六甲ミーツ・アート2019② | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

11月15日(金)


 夜間展示を見るため再び六甲山へ。夕方のケーブルカーは昼間以上に混んでいました。

 

 

 山上バスに乗り換え、オルゴールミュージアム前で下車。 

 
 
 六甲山の自然を借景にした「The Cock(若田勇輔)」。神功皇后が六甲山に金の鶏を埋めたという伝説をふまえて制作したとの事。公募大賞特別賞(兵庫宅建ハトマーク賞)受賞作です。
 
 
 オルゴールミュージアムには入らず、六甲高山植物園へ抜けるブナの道を歩きました。ここで「BPM」の制作者、國久真有氏が公開制作を行なっているそう。
 
 
 この半円は、腕を伸ばして筆を持ち、自身の体を中心軸にして遠心力で描いたとの事。3枚目は完成間近でした。
 
 
 「Texture Of Energy(中森大樹)」。発電装置が風に揺られると、発電して光るという科学的な作品。暗闇だと蛍が飛んでいるように見えるとか。動画を見ると作品の良さが分かります。
 
 
 六甲高山植物園の外を歩きました。黄色に染まったカラマツの葉がとても綺麗。
 
 
 バス道沿いに突如現れた猫の家。趣味で3DCG工房をやっているらしく、休業中でした。
 
 
 高山植物園から20分ほど歩き、ようやく風の教会に着きました。
 
 
 日没に間に合いました。ここにある作品は「がれきに花を咲かせましょう(OBI)」。オーディエンス投票第3位の人気作品です。
 
 
 建築家本間智美氏と美術家鈴木泰人氏による合作。いすやドアなどガラクタを並べるだけで作品になるのが不思議。
 
 
 風の教会への通路を歩きました。何が出てくるか分からない、このワクワク感がたまりません。
 
 
 今年の作品は「End Tab(榎忠)」。制作者は金属の廃材を扱うアーティスト。エントタブとは溶接線の始終端部に取り付ける補助板のことだそう。
 
 
 エンドタブを素材にした作品は、高野山真言宗総本山金剛峯寺で2015年に公開されたとの事。異なる宗派が融合し、独特の雰囲気を醸し出していました。
 
 
 ガーデンテラスは早くもクリスマスツリーが点灯していました。いよいよライトアップの時間です。
 
 
 ガーデンテラス入口に鈴木なるみ氏の作品。
 
 
 こちらは「蜘蛛の糸(伏見雅之)」。建物の壁に蜘蛛が出てくるとの事ですが。蜘蛛に見えないのが残念でした。
 
 
 薄暮の空の下で輝く神戸の夜景。ちょうどトワイライトタイムの時刻で、夜景がとても綺麗でした。この作品は「world tree Ⅱ(植松琢磨)」。
 
 
 日中の風景はポスターでおなじみのもの。初版「world tree」は、2017年の神戸港開港150年記念「港都KOBE芸術祭」に出品されたそう。
 
 
 見晴らしの塔もライトアップが始まりました。
 
 
  ピンクが次第に濃くなり、紫に。
 
 
 紫から赤に変わり、
 
 
 赤から薄いピンクになり、
 
 
 最後は幻想的な青になりました。
 
 
 塔に上ると大阪湾を一望できます。
 
 
 夜のガーデンテラスは、魔女が出てきそうな景色。
 
 
 六甲枝垂れが美しく、一際目立ちました。