大衆と知性と炎上と議論-他は言論と思想と人格と行動へのコメ返しとか | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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やはりこの件はもはや炎上案件

 例の三橋貴明さんの事件で色々と議論および不安なども活発になっているようです。言論と思想と人格と行動というタイトルで「今回の件は静観する」というコメ返しの趣旨で書いた記事が、わりと反応があったようです。

 私自身がまずこの事件で気になったのが山口敬之さんのレイプ疑惑が持ち上がったときの自身の言論であるというのは、じつは率直なところです。「そういえば私、あのときはなに言ってたかな?」と。ぶっちゃけていうと毎日毎日更新しているのでなにを書いたかすら忘れてるんですね(笑)

追記:民事不介入のはずの警察が介入した、というのは相当DVおよび事件が悪質であったという推察がネットで出ておりましたが、ほぼ間違いないでしょうと思います。心境的には私、最近はかなり複雑な気分です。

 

 さてコメントを見てみると結構皆様、炎上に辟易としているというような感じがします。順不同になるかもしれませんが、頂いたコメントを見ていきます。(名前はつけてません。どうしても確認したい方は元記事からどーぞ。また改行も編集しております)

※記事後半は炎上についての考察および、うずらさん、カツトシさんの議論の考察をしようかと思います。コメ返しに興味のない方は後半の炎上現象とくすぶる火種とそれぞれの対応(クリックで飛びます)に飛んでください。

 

1. 明けましておめでとうございます(今ごろ)

皆さん、三橋さんに依存してますね(苦笑)

私は誰かも知らない他人の痴話喧嘩なのか?DVなのか?全く分かりませんが、‘絶対’に正しい他人の対応なんて、見いだせません。

皆さん…自身の依存症を証明しているのに気づかれては?と、燃料失礼します(因みに私は真っ黒と思ってますよ(苦笑))。

では、失礼しました(それにしても、批判者は殆どみな単純で羨ましい(苦笑)まあ、盲目な擁護者も同様ですが)。

 あけましておめでとうございます(今頃(笑))炎上案件で燃料投下しないで(笑)

 

2. 無題

凶悪死刑囚が1+1=2と書いたら
もう足し算はできなくなるね。
とでも返したらどうでしょうか

私たち部外者にはそのぐらいの関係しかないですし

 このコメントは見た瞬間に「ぶっはぁっ!wwwww」と吹きそうになりました。なるほど、この返しがあったか・・・と思わず関心。いや、本当にはしないですけど。

 

4. 無題

ヤンさんは、見事に、個として、自立されておられますね。(人間として、精神的に独り立ちされているという意味です)
私は、それは、立派なことではないかと、思うのです。
なぜなら、『私』と言う人生の、物語の主役は・・、『私』以外、いないからです。
それは、安倍晋三でも、三橋貴明でも、ないのです。
私は、私なのです。
そして、それを真に理解できている者こそが・・・、真に、他者に対して、敬意を表せる様な人間になるのではないかと、思うのです。

これもまた、バケツリレーさんふうに表現すれば・・・、忠義の心ではないかと思うのです。(バケツリレーさん、使いどころもし間違っていたら、すみません。(;^_^A  )

 いえいえ・・・自立しているというよりそうありたい、というだけで鋭意努力中です(汗)単に「面倒くさいので近付かないでおこう・・・」というのがホンネといえなくもない(汗)

 

5. "私"は、"私"であって、"私"ではない…!?

自分の中では、、、

・"わたし"は、(社会的な!?)"渡し"であって、(生まれ落ちたばかりの!?)"私"ではない

~このように理解しています。

*人の心中は推し量ったり"忖度"することはできても、完全にフィットするように理解することはできません。ましてや、夫婦間のトラブルをや…!? 

 要するに「他人のことなんかそこまでわからんじゃん」ということだと思いますけど、私もおんなじ。

 

7. 今回のくだらないコトの雑感です
行政と司法は通常営業でしたね。
しかし、マスゴミが騒ぎすぎ。
どうも三橋さんが総理のお友達(笑)、ということで政権を叩きたかったようですね。


全国放送で夫婦喧嘩をネタにする…。関東ローカルならまだしも…。
相変わらずのテイノウのゴミっぷりを見させていただきました。

うんざりです。

 どうなんでしょう?マスメディアの報道の速さは「すげー情報力だな」と思いましたが、多分ニュースソースになると思って警察が流したりしたの?的な?よくわかりませんけど・・・。

 夫婦喧嘩かDVか?といわれると、そもそも夫婦をしたことがないのでこれまた私にはよくわからんのですけれども、DVだったらそれはいかんなぁ・・・と思います。今回の炎上が「うんざり」というのには心底同意です。

 

3. 無題

こんにちわー(^o^)
僕今回は全面的に三橋擁護ですよー(^o^)

特にマスゴミに怒鳴ったのが気にいりましたー、笑

 擁護も批判もまあそれぞれですからね~。しかし判断基準がそこかいっ!とツッコミ待ちな気がしないでもないような・・・?

 

8. 上手い言い方ですね。流石です。

>最初に結論から申し上げますと、どれほど立派な言論や思想を説こうともその人物の人格まで保証するものではありません。
 ↑このお考えには大賛成です。ですが、貴方は安倍ちゃんの提灯持ちの山口某氏(でしたっけ?)がヤラかした時に何と仰ってましたっけ?
http://wjf-project.info/blog-entry-1553.html?sp
 ↑コレは三橋先生を目の敵にしてるような方のブログですが、山口某氏の時に仰ってられた事を思い出されて読んでみれば面白いかも?ですm(__)m

 このコメントが「おおぅ、それ気になってたのさ」と結構グサッときました。んで律儀に自ブログで「山口敬之」と検索してみると・・・多分セーフ(笑)冒頭に書いたように「なに書いたっけ?」状態だったのですが、どうも山口敬之さんが批判の対象というより、その状況の安倍総理とのお友達や、不透明な逮捕取りやめ、もしくは産経の不自然な擁護記事などの批判っぽい(汗)

山口敬之氏のレイプ疑惑と安倍政権の闇(多分一番最初にかいた記事かと)

炎上現象とくすぶる火種とそれぞれの対応

 炎上とは2ちゃんねるでは「祭り」といわれまして、これはなかなか的確な表現だなぁと思うわけです。お祭りになるとみんな心が浮足立ちますし、私もお祭りは大好きです。2ちゃんの「祭り」は特に好きではないですが(笑)なぜお祭りが好きか?というと非日常の光景でみんなで浮足立つことそれ自体が「楽しい」のだと思うのですが、2ちゃんの祭りもネガティブな方に同じなのですね。

 一種の「同一指向性の心情の共有」という側面がどちらにもあるような気がします。最もその心情がポジティブかネガティブか?という違いはあるにしろ、本質的には似ているのかもしれません。

 また『対論「炎上」日本のメカニズム』という藤井聡さん、佐藤健志さんの共著では藤井聡さんが「炎上とはまさに発火現象と似ている」とおっしゃる通りで、古来から火は儀式などにも使われてきたわけですけれども、火というのは見ていると何か原始的な情動を呼び覚ます力があるように思えるのです。

 もしかしたら2ちゃんねるの祭りなども、人間の闘争本能だとかそのような原始的な情動が形を変えただけのもかもしれないと思ったりもするわけですね。

 

 

 

 さて、今回の三橋さんの事件で動揺をした我らが経世済民陣営ですが、これからどうあるべきなのか?ということについて、2つの記事を参考にしたいと思います。うずらさん、カツトシさんですね。

銃口は敵に向けろ!(うずらさん)

コメント返しとかアレコレ反論とか・・・その①~時には銃口を味方に向けてもいいじゃない!~(カツトシさん)

 タイトルだけを見ましても大変面白いやり取りであると感じます。私も本日の記事のタイトルを「銃口を私に向けないで」にでもすりゃよかったか?という話はおいておいて・・・(笑)本題に入りましょう。

 

 うずらさんが主に主張されているのは「財政出動はそもそも、あまり国民受けしてない。しかし高度成長期や1990年までは知的エリートがあえて政策として取り入れていた。少数派でも政策実現性は存在する。だから論理を磨くことに集中して、エッジの聞いた論理を吐こうぜ」というものかと思います。要するにまあ、多数を取る必要は特にない、もしくは不可能に近いと思われているのだと思います。

 

 対してカツトシさんの主張は「倉山さんとか上念さんとかうまいことやっているのは、論理的正しさではなくインフルエンサーを取り込むのがうまいから。財政出動派も注力するべき」というのが主眼になっていると思います。その論拠としては伝道師たるインフルエンサーが財政出動派には三橋さんしかほぼ存在していない、だからこれほど動揺が走ったのだというところでしょう。

 

 おふたりの議論は大変面白く興味深いやり取りですので、私としてはどちらの記事もお読みいただきたいと思います。

 さて、おふたりの議論の帰結は「知性と大衆が両立するか?」という命題に突き当たるような気が致します。一例を申しますと保守というのは1990年以前までの自民党がそう呼ばれていたとしても、国民レベルではあまり幅を利かせているわけではありませんでした。いろいろな解釈が可能ですけれども、当時の多くの国民は「日本が豊かになっていく」という経済的な希望および満足感で左右をあまり気にしていなかった、というのが実態なのではないか?と思います。

 しかし2000年以降に顕著になってきたのはいわゆる保守というものが、大衆化して嫌韓、嫌中というものに変化していったわけです。それに伴っていわゆる保守と呼ばれるものがあまり知的でなくなったという現象は非常に興味深いところです。

 もっともこれは1991年のソビエト崩壊から、保守陣営が新自由主義を受け入れたことも無関係ではないのかもしれませんが、今回は「知性と大衆が両立するか?」というお題ですので、ここらへんは少々省きましょう。

 

 ここでわかるのは「大衆化すると主張はアイコン化、劣化する」ということが往々にして起こるということです。左派、右派、リベラル、保守にしても大衆化するとは本来的な目的をアイコン化してわかりやすく伝えなければならない、従って伝言ゲームのように変質する可能性が非常に高いわけですね。

 この例で足りなければ伊藤仁斎の例を引いても良いでしょう。簡単にいうと儒学の孔子の教えを当時の学者は非常に高邁なもの、宇宙の真理的なものと捉えていたのですけれども、伊藤仁斎という人は孔子の原文を読んで「ちがうやん!むっちゃ実践知をかいてるやん!」と喝破しました。しかし伊藤仁斎の弟子たちはまたもや伊藤仁斎の教えを「高邁なもの、宇宙の真理的なもの」としてしまったという(笑)

 

 では「知性と大衆は両立しない」としましょう。しかし歴史上はひとりの人間が英雄になり、歴史を動かすことも当然ながら存在します。また言論で歴史が動くということもあるでしょう。誤解を恐れずにいうのならば「知性として目指すところと、大衆の不満が一致した」というわけではないでしょうか?・・・じゃぁ知性と大衆は両立することもあるじゃん!というツッコミはちょっと待ってほしい(汗)

 性質的には両立しないけれども、たまたま一致する状況というのはあり得るというわけです。

 

 この件についてはリフレ派というのが非常にわかりやすいと思います。私はリフレ派の理論というのは破綻していると思っていますが、政府やメディアから見ると「破綻していないと思いたい」のです。なぜならば今まで散々緊縮財政、クニノシャッキンガーをやってきたわけですから180度異なる見解で「日本に財政問題は存在しない」とはなかなかいえない。しかしデフレという問題が大きくクローズアップされてなんとかしなければならない。

 とすると「債務を増やさず」「金融緩和だけでデフレが脱却できる」というリフレ派の理論というのは、政府や政治家、メディアの非常に都合の良いものであったというわけです。体裁と面目が保てるしという保身です。これがじつは、リフレ派が政治の表舞台に飛び出た大きな要素であったのではないか?と診断します。

 うずらさんは「リフレ派も少数で、なんなものは1000人に1人も理解してないけどメインストリームじゃないか」と論拠を示し、そしてカツトシさんは「リフレ派はインフルエンサーを取り込むのがうまい、または育てた」と診断されておりますが、私は政治力学的な観点から上述したような論点を提示したいわけです。

 

 ではインフルエンサーを育てるのは無為な行為なのか?というとそうでもなくて、デフレというもののクローズアップに三橋貴明さんが一役買われたことは確かでしょうし、または大阪都構想のときに反対派に大きな理論的支柱を与えた藤井聡さんの功績も確かでしょう。しかし興味深いのは三橋さんは最初からインフルエンサーを目指していたと思われますが、藤井聡さんは大阪都構想の時にインフルエンサーとして状況に求められたのではないか?という点です。このスタンスの違いが存在するのだとしたら、これはなかなか面白い現象じゃないでしょうか?

 しかし藤井聡さんがインフルエンサーとして状況に求められたとしても、それまでの藤井聡さんの言論がなかったら求められなかった可能性、見つけ出されなかった可能性というのも存在するわけです。

 結局のところ私は論点の提示をしてみましたけれども、結論は出せないという情けない話なのですが(笑)経世済民、財政出動を主張する陣営としてどうしていけばよいのか?という議論に一石を投じられれば幸いです。

 

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本日の男の料理 ヘルシー焼きうどん

 私の焼きうどんは世界一!とまではいいませんが(笑)かなりおいしいレシピですよっと。しかもちょいヘルシー。

材料

  • うどん(ゆで麺)
  • キャベツ
  • 鶏胸肉
  • 紅しょうが
  • にんにく
  • ガーリックパウダー
  • 胡椒
  • 醤油
  • サラダ油

調理手順

  1. キャベツはざく切り、鶏胸肉は皮をとってから薄切りにします。肉のカロリーの多くは脂肪からですからね~。ここがヘルシーポイント。
  2. フライパンに油を入れて中火、にんにくをスライスして入れます。香りが移ったら鶏胸肉、キャベツの順でいれて炒めます。
  3. うどんをいれて塩、胡椒、ガーリックパウダーで味をつけてうどんが温まるまで炒め、最後に醤油、紅しょうがをいれてさっと炒めて出来上がり!

 目玉焼きをのせると美味しいのです。

 

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