本を片手に街に出よう -18ページ目

Wiki×Excel=JotSpot 2.0

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スプレッドシートや予定表も共用できるWikiツール新版

 「JotSpot 2.0」ではテキスト編集だけでなく、共用の予定表、スプレッドシート、ファイル保存場所、文書、写真ギャラリーを簡単に作成できる。
2006年07月25日 08時20分 更新

 米JotSpotは7月24日、Wikiアプリケーションプラットフォーム新版の「JotSpot 2.0」をリリースした。

 従来のWikiではユーザーが共同編集できるのはテキストのみだったが、JotSpot 2.0では「page types」の新機能を使い、共用の予定表、スプレッドシート、ファイル保存場所、文書、写真ギャラリーをワンクリックで作成できる。
JotSpot Microsoft Officeのような使い慣れたデスクトップアプリケーションの機能性と、Wikiの特徴であるコラボレーション機能および柔軟性を組み合わせ、あらゆる情報について簡単にコラボレーションが可能になると、JotSpotは説明している。

 ルック&フィールも変更できるようになり、HTMLやCSSなどのマークアップ言語を知らなくてもWikiのカラーを設定したりロゴを挿入することが可能になった。作成したページは公開、非公開、特定ユーザーのみの公開を設定でき、例えば会社の予定表を作成して全社員に公開し、編集できるのは特定ユーザーのみといった使い方が可能。

 JotSpot 2.0は同社サイトで入手できる。ホステッドサービスの月額料金は5ユーザー/10ページまで無料、10ユーザー/100ページが月額9.95ドル、25ユーザー/300ページが月額24.95ドル、ユーザー無制限/1000ページまでが69.95ドル、ユーザー数/ページ数とも無制限は199.95ドル。
(ITmedia 2006.7.25)
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 WebアプリのExcel。Excelって表計算用途を超えて、ワープロ代わりに使っている人、多いと思う。
 日本は文書をやたらと罫線で囲ったりするのが好きなので、そのあたりがExcelを好む理由の1つだと思うのだが、いままでWebでExcelファイルを共有、となると、
・Excelファイルを作成
・Excelファイルをアップロード
・修正する場合は、一度ダウンロードして、修正後、再アップロード
なんてやっていた。

 これを使うと、Web上で直接修正ができ、かつWikiとの連動、というのも出来るらしい。

 しかしGoogle表計算といい、これといい、すごい人達がいるな。
 日本人もインターネット人口やソフトウェア技術者は多いはず。頑張らねば、と感じる。


オンライン仕事術(2):Excelを表組みワープロとして使っているなら─JotSpot (ITMedia 2006.8.3)


【関連記事】
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A Scanner Darkly

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キアヌ・リーブス新作「A Scanner Darkly」--アニメと実写を融合した技法「ロトスコープ」とは

 SFスリラー小説「暗闇のスキャナー」を映画化した「A Scanner Darkly」では、Keanu Reeves演じる主人公が、皮膚の色合いや顔の造作を刻々と変えながら、形の定まらない不安定なタッチの映像でスクリーンに映し出される。
A Scanner Darkly
 おとり麻薬捜査官という仕事をいやいやながら続けている主人公Bob Arctorは、非番のときは麻薬の売人をしており、メチルアルコール系の未来の麻薬「Substance D」に病みつきになっている。主人公は矛盾する2つの世界を行き来しているうちに、さまざまな力による妄想狂的なもがきの中で2つの世界が交錯するようになってしまう。その交錯する様子が、不安定でコミック本のようなアニメーションを実写の人物に重ね合わせた映像として表現されている。

 この映画(米国では7月14日に公開)で使われている夢と現実が交錯したような不安定さは、デジタルロトスコープアニメーションという技法によって実現されている。これは、実写の人物の動きを、フレーム単位でアニメーションに変換するという実に手間のかかる技法だ。通常は、リアルさを与える特殊効果として、また、映像の質を高めるため、映画のごく一部分で使用される。この技法自体は以前から存在していたのだが、最近のソフトウェア技術の進歩によって一気に注目されるようになった。
(引用:CNET Japan 2006.8.1)
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 フィリップ・K・ディックのぶっとびヤク中小説暗闇のスキャナーをRichard Linklater監督が映画化。

 ロトスコープっていうやたらと手間のかかるアニメ技法を使って、ドラッグがもたらすシュールな光景を表現しているところがかなり力の入ったウリどころ。

 オフィシャルサイトはここ
ロトスコープは予告編で体験可。なかなか面白い映像です。

 ディック得意の鬱鬱な雰囲気が漂う理不尽ダークサイドストーリーが全開、って感じだけど、映画になるとはね。ロトスコープとあわせて、映画化自体がチャレンジングだ。これは必見かも。


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【小説】ユグドラジルの覇者



桂木 希
ユグドラジルの覇者

 なかなか楽しめました。

 タイトル勝ち、って要素も大きいですね。ユグドラジルとは、北欧神話に出てくる世界の象徴ともいうべき巨大な樹のこと。つまりは世界を奪い合う覇権争いってところで、既に表紙の時点で興味沸いちゃいます。

 実際、強引な展開はあるものの、話のスケールは、世界の各地にちりばめられた癖のあるキャラが壮大な知略謀略を尽くす「大風呂敷」で、「このあと、どうなるの?」感が、ぐいぐいと物語をひっぱります。

 相場を扱う割にはスピード感はそれ程でもないし、アクション要素がないので、そういった疾走感は今ひとつですが、最初はあちこちに時間と位置が飛ぶため多少ごちゃごちゃ感があるものの、途中から徐々に話がつながってきて、構図が見えてくると、ページもどんどん進みます。

 なんたってミステリ大賞受賞作だから、アクションとかそういうのは、なくてもいいのでしょう。決してテンポが悪いわけじゃないし。

 登場キャラは非常に分かりやすくこしらえてあり、特に欧州の若き女帝ハンナが、ちょっと出来すぎで、漫画キャラっぽいところがあるけど、いい働きしてます。

 キーマンの日本人、矢野健介はさながら合気道の達人のような立ち振る舞い。

 最後は、重層的に仕掛けられた心理的トラップに、欧米の名だたる猛者達がことごとくはまっていくのでした。
 覇権争い、とか、謀略戦、というよりは、一方的に罠に落ちていきます。

 後半の話の手仕舞いかたはちょっと大雑把。
 覇者は結局…ってところが著者の主張なのかも知れないけど、少々オチは肩透かしかもね。


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出版社/著者からの内容紹介
 世界規模のネットコンゲーム。第26回横溝正史ミステリ大賞、大賞受賞作。
 200X年、世界はかつてない勢いでネット経済へとなだれ込もうとしていた。米、欧州、アジア……各国の経済覇者がしのぎを削る。果して世界経済の支配権は誰の手に渡るのか!? 壮大なスケールで描く経済謀略小説。

内容(「BOOK」データベースより)
 華僑の若き総帥“華龍”、娼街育ちにしてEU経済界の女帝、某巨大財閥をバックに持つ米最大IT企業トップ、そして流浪の一日本人と覆面トレーダーの二人組…。混沌のネット経済界を制するのは誰か―?くせ者たちが火花を散らす、タイムリミットの頭脳戦。第26回横溝正史ミステリ大賞大賞受賞作。
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サイバーエージェント株

いつのまにか、ピーク時に比べたら著しく下がってますね。

新興市場全体が下がったりしていて、堀江村上の影響などもあるのか、個人投資家?が相当狼狽しているような感じに見えます。

こりゃ、当分、辛気臭い展開が続きそうですな。


踏み切り一旦停止

ウナギショック!

 今日の日経新聞にこんな記事が。

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「活ウナギ、中国、対日輸出を停止 ~残留農薬の検出原因か~」

 中国政府が活ウナギの対日輸出を停止したことが二十五日までに明らかになった。日本が残留農薬を寄生する「ポジティブリスト制度」を五月末に導入して以降、主に殺虫剤として使われるエンドスルファンが検出されたためと見られる。
 中国産活ウナギの輸出停止は初めて。品薄感から国内卸値が一段と上昇する可能性もある。
…以下略

(日本経済新聞 2006年7月26日)
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 ずっと言われていたこととして、現在の制度だと、最終の養殖場所なり加工場所が「産地」とすることができてしまうため、中国から持ってきたウナギを国内の池に1週間くらい放り込んで「国産」です、っていうのが出来る。これがイカンと思うな。

 わかっちゃいたんだけど、牛肉と比べてマイナーな食材、どうしても世間の声として大きく取り上げられることは少ないのが現状。

 それにしてもここ近年の中国の高度成長っぷりから引き起こされる当然の帰結として、日本で言うなら水俣とか四日市の状態がそこかしこで起こってるんでしょ?って憶測がどうしても頭をよぎる。

 しかも、かの国は、激しく情報統制しているし。日本だって結局はイロイロ隠してたワケだけど、そんなの目じゃないレベルでいろんなことが隠されているに違いない。

 我々消費者のささやかな防衛策としては、店側の食の安全へのこだわりってものを、何らか判断して選別していくしかないってのが現状。

 まったく、世も末だよ。一体何を食えばいいんだ。むしろカップラーメンが一番安全なのか?


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