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脳卒中患者のフィジカルアセスメント

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看護について

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参考資料は
次に調べる病気は
脳出血
脳出血とは、脳実質内の出血のことをいう。
脳内血腫の圧迫によって起こる局所神経症状及び頭蓋内圧亢進症状を示す

つまり、脳の中に大きなチマメが出来てる状態ということ🤔
脳は骨に守られてる=容量が決まってる
つまり、脳みそは骨で囲われてるから、チマメのせいで圧迫されてしまう→脳の中の圧が上がる
ということかな?と

主な原因は高血圧
生活習慣は日頃から気を付けなきゃならんですね

出血部位ですが
皮質下・被殼・視床・脳幹・小脳
の5つがメインで、
割合は
一位 被殼
二位 視床
三位 脳幹
四位 小脳
五位 皮質下
だそうです。予後が悪くなりやすいのは脳幹と視床と記載されてます

治療方針ですが
CTで出血部位の確認
意識レベルの確認
①意識清明&脳ヘルニア所見なしだと内科的治療経過観察
②意識レベルが低下(JCS2桁)&脳ヘルニア所見ありだと外科的治療
③昏睡だと手術しない(改善の見込みがない)

というような感じとのこと…

※脳ヘルニア…脳が浮腫んで他部位を圧迫することで脳に負担がかかる(硬膜で仕切られたコンパートメントにおさまってる脳が本来の位置から押し出される)

昏睡になると手術しないって…家族からしたらショッキングかもしれませんねえーん


ではそれぞれの出血部位別の病態を確認します

皮質下出血
脳の表面に分布する皮質枝(前大脳動脈・中大脳動脈・後大脳動脈から分枝する細い血管)は大脳皮質に血液を送っている。皮質下出血はこれらが破綻して起こることが多い。
高齢者に多く必ずしも原因が高血圧というものではない(若者には脳動静脈奇形が原因の場合が多い)

症状
出血部位に限らずてんかんはありますが、
部位別にみてみると…

前頭葉の出血
前頭部痛
対側の運動麻痺(上肢に強く、下肢や顔面に軽い麻痺)
運動性失語(優位半球の障害時)

頭頂葉の出血
こめかみの痛み
対側の感覚障害
Gerstmann症候群(左角回が障害されることで手指失認(何本か指が数えられない)・失書・左右失認・失算が起こる)
失読
失行
半側空間無視(劣位半球の障害時)
病態失認

側頭葉の出血
耳の中または耳のすぐ前の軽い痛み
視野障害(同名性四分盲または同名性半盲)
感覚性失認(優位半球の障害時)

後頭葉の出血
同側の眼周囲の激しい痛み
視野障害(同名性半盲)

※視野欠損の部位を4つに分けて、
全盲→全部見えない
側半盲→4分の2(たて半分)見えない
四分盲→4分の1見えない

といった症状が特徴となるようです


被殼出血
レンズ核線条体動脈は中大脳動脈から分枝し、レンズ核(被殼+淡蒼球)に血液を送る。
高血圧などによりそのレンズ核線条体動脈で出血で起こることが多い
(ラクナ梗塞の好発部でもあるため、別名脳卒中動脈)

症状
意識障害
病側を向く共同偏視(眼球が病巣側に寄る)
運動性失語(ブローカ野が傷害された場合)
失行・失認(劣位半球障害時)
対側の同名性半盲
顔面を含む対側の片麻痺
対側の感覚障害



視床出血

高血圧などの原因から、視床穿通動脈と視床膝状体動脈が破綻して起こることが多い
(視床穿通動脈は、後交通動脈の前(P1部)で後大脳動脈から分枝し視床に血液を送る。
視床膝状体動脈は後交通動脈の後(P2部)で分枝する)

症状
意識障害
眼球の内下方偏位(鼻先凝視)
→上丘(垂直方向の眼球運動の中枢)が障害されるため
縮瞳と対光反射の消失・減弱
顔面を含む対側の片麻痺・錐体路徴候
対側の感覚障害

治療
内包があるため、血腫除去術の適応はない
水頭症により脳ヘルニアが切迫する場合はドレナージ


脳幹出血

高血圧などによって脳底動脈橋枝(橋動脈)が破綻する場合が多い
橋動脈は脳底動脈から分枝し、橋に血液を送る

脳幹に対する一次脳損傷のため手術の適応はない
橋では狭い空間で出血が起こるため、眼の症状が出やすい


分類
中心部橋出血
皮質脊髄路(錐体路)あたりの出血
悪化する経過が早く、数時間から数日で死亡
重度意識障害・昏睡あり
四肢の麻痺・除脳硬直あり
眼球の正中位固定(眼球運動の中枢が障害される)・著しい縮瞳(pinpointpupil)(交感神経障害でおこる)・眼球の浮き運動(素早く下方をむてゆっくり戻る眼球運動)あり
感覚障害・顔面の麻痺(三叉神経&外転神経&顔面神経)あり
中枢性過高熱・重篤な呼吸障害あり

※除脳硬直は痛み刺激を与えると手足をのばすような形で硬直する
※著しい縮瞳(pinpointpupil)は麻薬や有機リン中毒(自殺)でも見られる


部分的橋出血
(1)背外側被蓋出血
内側毛帯・三叉神経核あたりの出血
亜急性又は間欠的ひ症状が出現し、
比較的予後は良好
軽度意識障害あり
対側の感覚障害

(2)被蓋底部出血(片側橋出血)
皮質脊髄路・内側毛帯あたりの出血
亜急性又は間欠的ひ症状が出現し、
比較的予後は良好
軽度意識障害あり
対側の感覚障害や交代性麻痺

※交代性麻痺とは脳幹の病変により障害側の脳神経麻痺と体側の片麻痺を生じる状態で、交叉性片麻痺ともいわれる



小脳出血
高血圧などによって上小脳動脈分枝(脳底動脈から分枝して小脳に血液を送っている)の破綻によるものが多い
血腫が3cm以上ならば手術の適応となる


症状
回転性めまい
健側を向く共同偏視(血腫が橋の背部を圧迫する)
反復する嘔吐
後頭部痛からの激しい頭痛
病側の顔面神経麻痺(軽度)
病側の小脳症状(四肢麻痺はないのに起立・歩行困難)