内閣支持率世論調査の興味深い傾向 | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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安倍政権の支持率はおおよそ5割だが

 NHKによる世論調査の結果が出ておりまして、少々興味深い傾向を示しております。

NHK世論調査 安倍内閣を「支持する」49% 「支持しない」35%(NHK)

NHKの世論調査によりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は、先月の調査より3ポイント上がって49%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は35%で、先月と同じでした。

NHKは、今月8日から3日間、全国の18歳以上の男女を対象にコンピューターで無作為に発生させた固定電話と携帯電話の番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。調査の対象となったのは2178人で、57%に当たる1248人から回答を得ました。

それによりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は、先月の調査よりも3ポイント上がって49%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は、35%で、先月と同じでした。

支持する理由では、「他の内閣よりよさそうだから」が46%、「実行力があるから」が19%、「支持する政党の内閣だから」が16%でした。逆に、支持しない理由では、「人柄が信頼できないから」が42%、「政策に期待が持てないから」が30%、「支持する政党の内閣でないから」が9%となっています。

 支持する理由の内訳のうちの半数ほどが「他の内閣より良さそうだから」というのは、裏を返せば「他に人材がいない」という日本の人材の枯渇を表している可能性があります。なぜならば支持する理由の2位が「実行力があるから」であり、決して「政策が支持できるから」ではない点に注目したいところです。というか支持する理由に「政策が支持できるから」が3位までにすら入っていないというのは、少々興味深い話です。

 つまりは「他に人がいないし、(中身はともかく知らないけれども)実行力があるから支持する」というわけで、かつて橋下徹が大阪都構想という「空っぽの構想」を振りかざして暴れまわったときと同じ現象、ようするに「とにかく何かを変えて欲しい」というのが「支持の実態」なのではなかろうか?という可能性が高い。このことから安倍政権は長期化のための世論獲得は非常に簡単で、とにかく「緊縮財政と改革をすすめる!」とでもいっておけば腹が立つ事に無事に2021年まで安泰であろうという話になります。

 

 逆に支持しない理由の第2位が「政策に期待が持てないから」であり、これが3割というのは割と大きな数字であるように思われます。安倍政権の政策を支持しないというのが支持、不支持を合わせた有効回答の12%強は存在するというわけでしょう。

日本国民は未だに改革を望んでいる

 日本はデフレが20年間続き出口の見えない「経済無成長時代」を味わってきました。この始まりは政治改革と称した小選挙区制の導入から始まり、小泉政権時代の構造改革や規制緩和、そしてそれは安倍政権を経てさらに推し進められる結果となったわけですが、これこそが「無成長時代を招いている原因」であるにも関わらず、この「成長なき時代の原因をさらに推し進めることを求める国民」という非論理的構図ができあがっているわけです。

 恐らく支持している層の何割かも「政策は期待が持てない」と思っている人は存在するのだと思いますが、それでも橋下徹現象と同じように、大阪都構想のときと同じように「とにかくなんでもいいから変えてくれ」というのが多くの国民の根底にあるというわけでしょう。

 

日本の憲政史上、最も国民を貧困化させた首相(三橋貴明さんブログ)

 日本国民の実質賃金は、消費税増税前の2013年と比べて、すでに4%も減ってしまっているのです。
 断言しますが、安倍晋三内閣総理大臣は、日本の憲政史上、最も国民の実質賃金を引き下げた総理大臣です。つまりは、最も国民を貧困化させた総理大臣なのです。

 三橋貴明さんによると実質賃金は2013年と比べても4%も減少しているようで、国民は年々貧困化しているのが「実態である」のだそうです。一部の「お馬鹿な識者とメディア」は「株高で景気が良い!」と強弁しているようですが、これは端的に申し上げると金融市場にお金が流れ込み、実体経済(商品市場)にはお金が流れ込まない金融本位の格差経済が構成されているという話になります。金融はGDPを生み出さない、何も生産しない市場ですからまさに「守銭奴経済」の様相を日本も呈しているのが実態でしょう。アメリカ型経済とも表現可能です。

 

 要するに日本国民の大半にとってはこのような経済状況は何の利益もない、メリットもないという話のはずで、詰まりは大阪都構想と同じ「空っぽの政策」をしてきたわけですが、パッケージさえド派手にしておけば日本国民はあたかも何かが変わるという幻想に騙されて、未だに支持をし続けるというわけですからもはや「自虐的」「自滅的」としか表現のしようがありません。

 

 今の現状を変えることを望みながら、むしろその根底には「もはや何をしても無駄」という諦観が横たわり、従ってなにかしてくれそうと少しでも期待が持てるものに藁をも掴む思いですがりついている、これが国民世論の実態なのではなかろうか?と思うわけです。我が大阪は年々沈降している、その原因は藤井聡さんが喝破したように東西のインフレ格差という原因が非常に大きい。しかし真の原因を面倒くさいので見つめずにド派手な「大阪都構想」なるパッケージを熱狂的に支持した層が存在しました。それと同じような現象が安倍政権の長期化の1つの要素として存在しているわけだろうと思います。

 

 「なんでもいいから変えてくれ!」というのは悲痛な叫びでありながらも、本当の原因を自身で認識する能力がないか、もしくは面倒臭がってそんなことは考えないか、何にしても「しんどいからこそ現実を見たくない」という態度であろうというわけで、まさに「日本が戦後繰り返してきた幻想を追いかける態度そのもの」といえます。

 安倍政権によって戦後レジームは完成した、と私が解釈しているのはまさに安倍政権そのものが戦後レジーム的な手法によって国民から支持を得ている、つなぎとめているという解釈からなのです。

 

 しかし「改革物語」もそろそろ賞味期限どころか消費期限切れになる可能性は高いと思われます。なぜなら実態として国民を改革こそが貧困化させているという「残酷な現実」が存在するのですから。さて、次はどのような「幻想の物語」が紡ぎ出されるのか?それとも現実を見つめる時期に入るのか?わかりませんが、結局のところ「現実はこうやで」と毎日記事に書いてみるしか脳のない私でした(笑)

 

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本日の男の料理 キスの天ぷら

 揚げ物って面倒くさいですよね、主に後片付けが(笑)私もあまりやりませんが、夏といえばキスの天ぷら!なのです。・・・・まだ作ってませんが(笑)

材料

  • キス
  • 薄力粉
  • 冷水
  • サラダ油

調理手順

  1. キスは動画を下に2つほど用意しておくので、そのように捌いてみてください。好きな方のやり方で結構です。
  2. 使う薄力粉、水、卵は冷蔵庫で冷やしておきます。温度が室温だとグルテンが形成されやすく、サクッとした歯ごたえになりません。
  3. まずは卵水を作ります。水500ccに対して卵1つ。これをしっかり混ぜておきます。(先に小麦粉を入れると、混ぜなきゃいけなくてグルテンが形成されるため。
  4. 小麦粉と卵水の割合は一対一(体積)小麦粉を入れたら「だまが残っている程度」に軽く適当に混ぜます。
  5. 揚げ油を170~180度くらいに熱して、キスを衣につけて鍋に入れて、あとは気泡が大きめになったら油を切って盛り付けて出来上がり!

 油の温度系がない?適当です(笑)衣を入れて泡がシュワシュワ~っと出てくるぐらいでOK。家庭用コンロだと中火からやや強火くらいで温度が保てるような?

 天ぷらの衣は「材料を冷やしておくこと」「適当に軽く混ぜて、ダマとか気にしない。とにかくグルテンの形成をさせないこと」がコツです。

 

 

 

 え~っと、裏技的なキューピーの技を見つけました。これどうなの?やったことないんですが・・・。理論的にはカラッと上がりそうな気がする(笑)

マヨネーズで!サクサク天ぷら(キューピー)

小麦粉・・・50g
水・・・75ml
キユーピー マヨネーズ・・・大さじ1

 

天ぷらがベタッと油っぽくなってしまうのは、衣に水分が残っているから。卵の替わりにマヨネーズを使うと、乳化された植物油が衣に分散し、衣の中の水分を残さずに揚げることができるので、カラッとサクサクに仕上がります。

 ちょっと今度試してみます(笑)

 

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