11月5日(火)六甲高山植物園訪問。
シラキが早くも紅葉していました。
ガラス室で「原種シクラメンとダイヤモンドリリー展」開催中。
シクラメンには人を幸せな気分にさせる効果があるようです。
シクラメンの原種は23種あり、シクラメン・ヘデリフォリウムはそのうちの一つ。他の原種も似たり寄ったりでした。
ダイヤモンドリリーとも呼ばれているネリネ。ヒガンバナに似ています。
小便小僧広場に出ました。
ハロウィンで小便小僧に服を着せるのが恒例の行事らしく、フクジュソウをあしらった服を着ています。
ウリハダカエデが紅葉していました。
樹林区を歩きました。ここは黄葉が目立ちます。
クスノキ科のシロモジ。
同じくクスノキ科のダンコウバイ。
シロモジとダンコウバイは葉脈の分岐の位置で区別するとの事。種の判別は観察力が必要です。
ブナは黄葉から紅葉への過渡期でした。
葉が色づくしくみは下図のとおり。イチョウなど黄葉のまま落葉する種と、カエデなど黄葉の後紅葉する種に分かれます。
こちらは樹皮が黒っぽいイヌブナ。
ブナの木はこちら。樹皮がゾウの皮膚のようで、ゴツゴツしているのが特徴です。
山道を下りました。
穂先がタコの足のように見えるタコノアシ。これも紅葉する種です。
ラッキョウのような形をした、キイイトラッキョウ。これはもう終わっているかもしれません。
山道を下った所は木陰になっていて、紅葉が進んでいました。
こちらはドウダンツツジの紅葉。
タンナゲンカイツツジ、ベニドウダンツツジ、スノキなど、ツツジ科の木は全て紅葉します。
アカヤシオの紅葉が特に綺麗でした。
アカヤシオの葉と似ているけれど白っぽい、シロヤシオの紅葉。どちらもツツジ科に属します。
マルバノキはハート型の葉にヒトデのような花をつける面白い木。花は空高い所に咲いていて見づらく、分かりやすい写真をお借りしました。
秋のロックガーデンは花が少なくて寂しげです。
リンドウが終盤を迎えていました。
アサマフウロの紅葉。
ヒダカミセバヤの紅葉。
湿生植物区を歩きました。
秋は実りの季節。植物も実をつけます。こちらはマイヅルソウの実。
マルス・バッカータの実。
マムシグサの実。これは毒性があるので要注意。
池のほとりにノコンギクが咲いていました。
夕方になると西日が差し、ススキの穂が白銀に輝き始めました。
紅葉にも光が当たり、とても色鮮やか。写真は私お気に入りの一枚です。
イロハモミジは色づき始め。
錦絵に出てきそうなオオモミジ。早めの訪問で、とても美しい紅葉を見れました。