お世話係に益々お世話になる
娘・うめてん。小学5年生。
腕を骨折し、はじめての学校だった。
小学校には朝一番で電話をし、担任の先生に事情を説明して私も学校まで送って行った。
通学路……。歩道橋があるのだが、かなりヒヤヒヤだ。雨なんて降ったら非常に危ない。もしも転んだらどうなるか。絶対に転ぶわけにはいかないよ!と口を酸っぱくしてうめてんには伝えた。
学校に着き、昇降口でバイバイした。(教室まで一緒に行こうと思ったが、うめてんから早く帰ってと言われてしまった)
学校生活はブラックボックス。
担任には言っておいたし大丈夫だよね……。
帰りは自力で帰ってきてもらった。
学校生活は大丈夫だったか聞いたら、
 「ナギちゃんにいっぱい助けてもらっちゃったよー。なんとかなったよ」
「ナギちゃんにいっぱい助けてもらっちゃったよー。なんとかなったよ」
ナギちゃん
ありがとう!
ありがとう!!
ありがとう!!!
ナギちゃん(仮名)は、日頃からうめてんのお世話をしてくれている子だ。骨折して、普段より更にお世話をしてくれている様子。
すかさずナギちゃんのお母さんにLINEし、感謝を伝えた。骨折してナギちゃんに沢山助けていただいたようです、いつも本当にありがとうございます😭
ナギちゃんのお母さんからは
「困ったことがあったらナギに何でも言ってくださいね。できる限りサポートします」
と返信が来た。
やさしいいいいいいいいいい
神様ですか。
めちゃめちゃ恵まれていると思う。
友達がいない、なんて悩みは吹き飛んだ。
困った時にこうして助けてくれる子がいるって素晴らしい事じゃないか。
うめてんも、このありがたさを理解し、将来誰かのために動けるような子になってほしいなあ。
ナギちゃん本当にありがとう
うめてん骨折(涙)
娘・うめてん。
習い事のスケートで転んで
顔面出血、
そして腕を痛がるわ大パニックになるわで
救急病院へ。
結果、
左腕を骨折😭
あと頰とアゴが切れていた。
はじめの診察の時にお医者さんから
「普段診てもらっている病気、持病はありませんか?」
と聞かれ、私は
「ありません」
と答えたのだが、
やっぱりこれは言った方が良いかなと思い直して
「あ、あの、自閉スペクトラムのため不安が強いです」
と伝えた。
(ちょうど本人告知も済んでいたし)
結果、言って良かった!!
このおかげで
お医者さんは完全に警戒・気遣いモードになってくれて、一つ一つの作業について何をするのか分かりやすく説明してくれたし、時間がどのくらいかかるかの見通しも話してくれた。
そして本来なら保護者は外で待っていないといけないのに、診察室にずっといさせてもらえた!!
めっちゃ丁寧にしてもらえて、うめてんも落ち着きを取り戻せたーーーーー!!!!
先生ありがとうーーーーー!!!!!!
そしてその落ち着いたところで
まず顔の傷を縫い、
その後腕を固定した。(手術等は無し、良かった……)
帰る頃には、うめてんはすっかり前向きになっていた。
 「学校には絶対行く!みんなから心配されるだろうな。でも出来るだけ自分でやる!」
「学校には絶対行く!みんなから心配されるだろうな。でも出来るだけ自分でやる!」
 「偉いっ。でも頼っていいんだからね。先生にも言っておくからね。体育はしばらく見学だよ」
「偉いっ。でも頼っていいんだからね。先生にも言っておくからね。体育はしばらく見学だよ」
帰宅して、トイレもお風呂も着替えも……とても大変だった。
前開きの服をほとんど持っていなかったので速攻で注文した。あと脱ぎ履きしやすいズボンなども。
学校生活も、とても大変になりそうだ。まずランドセルを背負えないし、利き手は無事とはいえ色々不便だ。給食も誰かに運んでもらわないと。
 「骨折するって、こんなに不便な世界だったんだね。片手が使えないって、大変だね」
「骨折するって、こんなに不便な世界だったんだね。片手が使えないって、大変だね」
 「そうだね。両手使えるってありがたいことだよね。でもね、世の中には両手両足なくても立派に活躍している人もいるんだよ。オトタケ君っていうんだけど(なんか不祥事あったな……)、肩を使ったり、工夫して色々やってるんだよ」
「そうだね。両手使えるってありがたいことだよね。でもね、世の中には両手両足なくても立派に活躍している人もいるんだよ。オトタケ君っていうんだけど(なんか不祥事あったな……)、肩を使ったり、工夫して色々やってるんだよ」
 「そんな人いるの!?すごい!私も工夫して色々やる!!」
「そんな人いるの!?すごい!私も工夫して色々やる!!」
そしてうめてんは、おもむろに歯磨き粉のキャップを足と右手を使って開けだした。キャップは開いたが、中身がブジューと飛び出した。
 「頼っていいよ、うめてん。何でもやろうとしないで、周りの人を頼ろう。オトタケ君だって周りに頼っていると思うよ」
「頼っていいよ、うめてん。何でもやろうとしないで、周りの人を頼ろう。オトタケ君だって周りに頼っていると思うよ」
何はともあれ、
災難だったが
うめてんが落ち着いて骨折を受け入れることができて良かった。
お医者さんの対応が
本当に本当に本当にすんばらしかった。
自閉を伝えて良かった。
(そしてついこの前本人告知しておいて良かった……!勝手に保健調査票を見られたのは虫の知らせみたいなものだったのかも)
なんてこったい!★まさかの障害告知★
娘、うめてん。小学5年生。
2歳の時に自閉スペクトラムと診断された。
そして現在に至るまで本人には障害告知をせず、時期が来たらと思っていたの、だ、が……
まさかの!
学校に提出する書類を入れた重要袋を
勝手に開けて
保健調査票を見ていたーーーー!

この書類にはおもいきり
「自閉スペクトラム」
と書いてあるし、配慮して欲しいことを書く欄には毎年あれやこれやと書き込んでいた。
 「ねーねー、ここに自閉すとぺくらむって書いてあるけど、これって死ぬ病気?」
「ねーねー、ここに自閉すとぺくらむって書いてあるけど、これって死ぬ病気?」
 「死なない病気だよ。ところでその紙、勝手に見ちゃダメな紙なんだけど……」
「死なない病気だよ。ところでその紙、勝手に見ちゃダメな紙なんだけど……」
 「あっ、ごめーん。気になって見ちゃった。死ぬ病気じゃないんだね」
「あっ、ごめーん。気になって見ちゃった。死ぬ病気じゃないんだね」
 「……」
「……」
 「どんな病気なの?」
「どんな病気なの?」
 「夜眠れなかったり、大きな音が苦手だったり、食べられるものが少なかったり……うめてん、1年生の時なかなか寝られなくて、寝る前にお薬飲んでたでしょ?あれだよ、あれ」
「夜眠れなかったり、大きな音が苦手だったり、食べられるものが少なかったり……うめてん、1年生の時なかなか寝られなくて、寝る前にお薬飲んでたでしょ?あれだよ、あれ」
 「そうなんだー。この『配慮して欲しいこと』っていうの、1年生とか2年生の時すごく多かったね。今はそこまででもないね」
「そうなんだー。この『配慮して欲しいこと』っていうの、1年生とか2年生の時すごく多かったね。今はそこまででもないね」
 「そうだね。改善してきてるね」
「そうだね。改善してきてるね」
 「自閉すとぺくらむ治りそう?」
「自閉すとぺくらむ治りそう?」
 「良くなってきてはいると思う……でもまだ苦手なものもあるし、そんな急に治ったりはしないよ」
「良くなってきてはいると思う……でもまだ苦手なものもあるし、そんな急に治ったりはしないよ」
 「自閉すとぺくらむって、よくある病気?多い?」
「自閉すとぺくらむって、よくある病気?多い?」
 「えーと、クラスに3人くらいいるとかなんかで読んだような……」
「えーと、クラスに3人くらいいるとかなんかで読んだような……」
 「えー、それしかいないの?嫌だなー。あ、でも、○○くんも多分自閉すとぺくらむだ。給食ほとんど食べてないし」
「えー、それしかいないの?嫌だなー。あ、でも、○○くんも多分自閉すとぺくらむだ。給食ほとんど食べてないし」
 「う、うん、そうかもしれないけど、学校ではそういう個人的なことは言わない方がいいからね」
「う、うん、そうかもしれないけど、学校ではそういう個人的なことは言わない方がいいからね」
 「うん、分かってるー」
「うん、分かってるー」
ひとまずここで終了。
まさか
こんな形で
本人告知(?)することになるとは……。
不意打ちだったので、うまく答えられなかった部分もあるが、まあ深刻にならずに話せたので良かったのかもしれない。
今後も折を見て少しずつ話していけたら良いなと思う。
しかし焦ったぞ!!
頼むから勝手に重要書類を見ないで……
このブログもアメンバー限定とかに近々しないといけないかもなあ。

