix Reloaded の黒ハト(烏か?)はパロディーとして秀逸だったのですが

 というように、無理だらけなのにも関わらず、最後まで一応楽しく観ることが出来たのは、ひとえに20個のアイテムがどう使われるのか?という昔のアドベンチャーゲームノリな謎解き感覚のおかげだろう。

 一見、何に使うの?というアイテムをここぞという場面で活用し切り抜ける展開は、大昔、PCゲームの黎明期にスタークラフトという会社が出していたアドベンチャーゲームシリーズを彷彿させる(大半の人は?な話ですみません。1980年代半ばの話です)。

#スタークラフトのアドベンチャーゲームについて詳しくはここにも紹介が。まだグラフィック(要するに絵ですね)が使われるゲームも珍しかったころの話です…え?絵が出ないと何でゲームが成立するのか?って「字」ですよ。字。だから絵が出るのは画期的だったんですね。ああ…自らオヤジ宣言しているような解説ですね…

#「パイレーツアドベンチャー」とか「ミッションアステロイド」とか、シュールで不思議な魅力がありかなり浸ってプレイした記憶があります。絵もチープだし文字もカタカナ、音も出ませんがそれが逆に想像力を掻き立てるんですよね…

 話を戻すと、結論としては、派手なチェイスは削除して、90分尺にすれば「アイテムの謎解き」が更に際立つとともに中ダレせず傑作になった気がするのだが…今やハリウッドの「ビジネス監督」になってしまったジョン・ウーではそれも無理か。もう少しインディペンデントな監督を抜擢したら、良かったろうな。

大阪西天満 志津可

志津可




 第2弾は出張で行ったついでの大阪編。日本第二の大都市の割には、大阪には百選会加盟店が2店しかないんだな…


 その店は、淀屋橋から大阪市役所を横目で見つつ、鉾流橋を渡って天満署を左折したところ、堂島川のほとりにある。




 店に入ると目を引くのは、アンティークの数々。壁に並ぶ古時計、窓際に置かれている蓄音機…なかなか雰囲気が良い。

 天気が良かったので木漏れ日が心地よく、窓を眺めると桜の向こうに堂島川が見える。




 鰻は宮崎産と静岡産を直送して関東風で料理。

 メニュー裏に書いてあるうんちくの通り、引き締まっている上に焼き加減も良く、炭火の香りが漂うタレ控えめの上品。

#鰻料理は串打ち三年裂き八年、焼き場一生と言われるらしい。




 また、こういった店には珍しく、お店の選んだ「鰻にあう」ワインが置いてある。ちなみに値段は不明。

 並んでいるアンティークといい、和洋が不思議と良いコラボレーションをかもし出している。

 シャブリだって。知識がないので分からないが、高いんでしょう?

 昼だったのもあり、チャレンジには至らず。




 今回は写真撮影も気兼ねなく出来たぞ~!やっぱ大阪は雰囲気的にも気取ってなくて、いいですな。




 重(上)…¥1,700-

 ビール(小瓶)…¥500-

サボテンです。

サボテン

なんとなく停滞中です。

ペットボトル飲料水をやっているんだけど、水をやる際に勢いよくやりすぎると土が流されてサボテンも埋まってしまいます。

霧吹き買おうかな。

銀座 竹葉亭

竹葉亭超老舗。HPはここ

本店に行ったのだが先ず店構えからして身が引き締まる思い。

中に入ると、取り敢えずは普通の雰囲気なのだが、お客様がどこかハイソな方々に見える。

メニューを見ると、ううむ、伝統の重みを感じる価格帯である。

考える間がほしかったので合鴨ロース煮とビールを注文。

 

こ、これは!!!合鴨が旨い!!!

だがしかし!!!自分は鰻を食べに来たんですけど!!!

 

調子に乗ってうまきを食う。これは普通。

 

ハイソなファミリーは、物凄くお金持ってそうなおばあさんに、公務員っぽいお父さん、まだ小さいが自分の何倍もちやほやされていそうな男の子。

単価を気にしているそぶりも見せず、がんがん注文している。す、すげえ。

 

疎外感を感じつつ、価格が牛丼並盛×10の定食はかわして丼B(AとBがあって鰻の大きさが違うんだそうだ)を注文。

さてお味は?これまたフツーですわ。

写真撮影は勇気が要りました。

伝統の味わいを楽しんでいる高貴な空間で「カシャ!!!」とか音をさせるのもどうかと思ったが、とりあえずblogに載せる義務感だけで決行。

案の定、公務員のお父さんから、茶髪ピアスの若者を見るような、どこか異形のものを見るような目でギロリひと睨みされた。 

 

感想。

困った…合鴨が一番旨かったぞ…

まあいいか。老舗の底力を感じれただけでも良しとしよう。

 

 

合鴨ロース煮 ¥840

エビス生 ¥577

丼A ¥2,100 丼B ¥2,625

定食 ¥4,200

うまきは値段忘れました…確か¥1,500位だったと思う