言論と思想と人格と行動 | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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反新自由主義・反グローバリズムの立場での政経論、時事ニュースなどを解説。
ヤン・ウェンリー命は2ちゃんねるのコテハンです。

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やはり聞かれるかぁ・・・静観したい(T_T)

1. 三橋氏の逮捕について

三橋氏の逮捕について、主様はどう思われますか…

名無しさん 

 え~・・・コメントをいただきました。大変簡潔かついい加減と思われるかもしれない返答になるかと思いますが、静観したいと思っています。思うところもありますし、また色々と残念な話であるとは思いますが、炎上するのは目に見えておりまして(というかすでにしているみたいですね(汗))、私は私の言論に集中したいというのが正直な思いです。

 追記:昨日、三橋さんが戻られたようで記事がアップされておりましたね。特段感想は私からはありません。

言論とはなにから生まれるか?

 言論とは基本的に思想やイデオロギーを前提条件としているのだと思います。思想やイデオロギーというと「なんだかややこしいもの」という印象がありますが、たとえばそれは信念や理念などと言い換えてもよいと思います。ジャーナリストにはジャーナリストの理念や信条があるでしょうし、もしくは政治家には政治家の、学者には学者のというわけです。

 ただしこの場合、たとえば「金のために発言をする」というのも信条に含まれてしまうわけですね。信条という表現が的確でないとするのならば、目的と言い換えてもよいでしょう。

 たとえば一銭のお金も受け取っていないブロガーにしても、目的は多種多様でしょう。承認欲求を満たすための人もいれば、単なるストレス発散の人もいれば、もしくは豊かな国になって欲しいという切なる願いを抱く人も存在します。もしくは自身の知的好奇心のために書く人もいます。2ちゃんねる等では暇つぶし、もしくは炎上を祭りとして快楽を得るためという人もいるでしょうし、ルサンチマンに駆られる人もいるでしょう。

 その目的や動機は様々であるという点は、まず抑えておくべきところであると思います。

 

 しかしたとえば承認欲求やもしくは快楽、ストレス発散などからは雑多な言論らしきものは生まれても、個人の言論というまでに力を持つことは殆どないと思われます。2ちゃんねるなどの祭りで「何かを叩く」ことを「言論を発する」と解釈する人はそうそういないでしょう。発した言葉に何らかの思想や信条、理念、知性などが感じ取れると共感する人がいる場合にこそ、その言葉というのは言論足り得るのだと思います。

 とするとやはり言論というのは前提条件に思想やイデオロギー、もしくは知性や信念や信条などが存在しないと成り立たない、という結論に帰着します。

 

 では思想やイデオロギーとは何か?たとえば保守思想であれば「不可知論の立場で、進歩主義的や理性万能主義を警戒する」となるわけですけれども、世間で保守といわれている人ですら保守思想に造詣が深いか?というとあまりそうでもない気がします。なぜならばこの20年以上、いわゆる保守というのは理性万能主義、進歩主義である新自由主義を何のためらいもなく受け入れているわけですから。

 もしくはリベラル(自由主義)で例えてみても良いでしょう。リベラルは多様性、個人や人権の尊重、民主政、寛容などを重視するわけですけれども、左派たる護憲派は「改憲論も多様性だから」と寛容さを示すでしょうか?

 代表的な2つの思想を引き合いに出したのですけれども、その思想本来の性質、本質を忘れて都合よく利用するのは「雑多な言論らしきもの」と受け取られても仕方のない話ではないでしょうか?

 これが「言論」ではなく「世論」「数多の声」という形でしたらここまできっちりと定義する必要もないのですけれども(笑)

思想と言論は人格を保証するのか?

 最初に結論から申し上げますと、どれほど立派な言論や思想を説こうともその人物の人格まで保証するものではありません。歴史を紐解けばこのことは明らかです。一例をあげますと社会契約論を著したルソーですけれども、性生活のほうはけっこう壊滅的な有様であったようです。また日本でいえば伊藤博文の家がないエピソードもなかなか面白いですし、思想や言論とは畑が違いますが石川啄木の短歌も過激であったりします。簡潔に書くと「俺に頭を下げさせたやつは、全員死ね」と歌っていたりします(笑)

 この手の話は他にも山ほどありますので、それはそれぞれで調べていただくとして・・・。

※伊藤博文ですけれども総理大臣になった時に家がなかったので、それで出来たのが首相官邸という話です。・・・おいっ(笑)

 

 まあ要するに思想や言論が大変ご立派で歴史に載るような人でも、ぶっちゃけその人格を保証するものではないということは、歴史がすなわち証明しているといいたいわけです。かくいう私だって、立派な言論じゃないかもしれませんけれども・・・・どういう人格なのか?というのは皆様はブログから推察不可能でしょうというわけです。

 もっとも言論も思想も業績も、そして人格も立派な人も歴史上に綺羅星の数ほど存在するわけですから、偉人=変人といいたいわけでもありません。

 思想や言論と人格は必ずしも一致しない、というのは心に留めておくべきでしょう。そうすれば「裏切られた!」などの負の感情に身を任せることも少なくなるはずでありますし。

しかし人は見たいものを人に見る

 これはもうどうしようもない話でありまして、芸能人などでも大変人気のあった人が一夜にしてテレビから引きずり降ろされる、ということもしばしばあります。もしくはいつかは忘れましたが政治家のSMバー通いなどが報道された時期がありました。私個人としては「SMバーで遊んでもええやん?」というだけの話だったのですけれども、世間様の反応というのはかなり異なったようです。

 これはもう人の性とでもいうべきもので、思想や信条、言論などがいかに立派でもなにかスキャンダル、もしくは事件などが起これば一気に潮は引いていくというのも世の常、人の常でしょう。

 

 ここで1つ解説しておきたいのが、人は人に見たいものを見るという事実です。アイドルファンであれば「あのアイドルに彼氏がいるはずがない!清純なんだ!」と思うがゆえに、夜中のスキャンダルなどが報道されると一夜にしてアイドルは職を失うわけです。ファンタジーを見せるお仕事ですから仕方がないのかもしれませんけれども。

 もっと身近な例でいうと、たとえば職場に東大卒が入ってきたとしたら何となく「きっと仕事ができるやつだ」と思ってしまうでしょう。ええ、私だってそう思うと思います(笑)

 見たいものをその人に投影しているゆえに、その期待を裏切られると反動として落ち込むというのはしばしば起こります。仕方のないことなのかもしれませんけれども、出来る限り色眼鏡を排除するというのは必要かもしれません。

 

 その上で自分の思想、信条が確固たるものであれば右往左往しなくてよいはずです。というわけで、長々と「静観する」というスタンスについて解説を試みてみましたとさ(笑)

P.S

 最近は本を読む暇がなくて脳内アップデートがやや滞っている、という面があります。あれやこれやと、やりたいことは死ぬほどあるのですけれども(笑)

 というわけで今後はコメ返しするにしても、記事中で気になったコメントに対してという感じになると思います。ちなみにコメントはすべて目を通させていただいております。このような形になりますが、何卒ご了承、ご容赦いただけたらと思いますm(__)m

 

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本日の男の料理 豆腐あんかけ

 昔は豆腐って「美味しい」とあまり思わなかったのですけれども、最近は豆腐が美味しいのです。湯豆腐ばかりですと飽きるので、豆腐あんかけ。

材料

  • 豆腐
  • しめじ
  • ねぎ
  • 出汁
  • 醤油
  • 日本酒
  • 片栗粉

調理手順

  1. 出汁に日本酒少々、塩、醤油で味を整えてしめじと豆腐を入れます。
  2. ひと煮立ちしたら溶いた片栗粉を回し入れて豆腐を崩さないように混ぜ、皿に盛ったらねぎをかけて出来上がり。

 揚げ出し豆腐でやるのも美味しそうです。もしくは厚揚げでも良いですね。

 

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