猿の惑星を今さら見て悩む | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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猿の惑星を2タイトル見た

 dTVというドコモポイントが使えるサイトで猿の惑星2タイトル、なんだっけ創世記と新世紀を見たわけですが、なかなか面白くエキサイティングしてみておりました。

 ちなみに猿の惑星はどちら側に立って見るか?によって感じ方が違うと思うのですが、私は猿側だったようです。ウッキー!

 

 創世記(1作目?)は猿の反乱であり、そして猿を実験動物として実験していたウィルスが漏れ出して、という内容なのですが、これは単純に熱い物語です。猿側に立てばウッキー!

 問題なのは2作目の新世紀の方なのですが、この設定は人類が漏れ出したウィルスによって9割死滅し、そして猿は森で独自の共同体を作っている、という話から始まります。

 

 そしてその近くに人類のコミュニティーがあるわけですが、原子力発電所が止まってしまい、石油なども使い果たしそうになり、水力発電のためのダムを作動させに森に入ったところ、猿人類、つまりはエイブと出会って戦争の危機になり、なんとか平和的解決をお互いに模索するも、最終的には戦争になってしまうというエンドになります。

 

 しかしその戦争の発端はエイブ側の裏切り者、権力闘争大好き猿が指導者のシーザーというエイブを暗殺したところから始まります。

 そしてなんと、その裏切り者猿に大衆猿はついていくわけで、まぁ一部の指導者シーザーに近い立場の猿以外は流されて戦争するわけですね。

森嶋通夫の降伏論はあり得たのか

 私も東谷暁氏の「予言者 梅棹忠夫」で少々触れただけなのですが、昭和の進歩的言論人の森嶋通夫は「攻めてくる国があったら秩序をもって即降伏すれば良い」というような論を持っていたそうです。

 さっと私見で解説するとすると、日本の防衛には大東亜共栄圏の如き広範囲に渡る防衛圏が必要であるから、現実的には無理である。従って攻めてくる国があれば秩序ある降伏をして、それと引き換えに自治権を勝ち取るべきである、というような論理です。

 要するにスネ夫になろうぜ!というわけですね。

 

 ところがどっこい困ったことに、人間にはプライドもあれば誇りもある。郷土愛もあれば日常の慣れ親しんだ慣習もある。おいそれと他者のルールを押し付けられて黙っていられるほど、人間というのは都合良く出来ていないわけです。

 まあ、歴史を見れば従属して適応した例も少なからずあるわけですから、それはそれなのですが。

 

 しかし戦後、じつは国家の数というのは増え続けているそうで、戦後は150程度だったのものが、今は200程度まで増えていると聞きます。これは人間の性であり、自分たちのことは自分たちで決めたいと思うのはごくごく自然なことでしょう。

 

 そして森嶋通夫の降伏論は触ってみただけですが、上述したようなものであるとするならば、降伏と引き換えに自治権を勝ち取るというのは笑止千万なわけです。なぜならばそれは征服国、支配国から恵まれた権限であり、さじ加減ひとつでいつでも奪い取れるものであるからです。

 

 とするならば、知性を持った猿たちが反乱するのも、そして人間と戦争になるのも理解できる話です。人間とは、知能とは一度与えられた特権(たとえそれが人権と呼ばれていても)は容易に手放し難いものです。その点で降伏論とは人間というものを見なさすぎる論であったのではないか?と思います。

私は猿になりたい

 進撃の庶民で私が大変おもしろいと思う石川氏は「国家存続こそが目的である」と語りますが、これはある意味で至上命題なのです。

 生物は種の存続がかかる時に、もしくは個体の存続がかかる時に必死に抵抗するでしょう。中にはナマケモノみたいに「狩られる瞬間に脱力する、力を抜く」という変わった動物もいるにはいますが(笑)

 そして国家とは「日本民族という生物の種」であると考えるならば、たとえ無駄であっても抵抗は必要なのでしょうというより、それが生命として、生物としての自然な行動なのだと思います。

 

 そう考えるとグローバリズムのなすがままにされ、現状追認に明け暮れる日本人とはまるで、狩られる瞬間に脱力するナマケモノそのものではありませんか。

 ちなみにナマケモノはヒト科ではありません。霊長目ですらありません。つまり日本人は人であることを動物的に、文明に目がくらんでやめてしまったのかもしれない。

 

 ということで私は猿になりたいわけです。ウッキー!!

 

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本日の男の料理 ソテーの焼き方

 は~い、今日はソテーの焼き方なんですが、基本的にソテーって鶏とか鮭とかでやることが私は多いです。んでその際のコツを少々。

材料

  • 胡椒
  • サラダ油

調理手順

  1. 鮭に塩胡椒しておく。
  2. フライパンにサラダ油を少量引いて、皮目から焼きます。ここポイント。押さえて焼くと均一に火が通ってパリッと仕上がるコツです。
  3. 身の方を焼くときには油をキッチンペーパーでちょっと拭ってやりましょう。鶏などのときは割りと出てくるので、皮目を焼いているときからちょいちょい拭ってやるほうが良いです。

 これで皮目がパリッとしたソテーが出来上がりますよっと。火加減は中火でじっくりと。

 

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