ウォーキング・デッドとリーダー論と安全保障(再掲) | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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ウォーキング・デッドというドラマ

 ウォーキング・デッドというシリーズ物のドラマはご存知でしょうか?ソンビものとしてかなり最近でも話題になったそうでして、私は最近シリーズ1~3を見ました。

 大まかにストーリーを分析してみると確かにパニックもの、ソンビものという印象があるこのドラマですが、本質的には極限状態でのヒューマンストーリーなのだと思います。ソンビから生き抜くためにグループを形成して、そしてグループには必然的にリーダーが必要になるのですが、このリーダーの性質が諍いや協力、反目などの大きな要素となっているような気がします。

 

 ウォーキング・デッドシーズン2ではシェーンとリック(主人公)という2人の、親友でありながらリーダーの素質をもつ人物が最後は殺し合います。シェーンはリックが目覚めるまでのグループのリーダー、そしてリックは途中から合流してリーダーに自然になった人物といえるのですが、この2人の対立や衝突は「理想論」と「現実論」の対立というふうに私には見えました。

 いうなれば「極限状態での必死な状況で、どこまで道徳的でいられるのか?」という問に私には感じられたわけです。リックが誠実、道徳的、ときには道徳に足を取られて決断を先延ばしにすることもあるリーダーだとすれば、シェーンは即断即決、嘘も必要ならばつく、とにかく短期的な危険回避に努めるリーダーといえます。

日本のリーダーはどうだろうか?

 1990年代までの日本の政治家というのは、なにかしらビジョンがそれなりにあったと思うのですが、2000年以降、特に現在の安倍政権のリーダーである安倍総理はどうでしょう?口では「国難だ!大変だ!」といっているのですが、その実はその国難に対してあまり対応策を講じていないというのは、今年4月の北朝鮮危機から見えてくるのではないか?と思います。

 

 なぜ国内的な対応策を講じないのか?というと、安倍総理の持っている日本の生存戦略というのが本質的には全て「アメリカ頼り」という部分に行きつくのは自然かつ、必然的な帰結でしょう。端的に指摘するのならば、アメリカの属国でありさえすれば日本の安全保障は保証されている、と安倍総理は考えているのだと思われます。

 しかしシェーンがリックを陥れようとして逆に殺された後、リックの生存前略というのが語られるわけですが、かれは安全な地域などどこにもないかもしれないが、それでもそういうところを見つけてなんとか生活を築くのだというようなことを仲間に説明します。

 リックの目的意識というのははっきりと「仲間のためにリーダーをする」ことだと伝わってくる場面です。一方で「今後は俺に逆らうな!」という台詞も吐くのですが。

 

 では安倍総理のやっていることは本当に国民のためになることなのか?シェーンのようにひとまずの危機を回避し続けているだけで、本質的な危機についてはなんら手が打てないのではないか?というように疑問に思います。

戦後という時代の安全保障

 我が国は未だに「戦後」で有り続けておりまして、その戦後というものがどういうものであるかを端的にいえば「アメリカの庇護のもとで生きていく」というものです。その結果として日本はある種の勘違いを発生させてしまっている、アメリカは永遠に最強でありなんでも出来るという「勘違い」です。

 しかし国際情勢を鑑みて、または地政学的な要素に目を向けてみた場合に、もはや中国の対応は誰の目にも明らかであり、2010年あたりに語られた中国脅威論はいまや「もうしょうがない」という空気に犯されていると見えます。ネットを見ても「自衛隊が中国に負けるはずがない!」などの非現実的論は鳴りを潜め、勇ましい掛け声も北朝鮮や韓国向けといった状況ではないでしょうか?

 

 ウォーキング・デッドというドラマの状況は「グループに所属していて遊んでいる暇はない、最終的には自分の身は自分で守らないとどうにもならない」という意識がはっきりと見て取れますが(特にシーズン3)、シーズン3で出てくる対立相手のリーダーの町の民衆はリーダーに依存しすぎてその意識がかけらもなく、最終的にはパニックに陥ります。

 現在の日本国民の意識というのは、この対立相手の町の民衆のようなものなのではないか?と私には感じられます。自分の国家を自分で守るという意識をなくしたのが戦後という時代であるとするのならば、アメリカというリーダーがその任を降りようとしているときに、日本が混乱に陥るのはある種の必然的な帰結であり、それが北朝鮮というリスクの顕在化なのではないか?などとドラマを見ながら考えておりました。

 

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本日の男の料理 豆腐と卵と野菜の炒め物

 本日もダイエットに最適、そして美味しいメニューのレシピです。

材料

  • 豆腐(絹でOK)
  • ブロッコリー
  • エリンギ
  • シーチキン
  • ほんだし
  • 醤油
  • 胡椒
  • サラダ油

調理手順

  1. フライパンにサラダ油をしいて、卵を溶いて炒り卵を作ったらお皿にのけておきます。
  2. 豆腐はさいの目に小さめにカット。ブロッコリーは下茹でし、エリンギは手で割いておきます。
  3. シーチキン、エリンギ、ブロッコリーを炒めたら豆腐を入れて炒め、本だし、塩、醤油、胡椒で味を整えたら炒り卵をいれて混ぜて完成!

 洋野菜が入っているので、味付けは洋風でも良さそうです。ちなみにダイエットメニューとして作る場合は、シーチキンは油を使用していないものにすると、カロリーがぐっと下がります。

 なおダイエットに必要なのは消費カロリー>摂取カロリーでして、じつは有酸素運動はそこまで必要ではなかったりします。消費カロリー>摂取カロリーの状態で筋肉が落ちるのを防ぐための、筋トレと食事制限だけでもいけそうな?

 もちろん有酸素運動をしたほうが脂肪をへずり落とすのに効率がいいのは、いうまでもありません。おすすめはウォーキングです。関節に優しいし、1ヶ月も5~7キロ程度ウォーキングすると体力も多少はついてきます。

 うん、別にウォーキング・デッドの話があったから、ウォーキングに言及したわけではないのであしからず(笑)

 

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