「エレミヤ書」
エレミヤは二分したイスラエル王国の内、北イスラエルの代表的預言者です。
彼の時代に、北イスラエルはアッシリアの捕囚になるのです。エレミヤ書にはそれが描かれています。彼はその時代に、民を改心させるために奮闘します。
なぜなら、イスラエルが他国に滅ぼされるのは「民の堕落」にあったからです。ですから彼は民に悔い改めるように呼びかけるのです。
このようなことはおとぎ話ではなく、現実のこの世界にも当てはまることです。
自然災害も、国と国の争いも庶民という国の総合意識次第で向上もすれば下降もするのです。
たとえば今、自民党が集団的自衛権を合法化させ、消費税を5から8に上げ、さらに10に上げようとしていること(しかも福祉には役立っていない)、原子力発電を否定しないこと。
このような無茶苦茶なことがまかり通っているのは、日本人総体の意識が堕落しているからなのです。
例えば、セックス。AV、買春が酷くなっています。また、社会はリストラ、失業があふれているのは社会の上層に無慈悲があるから。
性欲、無慈悲。貧富の差。このようなことが政治を捻じ曲げ、日本そのものを下降させているのです。
イスラエルはといえば、エレミヤの呼びかけは功を奏さず、アッシリアに支配されてしまいます。
今の日本はどうなるでしょう。私の呼びかけも小さな小さな預言者の声なのですが。
時に「バブルへGO」という映画があります。
2007年時点から見て、バブル経済(1990年)が破綻しないようにする筋立てです。見た方も多いことでしょう。
この映画はコメディなのですが、その中でこのようなセリフがあります。
「過去に戻って日本経済の破たんを食い止めなければ、日本は今(2007年)以上に貧富の差が広がり、やがて日本は破滅してしまうだろう」と。
そこでどうでしょう、2007年当時から見て、現在2016年は不景気が進んでいるのに消費税が10パーセントに上げられようとしています。
映画の中のワンシーンで日本の国債額が提示されるシーンがありますが、その当時で700兆円くらい。今は1000兆円くらいになっているのは、軽視出来るでしょうか。
未来のさらなる破綻を食い止めるためには、少なくとも消費税10パーセントにさせない選挙を国民がすることも一案だと思うのです。
つまり、我々は破たんした未来から過去に来ているタイムトラベラーとして、現在を生きていると考えることもできるわけです。
追記:2016.8.1
最近、エレミヤ書を読み返してみて分かったのですが、エレミヤは北イスラエル側の預言者ではなく、、南ユダ側の預言者でした。お詫びして、訂正いたします。
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