氣の達人が教える 「悟りゲート」を開く秘密鍵

氣の達人が教える 「悟りゲート」を開く秘密鍵

急性心不全から奇跡の復活を遂げた筆者が発見した「無条件幸福」の鍵を握る「悟りゲート」とは!?
連載記事となっておりますので、2024年3月3日の記事から順番にお読みください。皆さんのイノチと人生を輝かせる宝物のようなヒントが、いっぱい見つかりますように…(笑)。

じゃあ、そのスピン力を生み出す源泉はどこにあるのだろうか?

 

ふと、そう思ったとき「国生みの始まりの地にヒントあり」というインスピレーションが…。

 

なるほど、日本は、日(霊)の本の国(「霊」も「ひ」と読みます。霊的太陽のことですね。この「霊」のエネルギーが(とど)まって、「人」の最終形態である「霊止(ひと)」となるわけです)。

 

その国生みの始まりの地に、大宇宙の中心にある霊的太陽につながるゲート(大宇宙のスピン力を生み出している源泉)があって、そこから日の本の国がだんだんと形成されていったイメージが浮かびます。

 

修験道の始まりの地の次は、両面宿儺信仰の始まりの地、その次は、国生みの始まりの地とは…。

 

やはり、始まりの地がキーワードのようです。

 

日本神話の「古事記」によれば、イザナギとイザナミが最初に生んだ国が淡路島です。

 

では、淡路島のどこに、日(霊)のエネルギーが溢れ出す源泉があるのでしょうか…?

 

その時、「洲本」という地名が思い浮かびました。「州本」とは「国の本」という意味だから、そこに、日(霊)のエネルギーが溢れ出す源泉があるに違いない。

 

そう感じて、さっそく調べてみると…

 

なんと、あの高田屋嘉兵衛の出生地が洲本でした。

 

高田屋嘉兵衛は、司馬遼太郎をして「人の偉さは測りにくいものですが、その尺度を英知と良心ということにしましょうか。では、江戸時代を通じてだれがいちばん偉かったでしょうか。私は高田屋嘉兵衛だろうと思います。それも二番目が思いつかないくらいに偉い人だと思っています。世界のどんな舞台でも通用できる人ですね」と言わしめた偉人、まさに、日の本のエネルギーを体現した人物です(司馬遼太郎公開講演 1985年5月11日洲本市民会館より抜粋)。

両面宿儺が飛騨の開拓者なら、高田嘉兵衛は北方の開拓者。幕府の要請を受けて、択捉島と国後島の安全な航路を発見したり、17箇所もの新たな漁場を開くなど、北方の開拓者として偉大な功績を残した人、さらに、日本とロシアの戦争を食い止めた人でもあります。

 

なるほど、霊的太陽と一体となった人には、開拓者精神が輝き出すってことなのです(そういえば、二刀流の大谷翔平も「誰もやったことのないことに挑戦したい」と…。彼も開拓者精神の持ち主だから、めちゃくちゃ運がいいのです)。

 

オマケに、「日の本 嘉兵衛餅」という洲本の銘菓まで発見しました(「嘉兵衛餅」だけでいいのに、わざわざ、ここが「日の本」だとしっかりアピールまでしてくれてます 笑)。

 

その洲本に、日本で一番最初に出来た山と伝えられる先山(せんざん)を見つけたのです(なんと、国生みの始まりにして、山の始まりの地でもあるとは…)。その頂上には「先山千光寺」があり、「先山千光寺」の三重の塔は、あの高田屋嘉兵衛が修築したと…(飛騨の「袈裟山千光寺」の次が、淡路島の「先山千光寺」なんて不思議な符号です 笑)。

 

先山千光寺のホームページには、次のような説明文が書かれていました。

 

先山は、天地開闢のはじめ、イザナギ、イザナミの二柱の大神が大八洲をお創りになられた時に、日本で一番最初に創られた山であると伝わることから「先山」と呼ばれ、日本最初峰と称されることもある「国生み神話」ゆかりの地です。境内には、イザナギとイザナミの二柱をお祀りする二柱神社や、天照大神を祀る岩戸神社があります。

(引用はここまで)

なるほど、風水では、地球の強いエネルギーが押し上げて出来た主要な山を「祖山(そざん)」と呼び、そこから流れ出したエネルギーが作り出す山脈や起伏の流れを「龍脈」と呼びますが、まさに、強い日(霊)のエネルギーが押し上げて出来た山、しかも、日本で一番最初に出来た山が、先山山地の最高峰にして、淡路富士とも呼ばれる先山というわけです。

 

日(霊)のエネルギーが溢れ出す源泉があるのは、ここで間違いない。

 

そう確信した僕は、さっそく淡路島に向かったのです。

 

日(霊)のエネルギーの象徴、先山千光寺にあるアマテラスを祀る岩戸神社へと…。

さとにかく、両面宿儺の霊跡を訪れた日を境に、僕の体調はあり得ないスピードで、奇跡的な回復を遂げていったのです。

 

入院生活でほぼ寝たきりだった僕のカラダは、アニメ「アンパンマン」に登場するホラーマンみたいに痩せ細ってしまいましたが(笑)、みるみるうちに、アニメ「終末のワルキューレ」に登場するアダムみたいに、力強く引き締まったカラダへと変貌…(ちなみに、このアニメではアダムが一番の推しキャラです!彼の生き様がすごくかっこいいので、ぜひご覧ください)。

 

おかげで、お酒を飲みたくてしょうがなくなるまで、元氣になりました(現在は、お酒も解禁です 笑)。

 

今の医学で治らないとされているのが、重度の非代償性肝硬変、拡張型心筋症(僕の心不全はこれです)とALS(筋萎縮性側索硬化症)ですが、そんな不治の病から、あっという間に回復してしまったのです。

 

その証拠に、両面宿儺の霊跡を訪れた2日後のNT-proBNP検査(慢性心不全リスク検査)では、退院後もずっと1500以上だった数値が(400以上が心不全と診断されるので、その約4倍の数値だったわけです 汗)、いきなり、380へと大激減していたのです(後日、その数値は48へと激減し、肥大してしまった心臓も、元通りになっていました。細胞分裂を起こさない心臓が回復するなんて、あり得ない奇跡にもかかわらず…。それも、ある霊跡を訪れた後のことだったのです。詳細は後述します。お楽しみに!笑)。

 

さらに、心臓のエコー検査では、いきなり心臓のポンプ機能まで、驚異の2倍アップという回復を遂げていたのです!

 

なぜ僕のカラダは一瞬でこんなにも変わってしまったのか?

 

なぜ温泉の質まで一瞬で極上の湯へと激変してしまったのか?

 

両面宿儺の霊跡での、あのウィーン、ウィーンという謎の音は何だったのか?

 

僕の疑問は深まるばかりでした。

 

すると、「大宇宙のスピン力」というインスピレーションが…。

 

なるほど、あのウィーン、ウィーンと山が鳴っていた音の正体はこれだったのか…。

 

地球は自転しながら太陽の周りを1年周期で公転し、その太陽も自転しながら、銀河系の中心の周りを2億年周期で公転しています。

 

このように、宇宙にあるあらゆるものはスピンしているわけです。

 

100円玉をスピンさせると、その遠心力と求心力によって、自ずから中心軸が形成されるように、地球も高速でスピンすることにより、地軸という中心軸が形成されます。合氣道や太極拳などの氣功武道は、自身のカラダを地球の引力線にピタリと一致させることで、この地軸という中心軸、ひいては、大宇宙の中心軸に自らを共鳴させること、そして、大宇宙の大いなるスピンの流れに乗ることが本当の目的なのです(すなわち、神武一道。肉体的に強くなることはオマケなんです)。

 

このことを、前述の立花大敬さんは、「宇宙の回転軸と一体化する」と表現し、坐禅の目的もそうだと「しあわせ通信第五集 楽々いのち(本心庵発行)」という本で述べています。以下、該当部分を引用します。

 

坐禅するやろ。そしたら、変ないい方やけど、宇宙の回転軸がわかるわけよ。どこを中心に回転しているかいうのが何となく感覚的に掴めてきて、その回転軸と自分の肉体の中心軸がピタッと一致した時に、すごい、何ていうの、いい感じ(笑)。いい感じになるわけよ。だから、宇宙の回転軸(中心軸)、それが神やで。その神と僕が一体化するっていう神人合一。それはキリスト教でもイスラム教でも言うし、全然変わらない話だと思う。だから方法論としてスーフィー(イスラム神秘主義の一派)みたいに体を回転させることによって宇宙の回転軸を発見するというやり方もあるやろ。坐禅は座ることによって回転軸を発見していく。キリスト教なんかの祈りの場合は、急に宇宙の回転軸とか言われてもわからんから、基本的にまず外におくわけよ。神として人格化して。そして自分がここにおって、その神と対話して祈ることによって、命を一つにしていって、最終的にはピタッと軸を一緒にする。まず外に人格化するっていうのが心理学的におもしろいやり方だと思う。

(引用はここまで)

つまり、「大宇宙のスピン力」とは「大宇宙の生命力」であり、その怒涛の生命エネルギーが、僕の心不全を一瞬で解消してしまったってことなのです。

 

それだけではありません。

 

大宇宙の生命力は、僕を取り巻く環境にまで、その偉大なる力を発揮して、旅館の雰囲気や温泉の質まで一瞬で変えてしまったというわけなのです(笑)。

 

やはり、自分が世界を映し出しているのか…(補足参照のこと)。

 

~補足~

仙骨整体MRTの創始者、内海康満さんの本に「目で見ているのではなく、自分が世界を映し出している」と書かれてあったと思います。

冷静に考えれば、それは誰でも真理と分かることだと、彼は次のように言います。

「視界が前後、左右、上下に移動するたび、まばたきするたびに、脳は目から入ってくる膨大な情報を一瞬で処理しなければならない。そんな効率の悪いことをしていたら、しょっちゅう映像が乱れてしまうはずだ。ましてや、脳のスペックは人それぞれ違うんだ。それでは一人一人異なった世界を見ていることになり、人類共通の認識を持つことなんて不可能だろう。しかし、実際は、誰が見ても同じものは同じように見える。ということは、寝ていようが起きていようが、常に自分が世界を映し出し続けてるから、閉じた目をパッと開けても映像が乱れることがないんだ。つまり、同じものが同じように見えるよう、神様から一人一人に同じソフトウェアをプレゼントされているということだ」と…。

 

~追伸~

龍神レイキ創始者・川島伸介さんの新刊「いのちを癒す氣の力 ホリスティック・ヒーリング(ビオ・マガジン発行)」のご紹介です!

レイキ開設100周年記念にて、ホリスティック医学の第一人者・帯津良一先生との共著です。本の紹介には、「一人ひとりがいのちを輝かせ、より良く生きるためにはどうしたらいいのか?これからの世界に必要とされる「 温もり」を広げていくために、どうすればいいのか?二人の癒し人が私たちの心とからだ、そしていのちを癒す“氣の力”の正体を探ります」と書かれていますが、まさに、僕が抱き続けている問いであり、探求し続けていることでもあり、とても嬉しくなりました(白峰先生、川島さん、柳木さん、anemoneの中田編集長との食事会は、懐かしい思い出です 笑)。

今年の夏頃には、白峰先生と川島さんの対談本も、ヒカルランドから出版予定とのこと。乞うご期待!笑

※川島伸介さんの新刊「いのちを癒す氣の力 ホリスティック・ヒーリング(ビオ・マガジン発行)」は↓をクリック!

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文殊菩薩さんの真言は「オンアラハシャノウ」ですが、その意味は「我は不生不滅、不垢不浄、不増不減の光なり」という意味です。生まれるとか滅するとか、汚れるとか清らかだとか、(お金などが)増えたとか減ったとか、それは、無色透明のスクリーンに映し出された映像に過ぎません。文殊菩薩さんは「あなたはそのスクリーンに善悪悲喜こもごものドラマを映し出している光源自身なのですよ」と教えているのです(フィルムに刻まれた映像をスクリーンに映し出すには、光源が必要なのと同じ仕組みです。補足参照のこと)。

 

~補足~

禅の指導者である立花大敬さんは、想いが現実化する仕組みを暗示したものが、正月の鏡餅だと言います。てっぺんの柚子は、霊的太陽(私たちのイノチの本質の光)を表しており、二段目の餅は、そのイノチの本質から流れ出た光が凝縮してできたココロを表し、一番下の餅はそのココロが凝縮してできた地上世界を表していると…。つまり、イノチの光源があって、ココロというフィルムがあって、そのココロのフィルム上に描かれたイメージがあります。そのイメージが地上世界のスクリーンに映し出されることで、現実化が起こることを鏡餅は教えていると言うのです。また、般若心経には、色、受、想、行、識という言葉が出てきますが、これも同じことを教えています。地上世界のスクリーンに映し出されたドラマ(=色)を見て(=受)、私たちは様々な想いを抱き(=想)、繰り返し想うことで(=行)それが心に刻まれ(=識)、その刻まれた想いがまた地上世界のスクリーンにドラマ(=色)として映し出されるということを意味しています。

ちなみに、この世には、悟る役割の人と、その悟りを日常生活に活かす役割の人がいると思っています(法則を発見する科学者と、その法則を活かした便利アイテムを創造する発明家みたいな関係です)。

 

誰かが悟ったならば、その悟りを活用したらいいんです。

 

その悟りの正しさを検証するために、同じように何十年も修行して、「やっぱり、その悟りは正しかった」と、同じ悟りを得ても、人類全体から見れば、何の進歩も発展もないじゃないか…と思ってしまいます(笑)。

 

すでに数えきれないほど、たくさんの悟った人たちによって、悟りの正しさは検証されているのです(それに、世界中の人たちが悟りを求めて、朝から晩まで坐禅や瞑想をしていたら、社会は機能不全に陥ってしまいます 笑)。

 

わざわざ同じことを体験しなくても、もう十分ではないでしょうか…。

 

さて、話を本題に戻します!

 

僕は山を下りてから、驚くべき事実を知ることになります。

 

氣づけば、まったく息切れも休息もすることなく、スタスタと山を登って下りることができていたのです。

 

当時の僕は、心臓が3分の1しか動いてない状態だったにもかかわらず…(数日後、このあり得ない体調の変化は、あり得ない科学的データで証明されることになります。詳細は後述します)。

 

と同時に、心不全になって心筋が衰えたなら、再び、心筋を鍛え直して、心不全になる前より、もっと元氣になってやろうという猛烈な意欲まで、突然、フツフツと湧いてきたのです。

 

それだけではありません。

 

なんと、前日から宿泊していた旅館の雰囲気まで、ガラリと変わっていたのです!笑

 

どんよりした雰囲気の旅館だったのに、まるで実家に帰った時のような、居心地よい空間と温もりある接客に激変していました。

 

前日の料理はお世辞にも美味しいとは言えない料理だったのに、身も心も大満足なご馳走へとレベルアップしていました。

 

これだけでは氣のせいと言われても仕方ありませんが、な、なんと、温泉の質までまったく変わっていたのです。

 

前日は、ぬるく硫黄臭もまったくしない残念な温泉だったのに、袈裟山に登った後は、いきなり熱く硫黄臭のプンプンする素晴らしい温泉へと生まれ変わっていたのです。

 

なんじゃこりゃあ…(笑)。

実は、「南無妙法蓮華経」という言葉も、蓮の花にたとえて「One=All(ワンネス)」の真理を伝えたものです。水面に浮かぶ蓮の花は、ひとつひとつ別々の花に見えますが、その根っこはひとつです。すべてのイノチは、地球の中心ではひとつのイノチ、すなわち、「One=All(ワンネス)」だということを教えているのです。

 

また、蓮は泥水(善悪悲喜こもごもの現実界を象徴)の中にありながら、決して泥水に汚されることなく、逆に、そこから養分をしっかり吸収して、水面上に美しい花を咲かせます。

この蓮のように、たくましく生きるエネルギーの大切さ、それが、私たちのイノチの本質なんだということも教えているのでしょう

 

さて、地球の引力である愛と、完全に一体になった状態が「One=All(ワンネス)」と書きましたが、地球の中心は太陽の中心につながり、その太陽の中心は銀河系の中心につながり、その銀河系の中心は宇宙の中心へとつながっています。

 

つまり、すべての存在の中心は、最終的には、宇宙の中心へとつながっているのです。

 

「世界中の人たちは地球の愛でひとつにつながっている」=「すべてのイノチは宇宙の愛でひとつにつながっている」であり、「地球の中心で私たちはひとつ」=「宇宙の中心ですべてのイノチはひとつ」でもあった…。

 

さて、前置きがずいぶん長くなってしまいましたが、白山大神は次のようなアドバイスをイザナギにされたのです。

 

「肉体の死にとらわれてはいけません。『One=All(ワンネス)』の世界で、あなたとイザナミは一度も離れ離れになったことはないのです。そのことを忘れないでください」と…。

 

イザナギから、アマテラス、ツキヨミ、スサノオの三貴神が生まれましたが、もし、イザナギだけから生まれた子であるなら、三貴神に母親はいないはずでしょう。でも、スサノオは母親のイザナミを恋しがって黄泉の国まで会いに行こうとしたのです。

 

ということは、スサノオはイザナギとイザナミから生まれたことになるでしょう。

 

その理由はこういうことだったのです。

 

白山大神とは、「One=All(ワンネス)」の世界と、私たちをくくる働きをされる神さま…(白山大神がククリヒメとも言われる理由です)。

 

この神様がいらっしゃるから、私たちは「One=All(ワンネス)」の世界(またの名を「エデンの園」)に、再び、帰還することが保証されているわけです(この「エデンの園」が地上世界に顕現されてミロクの世となるのです)。

 

今日、この地に僕が導かれたのは、再び、この大いなるイノチの源泉と結ばれるためだった…。ウィーン、ウィーンと袈裟山が鳴り響いたのは、まさに、イノチの世界からのコーリングだったのです(補足参照のこと)。

 

~補足~

国家風水師の白峰先生いわく、「古代、世界王朝の主だった白山菊理姫(白山大神)は(エジプト文明にも関与していたそうです)、もう一度、日本を中心に世界を結び、新たな世界文明を開く働きをする。それは、日の本の国、すなわち、太陽神界とつながる「()」の本の国の本来の役割でもある。その「霊」の本のエネルギーで世界をひとつにくくり、「One=All(ワンネス)」の新文明を開く働きをするということでもある。魚座から水瓶座へのシフトは、白山菊理姫という女神の時代となったということ。 それは、女性原理でなく母性原理。水瓶座の時代は、母性原理で世界が動くようになるということ」だと…。

袈裟山千光寺から望む御嶽山

 

お社の前には「この地は、古代信仰の祭場と伝えられ、両面宿儺の霊跡とも言われる。奈良時代には泰澄大師が白山大神を勧請…」と書かれた看板がありました。

 

なるほど、この日のために泰澄大師は白山大神をこの地に勧請されたのか!

 

どういうことかと言いますと…

 

白山大神は、キクリヒメ、または、ククリヒメと言われる謎の女神です。

 

「古事記」では、イザナギが黄泉の国から帰るシーンに登場し、白山大神はイザナギに何らかのアドバイスをされ、それを聞いたイザナギはたいそう喜んだと書かれてあります。

 

でも、そのアドバイスがどのような内容のものだったかは書かれていないのです。

 

いったい、白山大神はどのようなアドバイスをされたのでしょうか?

 

…とその前に、私たちがイノチの根っこでは「One=All(ワンネス)」であるという真理について説明しなければなりません。

 

我が太極拳の老師は「地球の引力」が氣功武道における「氣」の正体であり、「地球の愛」であり、世界中の人たちは地球の愛でひとつに結ばれていると言います。

 

つまり、地球の中心で私たちはひとつ、すなわち、「One=All(ワンネス)」なんです。

 

だから、地球の引力はものすごい愛のエネルギーってことです。

 

その地球の愛である引力にカラダとココロを同調させていく…それが氣功というわけです。

 

そして、私たちが地球の引力にすっかり同調して、カラダとココロからすべての緊張が消え去った時、大地のどん底(地球の中心)で私たちを支える地球の愛に氣づくと、老師は言うのです。

 

その地球の引力である愛と、完全に一体になった状態が「One=All(ワンネス)」で、禅の悟りとはこのことだそうです。

 

坐禅で姿勢が重視されるのも、地球の引力と同化して、地球の愛と一体化するためだと…。茶道、書道、華道、剣道、弓道など、日本人は「道」という言葉が大好きですが、それも同じで、「One=All(ワンネス)」に至る道のことだと言います

 

しかも、地球の引力に同調して「One=All(ワンネス)」になればなるほど、自分の思ったことがどんどん叶うようになってくると言うのです(笑)。

 

自分の手足を自分の思いどおりに動かすことができるのは、手足が自分の一部だからでしょう。それと同じ理由です。「One=All(ワンネス)」になったら、「自分」=「世界」ですから、自分の思いは瞬時に世界中に伝わり、世界中が自分の思いどおりに動いてくれるようになるというわけです。

 

なるほど、倶利伽羅龍王さんが、どんな願いも叶えてやると大断言されていた理由は、コレだったのです…。