北朝鮮と中国の関係の裏付け | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

反新自由主義・反グローバリズムの立場での政経論、時事ニュースなどを解説。
ヤン・ウェンリー命は2ちゃんねるのコテハンです。

反新自由主義・反グローバリズムコミュニティ【ブルーオーシャン】の管理人もやっています。

>>ブログランキングで政治記事チェックor応援クリック  >>本日のレシピへ

中国の内部文書の流出

核実験中止で支援拡大? 米報道、中国は全面否定(産経)

 米ニュースサイト「ワシントン・フリービーコン」は2日、北朝鮮が6回目の核実験を実施した直後の2017年9月、北朝鮮がさらなる核実験の中止を約束すれば中国は経済、軍事支援を拡大し金正恩政権の体制を保証するとの方針を中国共産党が決めたと報じた。入手したとする中国共産党の「極秘文書」を併せて掲載した。

 一方、中国外務省の耿爽副報道局長は3日の記者会見で、報道について「フェイク(偽)ニュースだ。少しでも常識のある人ならば文書が偽造だと分かる」と述べ、全面否定した。

 文書は北朝鮮が核兵器を直ちに完全に廃棄する必要はないとの内容。北朝鮮が自制を示せば、国連安全保障理事会決議による制裁を、中国は「象徴的」にだけ実施するとした。

 文書は17年9月15日付で、党中央が対外交流部門の中央対外連絡部宛てで出したとしている。中国にとり北朝鮮は社会主義を守る重要な軍事的緩衝地帯であり「党とわが国は、北朝鮮の主権と領土を是が非でも守らねばならない」と強調した。(共同)

 前まで「中国が北朝鮮を見捨てるわけがない」と散々書いてきましたが、どうやらアメリカのニュースにて裏付けられた形になったようです。そしてトランプおよびアメリカ政府もこのことは百も承知であったはず。茶番とまではいいませんがアメリカのトランプが強い発言をするのは、同盟国の韓国や日本にたいするポーズであって、実際にはそこまで踏み込めないというのが実態なのだと思います。

 また昨年、北朝鮮は外交部を復活させたというニュースが小さく報じられましたが、すでにその頃から北朝鮮も落とし所を探っていたのだと思います。

 

トランプ米大統領、北朝鮮の対話姿勢注視=圧力強化「大きな影響」(時事通信)

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は2日、北朝鮮が韓国との対話姿勢を示したことについて、ツイッターに「ロケットマン(金正恩朝鮮労働党委員長)は今や、初めて韓国との対話を望んでいる。いいニュースかもしれないし、そうではないかもしれない」と書き込み、事態を注視する考えを示した。

ICBM実戦配備を宣言=五輪で南北対話も-金正恩氏が新年演説・北朝鮮

 トランプ氏は「制裁や他の圧力が、北朝鮮に大きな影響を与え始めている」と指摘。北朝鮮兵士の韓国亡命が相次いだことにも言及した上で、国連安全保障理事会による制裁決議や外交面での孤立化を進める米国の政策によって、北朝鮮が行動を起こさざるを得なくなっているという認識を示した。
 米政府は、北朝鮮の核・ミサイル問題への対応で「今は(対話の)時期ではない」(ホワイトハウス当局者)として、当面は外交、経済両面で圧力をかける姿勢を鮮明にしている。南北対話の早期再開を目指す韓国の文在寅政権の動き次第では、米韓の温度差が広がる可能性もあり、米政府は韓国と「足並みをそろえた対応」(国務省当局者)の必要性を強調している。(2018/01/03-02:12)

北朝鮮外交は協調路線に切り替えか?

 加えて恐らくアメリカからの指令でもあったのでしょうか。安倍総理はあれほどまでに中韓に対して強い姿勢であったにも関わらず、今年は中韓との関係改善に踏み出すという報道が流れております。

安倍首相 ことしの外交 中韓との関係改善にも取り組む方針(NHK)

政権発足当初から地球儀をふかんする外交を進めてきた安倍総理大臣は、ことしは、核やミサイル開発を進める北朝鮮問題に加え、中国や韓国との関係改善に取り組む方針です。また原油の大半を依存する中東の情勢が不安定さを増していることから、中東和平交渉の再開などでも一定の役割を果たしたい考えです。

 一連の動きはおおよそこのようにいえるでしょう。アメリカがムチ、日本がアメとなって東アジア情勢に対して対応しようとしていると。しかしこの場合、一番の貧乏くじを引く可能性が高いのは日本であり場合によっては一方的に譲歩する事態になりかねません。

 安倍総理は「外交の安倍」などとおだてられてその気になっておりますけれども、実際には日韓合意による屈辱的合意、またはロシアとの北方領土問題でのありえない譲歩と後退、TPPでは自らすすんで自爆しにいくという失態と数え上げたらキリがない「外交的失敗」を重ねております。はっきり申し上げると相当の外交音痴、としか私には見えません。

 

 この流れでいきますと恐らくですが1990年代あたりの北朝鮮外交の失敗を、またもやアメリカと日本は繰り返す事になりそうです。つまりは北朝鮮の現状維持を容認して約束を交わし、北朝鮮はその裏で約束を破り核開発を黙々とすすめるという事態です。結局のところ軍事オプションが取れない時点で、最終的には協調路線によらざるをえないのは明白。とりわけ日本、韓国のリスクは臭いものにフタをした状態で店晒しとなるかもしれません。

 

 ついでにこのNHKの記事なのですが日本は中東の和平交渉も成し遂げたいようです。確かに石油関係で中東には依存しているので大変重要なことなのですけれども、はたしてシリア攻撃をトランプが行ったときに日本はそれに対して何らかのアクションを起こしたか?というと記憶では何もしていない、黙認していたと思います。これで中東から信頼されるのか?というとやや懐疑的に見ざるをえないわけです。

軍備増強を何故しないのか?

 日本は昨年より600億円ほど防衛費がイージスアショアなどのために増加されましたが、5兆3千億弱の防衛費のわずか1%程度の増加に過ぎません。世界的な平均がGDP比で2%ということを考えますと非常に少ないのが現実です。これで本当にいざ有事!となった際に日本の防衛は可能なのか?というとかなり心もとないのが事実でしょう。

 しかし見方を変えれば「今さら増やしても無駄」ということも可能かもしれません。なにせすでに中国の軍事費は17兆円以上で日本の3倍。兵器の質の改善も最近はすすんできているようで、アメリカでさえ迂闊に手を出せないレベルにはなっているようです。またアメリカの核の傘はもはや機能していないという見方もありまして、こうなると日本も核武装しないことには核抑止力たる相互確証破壊は手に入れられない。

 そして核武装のハードルは核不拡散条約および憲法、そして国民世論のハードルといくつものハードルがそびえ立っておりますので今の状況ではほとんど不可能といえましょう。というかそもそも核武装の議論なんか進んでませんしね。

 

 しかし「今さら増やしても無駄」と増やさなければ、日本は将来的に中国の属国化という道をたどる可能性が高いと見なければならず、そしてアメリカは大してアテにできないと考えると選択肢としては「自主独立か、属国か」であり、日本が独立国であろうと望むのならば「たとえ無駄である可能性が高いとしても防衛費を増やそう」とならなければなりません。

 はてさて、今後日本がどのような道をたどるのか?選択するのか?選択できるのか?わかりませんけども中国の属国化という道だけは避けたいものです。

 

↓↓最後にポチッとお忘れなくm(_ _)m

コテヤンの好きなブログ紹介

進撃の庶民:毎日、気鋭の論客が政治、経済、思想に切り込む!コテヤン(月曜担当。気鋭じゃないw)も寄稿メンバーの一人です。影法師氏の進撃の朝刊も情報盛りだくさん!
新聞の社説とかより全然こっちのほうがいいです。いやほんまに!

国家戦略特区blog:超人気ブロガーみぬさ よりかず氏による政治、経済コラムが毎日更新!ブログ名は新自由主義者を釣るためだとか(笑)
コテヤンの尊敬するブロガーの一人&先達です!コテヤンがファンって相当やで?

ずるずると道・郷・話を愛でる:重厚かつ濃密な論考をされるzuruzuru4氏が政治ブログランキングへ参戦!!
更新されたら必ず読みに行くブログの一つであり、氏の知的思考をたどることは大変に面白い!

ナスタチウムのブログ:ナスタチウム氏が海外の報道から、移民、難民、マスメディア、政治などに深く切り込んでいきます
特に移民、難民系の記事は「今そこにある危機!」として、皆様に是非とも見ていただきたいブログです。

うずらのブログ:うずら氏の記事ははっきり言って、そこら辺の社説よりレベル高い!
ストンと腑に落ちる言語能力、目の付け所が魅力的で、基本更新されたらいつも見るブログです!経済系が多いかも~

超個人的美学2~このブログは「超個人的美学と題するブログ」ではありません:ニュートラルに世の中を見る!という意味において大変に素晴らしい!若き論客が考え、思考する。
しかもかなりアカデミックな部分も多く、文章も分かりやすく親しみやすい。若い世代の「期待の論客!」としてコテヤンイチオシ!なのです!

三橋貴明オフィシャルブログ:はい、皆様ご存知の三橋貴明氏のブログ
毎日更新されているんですが、当然ながら私も毎日みています。多分見始めて7~8年くらい?むっちゃ勉強になりますから。

 

 

本日の男の料理 カニカマ炒飯

 本日は炒飯。男の料理!といえば炒飯!となるくらいの代表的な男の料理。ちょっとオシャレにカニカマを入れましょう。

材料

  • ご飯
  • カニカマ
  • ピーマン
  • 胡椒
  • 醤油
  • 生姜
  • サラダ油

調理手順

  1. カニカマは適当に割きまして、卵は溶いてご飯と混ぜておきます。ピーマンはみじん切り。生姜はすりおろしておきます。
  2. フライパンを熱してサラダ油を入れて生姜を入れ香りを移したらカニカマ、ピーマンを入れて軽く炒め、卵と混ぜたご飯を入れて中火でじっくりと炒めます。鍋を振る必要はありませんのでパラパラになるまで炒めます。
  3. パラパラになってきたら塩、胡椒で味を整えて最後に醤油を少々入れて炒めて完成!

 ピーマンの代わりにねぎでも良さそうです。ねぎの場合は最後の醤油と一緒にいれて炒めましょう。生姜とサラダ油で香味油にしてしまうのが一番のコツです。こうすると塩、胡椒、醤油だけで十分に美味しくなります。味が決まらない場合はほんだしを少々入れてごまかしましょう(笑)

 

記事が参考になりましたら、ブログランキングをクリックお願いします