筋トレと経済の一般理論と実相 | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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本日は少々変わったお題

 厳密にいいますと「人体と経済の一般理論と実相」というタイトルのほうが正確なのですが、筋トレ理論から知った知識ですのでタイトルのようにしました。私はご存知、(ちょっと)マッチョ系政経ブロガーでございます(まだマッチョとはいえませんけど(汗))

 一応来歴だけでいいますと中学時代に水泳部で近畿大会、このころは中学生にしてはかなりマッチョでした。しかし16歳で社会人デビューしてからは運動から遠ざかり、29歳の頃に一念発起して半年ほどジムに通い52kg→57kgまで筋肥大化させるも仕事が忙しいためにやめて、37歳にしてまたもやジム通い&水泳を再開しまして現在は絞る&筋肥大化という初心者ボーナス狙いのプランで邁進しています。

 中学生や20代の頃というのは無茶がききますので大丈夫だったのですけど、37にして始めたきっかけは自身の体力の衰えに唖然としてですから当然無茶はききません。というわけで日々、筋トレ理論を勉強して実践という形になっています。

 

 さてここからが本題。運動生理学という分野が筋トレ研究をするのだそうですけれども、じつは人体ってそこまでよく分かっていないのだそうです。筋肉痛がなぜ起こるのか?が未だに解明されていないということだそうです。ビックリでしょ?

筋トレの基本:超回復理論とそれが嘘だったという謎の主張

厳密に考えるならば、トレーニングというインプットに対して、エネルギー系の適応、神経系の適応、筋細胞系の適応、ホルモン分泌への影響という生理学上のアウトプットがある意味独立に生じ、それらのオールミックスとして我々に観察可能なパフォーマンスレベルのアウトプットが生じています。各適応は、いずれもその時点での体の栄養状況、疲労状況、ストレス状況等に影響されるとともに相互に影響しあいますから、最終アウトプットは毎回違いますし、何が起きるかはやってみなければわかりません。なぜか前回よりウェイトが上がらない日もあるでしょう。

超回復とは、そういった厳密な理屈を飛ばして、筋トレの一般論・原則論として、前回よりも多い回数ウェイトが上がるとか、重いウェイトが前回と同じ回数上がるとか、そういう観察可能レベルの話ですから、そこを理論的に解析しようとするのは無理があります。

 まるで呪文ですが要約するとこうです。「超回復理論というのはそりゃ厳密にいえば実相を表しているわけじゃないよ?しかし厳密に理論的解釈をしようとするとそれは現在は不可能だし観察もできない。だから実践知として超回復理論という一般論があるわけ」

 つまり筋トレ理論というのは人体という不可思議でまだまだ厳密には実相のわからないものを「わからないもの」として受け止め、その上で超回復理論という一般論を述べているのですね。しかもこれは多くのトレーニーなどが実践してわかっていることだ、というわけです。

 

 一方で経済においての経済学はどうか?というのが本日の本論なのですよ。前フリが長いわ(笑)

 基本的に筋トレ理論というのは「動的な捉え方をしている」といえます。筋肉が成長していくにつれてトレーニング内容の修正も必要だし、トレーニー個人にあった方法論も必要になってくる。たえず修正と実践が必要だというわけです。

 ところが主流派経済学というのは「静的な捉え方をしている」といえます。なぜならば彼らの理論は後進国にも先進国にも、国土条件が異なっても人口動態が異なっても同じ理論を適用しようとするわけですから。

 

 さらに筋トレ理論は「人体は不思議だ、まだまだわからない部分も多い」とします。だから実践知が重要になるわけです。

 一方経済学は「社会は静的なものであるから、理性で全てがわかるし、それを極めたのが経済学の理論だ」と主張します。災害大国の日本で小さな政府なんぞやった日には、いつか災害で引き返せないほどのダメージを受けるに決まってます。

 

 経済とは人の営みであり、社会のあらゆるものを還元可能な観念でありますから、逆説的に社会という有機的なものに対して「全てが解明できた」などといえるほうがおかしいわけです。少なくとも運動生理学や自然科学では「わからないものはわからない、これから研究していくんだ」という姿勢になりますが、経済学は「我々にわからないものはない。我々の理論が正しいはずだ」という姿勢です。ようするにありゃ科学じゃありません。少なくとも主流派経済学は。

 

 観察可能なアウトプット、そして観察可能なインプットのみに絞って実践的に考える場合、ようやく経済学は経済学としての働きを始めることかと思います。そしてそれは筋トレの超回復理論のように「一般的にはこのように解されるが、状況や年齢、体質によって異なることもある」というような一般論として論じることになるでしょう。

日本の場合はなにをすればよいのか?

 これはもう論じるまでもないのですけれども、とにかく財政出動をしなさいというのが結論でしょう。国土条件的には災害大国でありインフラの冗長性や堅牢性が必要不可欠であるにも関わらず、20年間におよびサボってきている。この一点のみにおいても「財政出動が必要です」という結論に落ち着くはずです。

 または他の先進国は1990年代からの経済成長が2~3倍に達しているのに、日本だけ全く成長していない。その差がなににあるか?というと日本だけが公共事業を半減させているという観察可能な事実があります。これもやっぱり「財政出動が必要です」という話になります。

 というかそもそもデフレです。「デフレは貨幣現象!」とかの謎理論を真に受けて金融緩和”だけ”をしても脱却できませんでした。やっぱり「財政出動が必要じゃねーか!怒」という話です。

 

 「デフレは貨幣現象!」という謎理論ですが、これを筋トレ風にいうならば「筋トレしているのに筋肉が縮小するのは血流が悪いから!」という謎理論になります(笑)オーバートレーニング(規制緩和、構造改革)になっているか、タンパク質や糖質が取れていない、ようするに食事内容が悪い(緊縮財政)かに決まってますでしょという。

 もはや主流派経済学という実践知を無視したフィクション理論は、日本からとっとと無くすべきでしょう。20年失って一利なしでありますよ。

 

 というわけで私、P.Sでもないのにこう主張したいわけです。

経済学者はとりあえず筋トレしなさい!

 

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本日の男の料理 鱧の湯引き梅肉添え

前にも書いたような気がしないでもないのですが、まぁうろ覚えなので書いておこう、そうしようというわけです。皆様大好き唐揚げ!!

材料

  • 鱧(骨切してあるもの)
  • 梅干し
  • 醤油

調理手順

  1. 鱧はさっと軽く塩を振って5cmくらいにカット。
  2. 梅肉は叩いておいて、ほんの少し醤油を入れて調味するのがコテヤン醤油大魔神流。一滴でOK。
  3. 鍋に湯を沸かし鱧を数切れ、5秒ほど湯にくぐらせてからすぐに氷水に入れて数秒、ザルにあげます。氷水に入れすぎると旨味が逃げてしまいますよ。
  4. キッチンペーパーで水気を取って、皿に盛って梅肉を添えて完成!

 鱧の湯引きには梅肉と、日本が出来たときから決まっておるのです(笑)盛る器は透明なガラス製なんかがよろしいんじゃないでしょうかね?涼しげな器に盛るのが粋ってものです。

 

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