ウナギショック! | 本を片手に街に出よう

ウナギショック!

 今日の日経新聞にこんな記事が。

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「活ウナギ、中国、対日輸出を停止 ~残留農薬の検出原因か~」

 中国政府が活ウナギの対日輸出を停止したことが二十五日までに明らかになった。日本が残留農薬を寄生する「ポジティブリスト制度」を五月末に導入して以降、主に殺虫剤として使われるエンドスルファンが検出されたためと見られる。
 中国産活ウナギの輸出停止は初めて。品薄感から国内卸値が一段と上昇する可能性もある。
…以下略

(日本経済新聞 2006年7月26日)
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 ずっと言われていたこととして、現在の制度だと、最終の養殖場所なり加工場所が「産地」とすることができてしまうため、中国から持ってきたウナギを国内の池に1週間くらい放り込んで「国産」です、っていうのが出来る。これがイカンと思うな。

 わかっちゃいたんだけど、牛肉と比べてマイナーな食材、どうしても世間の声として大きく取り上げられることは少ないのが現状。

 それにしてもここ近年の中国の高度成長っぷりから引き起こされる当然の帰結として、日本で言うなら水俣とか四日市の状態がそこかしこで起こってるんでしょ?って憶測がどうしても頭をよぎる。

 しかも、かの国は、激しく情報統制しているし。日本だって結局はイロイロ隠してたワケだけど、そんなの目じゃないレベルでいろんなことが隠されているに違いない。

 我々消費者のささやかな防衛策としては、店側の食の安全へのこだわりってものを、何らか判断して選別していくしかないってのが現状。

 まったく、世も末だよ。一体何を食えばいいんだ。むしろカップラーメンが一番安全なのか?


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