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国民の安全に万全を期す！
北朝鮮問題が危機化するなかで、安倍政権はオウムのように「国民の安全に万全を期す！」と繰り返しますが、万全を期すためには「敵基地攻撃能力で抑止する」ということが、ミサイルへの抑止には欠かせません。
しかし安倍総理は「敵基地攻撃能力は議論しない」のだそうでございます。
皆様は街の治安を守る警察が、もやしっ子のヒョロヒョロの人ばかりで、銃も持っていないのだとしたら安心できますか？
そんな状態で「街の治安に万全を期す！」とかいわれても、信用ならないのが当たり前。それを同じことを安倍政権は口先だけで繰り返しているといえましょう。
上記のような状態への対策は簡単です。銃を支給する、警察官の訓練をして、訓練するための予算を支給する。
それを怠って「万全を期す！」とは片腹痛い話です。昨日の記事でも書きましたが、北朝鮮関連で日本はプレイヤーですらありません。なぜなら力がないから。それが現実です。
敵基地攻撃能力は予算から始まる
では抑止力たる敵基地攻撃能力を持つにはどうしたら良いか？予算をつけるしかありませんし、我が国は法治国家ですので憲法解釈の議論も必要かもしれません。
重要な点は多くの憲法学者が憲法第13条の「生存権」の議論から、自衛権は日本にはあると結論している部分です。
であれば、日本国民の生命と安全を脅かす北朝鮮のミサイル基地に対して「攻撃能力を持つ」のは「当然の理」であります。
予算を増やすには？増税か景気を良くするという2つの選択肢しかありません。もっとも「防衛費のパーセンテージをあげる」という選択肢もありますが、これは少し脇に置きましょう。
なぜなら三木内閣だったかの閣議決定で「GDPの1%」と決定され、そして安倍政権もそれを覆す閣議決定なんぞしないような状況だからです。
では増税でなんとかなるか？なりません。閣議決定は「GDPの1%」であり、増税で予算が増えたところで防衛費は確実に増えません。
従ってGDPを増やすしか、この危機に対応できる選択肢はありえない。つまりは経済成長こそが「国防の要」というのが日本の状況です。
経済成長を放棄した日本
では日本が20年間取り続けてきた経済政策は何か？「経済成長をしない、経済停滞をする」ための経済政策といえます。
規制緩和、構造改革、自由貿易といえば聞こえは良いですが、その内実は「産業育成の放棄」「競争激化による企業潰し」「貿易による国力の毀損」でございますね。
現に「兵站」の基本たる食料すら、農協いじめで農業を放棄し、自由貿易に頼るという方向性でございます。
これでを支持しておいて「右翼だ！保守だ！国を守るのだ！」とか何とかほざいているのですから、右も左も売国奴。当たり前の話すら理解できないノータリン、といっても過言ではないでしょう。
1-1=0であるように、財政出動をしなければデフレは脱却できない、従って国力は毀損し、安全保障も低下するという”程度”の理屈すら「理解できない」のなら、もはや「政経論を語る資格はなし」と断じる他ありません。
日本の言論界は大嫌いです。
ええ、私は今の日本の言論界が「大嫌い」でございます。好きになる要素は何もない。
普段はマスメディアを「反日」と呼ぶネトウヨも、そしてマスメディアに出てくる有識者も専門家もコメンテーターも、そして数少ない例外を除いて知識人ぶっているブロガーも嫌いです。
ネトウヨはマスメディアの流すニュースを「フェイクニュース」というくせに、都合の良い話は信じるというダブルスタンダードぶり。
評論家やら有識者やら専門家と呼ばれるマスメディアに登場する人物も、適当に読者、視聴者受けするコメントを商売的にやっているだけ。
コメンテーターなんてまともな疑問も持たずに頷いているだけのお人形。
商売第一でそれを延々と流すマスメディア。
数少ない良心的な有識者、評論家、学者を除けば、もはや日本の言論界で流れている言説は殆どが「論理的に整合しないたぐいのもの」であり、空言、戯言の類と言っても過言ではない。
そしてそれを吟味しもせずに「フェイクニュースだ、いやいやこうだ」と都合よく解釈する大衆社会。
政経論なんてもはや「話すに値しないほどのデマゴギーの塊」とすら思えます。
左翼の矛盾をつく右翼や保守すら、自身の論理が整合性のないガラクタと自覚しないのは、もはや日本から思考能力が奪われた結果としかいいようがありません。日本の左右なんて議論する価値すらない。
フェイク日本だこの野郎！
左右対立も単なるプロレスショーのフェイク、有識者もフェイク、専門家もフェイク、政治家もフェイク、そして国民の認識も当然ながらフェイク。
北朝鮮が危ない！と騒いでいるくせに、日本の借金が大変だ！なんていう人は、当然ながらフェイク大衆なる思考停止の矛盾の塊といえるでしょう。
そして北朝鮮が危ない！と騒ぎながら安倍政権という「緊縮財政政権」を支持する人も当然ながら論理的矛盾が顕であり、フェイクな政経論を語っているにすぎないでしょう。
つまりは「フェイク日本だ！この野郎！」でございまして、フェイクである以上は「事実にたどり着くことはありえない」のですよね、この野郎でございます。
救いはまだマスメディアは勝手な解釈が余計だとはいえ、事実を報じておりますし、心ある評論家、有識者、学者も”まだ”日本には存在しております。
都合が悪いものも良いものも虚心坦懐に受け入れ、咀嚼し、その上で語ることが必要なのだと思います。
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