セールスレター書き方講座 売れる文章を書くコツを徹底解説 -31ページ目

セールスレターは、本当に写経する事で上達するのか?

よく、セールスレターを書くのが上手くなりたかったら、すでに上手い人の書いたセールスレターを写経(書き写す)しろといわれています。今回は、本当にそれだけでセールスレターを書くのが上達するのかお話したいと思います。

・・・こんな話題に需要あるかは知りませんが私が書きたいので書きます。

さて、いつものように結論から言ってしまいますと、「一定の効果はあるが、飽くまで練習用」です。上手い人のセールスレターを学ぶのは非常に勉強になり、上達の早道と言ってしまって良いでしょう。

しかし、飽くまで練習です。上手い人が書いたセールスレターをテンプレートにして自分のレターにそのまま書いても全く意味がありませんので気をつけてください。

なぜなら、「お客さんが違うから」です。10代の人に言うべき事と50代の人に言うべき事は違うのがあたりまえですね。同年代でも、男か女かで言うべき事は当然違います。

写経はあくまで練習。自分の鍛錬として行ってください。そして いざ、セールスレターを書くときは、写経で学んだ事を踏まえ、「自分のお客さんにはどう言ったらいいか?」をしっかりと考えて書くようにしてください。

また、写経のやりかたですが、キーボードで打ち込むのではなく、紙に手書きしてください。書いて書いて、体で覚えるのです。


・・・さて、書きたいと言って書いたわりにはアッサリ終わってしまいました。・・・まあ、たまには短くまとまってた方が良いですよね?


セールスレターの成約率を引き上げる “ある一言”とは

さて、今回は誰にでもスグにできて、なおかつセールスレターの反応も上がる“一言”についてお話したいと思います。

反応を上げる一言というと、「最強」とか「最速」とか「伝説」とか「秘術」とか…そんな言葉を使いたがる人が結構いるのですが、そーゆーのではありません。

…と、言うより そんな中二病まる出しな言葉使いはやめた方が良いです。かえって反応下がります。
(中二病…14歳レベルの幼い考えを揶揄する言葉。byはてなキーワード)

いい歳した大人が「最強」だの「伝説」だのと何の恥じらいもなく連呼するというのは…セールスレターの反応がどうこう言う以前に、社会人として致命的ですしね。

まあ、それはどうでも良いのですが…では、一体セールスレターの反応を上げる一言とは何か?…結論から言えば “アナタ”です。(“アナタ”でも“あなた”でも構いません。)

「なんだ、そんなことかよ・・・。」と思われるかもしれませんが、これが実はスゴイ重要です。

セールスレターで、「皆さん」など、不特定多数に呼びかける言葉を使ってしまうと、読んでいる人は「自分に言われている」のだとは思いません。自分に言われていると思わないので真剣に読みませんし、商品も買いません。

飽くまで、 「私はアナタに向けて言っているのです。」という雰囲気をだして、読んでいる人に「これは自分に向けて言っているんだ」「これは自分の事なんだ」と認識してもらわないといけないのです。

もちろん、現状で反応皆無なセールスレターで「アナタ」と言ったところで反応が上がったりはしません。が、すでにある程度の反応が取れているレターなら効果が見込めるでしょう。

アナタのセールスレターを見直してみて、もし「皆さん」とか書いてあるようでしたら、是非「アナタ」に書き直してみてください。それだけで反応が上がります。

セールスレターの最適な長さの指標

前回、セールスレターの長さなんぞどうでも良い。そんなことより、如何に3つのnot を超えるか考えましょう。というお話をしました。

とはいえ、まあ、それだけでは何ですし、セールスレターの長さを考えるのに参考になるOATH(オース)の法則というモノがありますのでご紹介します。

OATHの法則とは、お客さんが、抱えている問題に対してどれだけ真剣に解決したいと願っているか ・・・その意識レベルをO・A・T・Hの四段階で表したモノです。

順にご説明していきますと、

O=Oblivious(オブリビアス)
これは日本語で言うと「無知」です。自分の抱えている問題について何も知らない という状態です。

例えば、糖尿病を患っているにもかかわらず、本人は全然そんなこと知らずに「とうにょうびょう?何それ、おいしいの?」とか言ってアップルパイをバリバリ食べている状況です。

A=Apathetic(アパシティック)
これは日本語で言うと「無関心」です。自分の抱えている問題については認識しているものの、解決する気が無い状態です。

例えば、糖尿病を患っていて本人も自覚しているにもかかららず、「ま、いっか」とペプシコーラをがぶ飲みしている状態です。

T=Thinking(シンキング)
これは日本語で言うと「考えている」です。自分の抱えている問題を認識して、解決策を模索している状態です。

例えば、糖尿病を患っていて「どうすれば良くなるのかな?」「糖尿病って治るのかな?」「食事制限しなきゃ」等、問題から解放されたくて解決策を探している状態です。

H=Hurting(ハーティング)
これは日本語でいうと「痛みを持っている」です。辛くて苦しくて、自分の抱えている問題を1分1秒でも早く解決したいと思っている状態です。

例えば、糖尿病が悪化しすぎて あと余命半年を宣告されたような状態です。何とかしないと死んじゃうワケですから、文字通り 死に物狂いで解決策を探します。


すでにお気づきかと思いますが、Hに近くなるほど物は簡単に売れるようになり、セールスレターも短くなります。逆に、Oに近くなるほど物が売りにくくなり、セールスレターも長く書く必要があります

Hの状態にいる人相手に何かを売ろうと思ったら、一言でOKです。砂漠で1週間くらい何も飲んでいない人に「水です。」と一言いえば必ず売れますよね。おそらく10万円だって売れます。飲まなきゃ死んじゃいますからね。

逆に、Oの状態にいる人には「何故、この商品を買わなくてはいけないのか?」を説明しなくてはいけないので必然的にセールスレターも長くなります。

まあ、普通に商売するならTかHにいる人たちを狙っていくのが良いと思います。OとかAの人に何かを買わせるのは大変ですからね。