3月ボサノヴァ(闘病と子育てブログ) -158ページ目

ボタンはとりあえず押してみる

今日は娘・うめてんとボーリングに行ってきた。
うめてんが急にやりたいと言い出したので、行ってきた。

およそ1年ぶりか。
前回は家族3人で行ったが、今回は旦那の都合が悪く、私と2人だった。

ガーター防止の柵を付けてもらったので楽しくプレイできた。


後半、やや疲れが見えてきた頃。

うめてんがボールを手に取らず、ボールリターンの装置手前のあたりでゴソゴソしていたので
何をやっているのか見てみると、

リセットボタンやら係員呼び出しボタンをナチュラルに連打していたーーー!!!ポーン

ガーン「うめてん、そのボタン、押しちゃダメ!」

アセアセ「えっ」

ガーン「なんでボタン勝手に押しちゃうの!!」

アセアセ「えっ……このボタン何かなと思って」

キエーーー!
2歳頃、エレベーターボタンや非常ボタンをやたら押したがっていたことを思い出した。油断した隙に非常ボタンを押されてしまったことは2回

育ってきて、もう興味ないだろうと思っていたが、まさかの「ボタンがあればとりあえず押してみる」精神は変わっていなかったかーーー!

係員の人はこちらを見に来たが、様子を察したようで去っていった。すみませんすみません



ボタンは勝手に押さない!
何のボタンなのか気になったら私に聞く!
このボタンは押すと係員が来るよ!

強く言ったが、理性より本能で行動してしまうこの子は再発しかねない。

今後も注視していなくては。




ちなみにボーリングのスコアは娘が60、私が80という散々なものだった。(ガーター防止柵ありで)

遅延エコラリアとセルフ車掌

娘・うめてんは、
電車が好きである。

発達障害の子は、電車好きが多いように思う。(※電車好き=発達障害ではないし、電車に興味のない子もいる)

車輌マニア、車内放送マニア、時刻表マニア、路線図マニア、いろいろマニアがあるが、
うめてんは基本的に走っている電車を見るのが好きである。乗るのもまあ好きな方である。

家からも線路は見えるが、ちと遠い。
なので、線路沿いを歩くのが至福の時間のようである。

電車が線路を通ると
行き先をチェックし、種類(快速とか各駅とか)を確認し、
「ご乗車、ありがとうございます。この電車は××線、各駅停車〇〇行きです。次はー△△ー」と車掌さんのセリフが始まる。
(遅延エコラリアの一種、か?)

線路沿いを歩きながらのセリフは、まあ良い。(本当はやめて欲しいけれど、電車が好きというのは立派な趣味なので最近は受け入れつつある)

問題なのは、
1.レアな電車が来た時、大声で
「あああーー!!□□行きーーー!!!」と叫ぶ
2.電車に乗った時に車掌さんのセリフをかぶせて言う

1.に関しては「叫ぶと周りの人がビックリするから絶対やめて!」と伝えたが、興奮しているときのボリューム制御はなかなか難しい。繰り返ししつこく言っていけば治まるか……?

そして2.に関しては「電車の中でセリフを言うのは恥ずかしいからやめて」と伝えたが、恥ずかしいという感覚がそもそも分からないらしく、納得してもらえなかった。仕方ないので「自分にしか聞こえない超小さい声なら良い」ということにした。

電車の中で車掌さんセリフを言っている子はたまに見かけるが、女子でそれをやっている子は見たことがない。
将来、うめてんがもし自力で電車通学とかするようになったら間違いなく言いそうだ。

あたたかく見守ってもらい……たい……

障害のある子向け 学校見学・説明会 (画像追加)

支援級に通う小学一年生の娘・うめてん。

「自閉スペクトラム」「軽度知的障害」という診断がついていて、療育手帳を貰っている。

この「軽度知的障害」という分類がクセモノで、自治体によって療育手帳を貰える基準がかなり違っている。
私の住む自治体では「IQ 91」まで療育手帳を発行してくれる。(ただし、自閉診断必須・児童相談所の許可必須)

IQ 70までという自治体もあるらしい
これだとうめてんは該当しなくなってしまう
(うめてんのIQはいわゆる「知的ボーダー」)


参考資料(ネットにあった図を拝借)
療育手帳があるかないか、で、
将来の選択肢は大幅に変わってくる。

結論から言うと、
ある方が絶対有利。
(あくまでも、現在の私個人の考え方)



前置きが長くなってしまった。



ここのところ、私は

・中学の支援級 見学
・高校の支援枠 説明会
・高等特別支援(高等養護)学校 見学

と、立て続けに見てきた。

障害があっても将来自立し働いていくためにはどういう教育を受けるべきか、
考えさせられた。

ここで療育手帳の出番である。

療育手帳を持っていると、支援のある教育を受けられ、障害者枠での就職ができる。
(受験や就職試験を突破できたらの話)

療育手帳を持っていないと、そもそも支援のある教育を受けられない。当然、就職も厳しい。
※療育手帳以外の手帳については把握していないので割愛

あくまでも、現時点では。

うめてんはまだ小学1年生なので、うめてんが進学・就職を考える時には色々な制度も変更しているだろう。
そしてうめてんも成長しているだろう。



将来への不安は広がるばかりだが、今は
うめてんの出来ることを増やす手助けをしていこうと思う。

IQ上がらない方が有利……とはいえ、そんな努力は当然しない。(する人もいるらしい)