日欧EPA・市場開放は食料安全保障の危機 | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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グローバリスト安倍晋三総理

獣医学部、今治以外にも=日欧EPAの来月合意を-安倍首相(時事通信)

 獣医師学部の問題とEPAの問題が一緒に報道されているので、一緒に論じてしまおうとおもいます。安倍総理は獣医師学部の新設を「全国的に認める」ということで、加計学園問題を有耶無耶にしてしまおうとの腹づもりのようです。

 

 まず第1に後から「全国で認める」としたところで、加計学園ありきで行政を歪めたのではないか?という疑義が消えるわけではありません。

 第2にペット産業での獣医師は過剰気味で、公務員獣医師や畜産業での獣医師が不足しているというのは、単に獣医師の偏在の問題であって、供給が不足しているわけではないのです。

 

 そしてこの記事の興味深い所は、日欧EPAにも安倍総理が言及しているところです。どうも来月合意を目指しているのだそうです。

 日欧EPAの焦点はチーズ、ワイン、小麦製品などの関税だそうで、チーズの関税を下げたら畜産業に少なからず打撃があるだろうという点です。

 つまり安倍総理は上記の記事で「畜産業に従事する獣医師が足りないから、全国で認める!しかし日欧EPAで畜産業に打撃を与える!」と言っているということです。

 

 普通に考えて「将来が暗いかもしれない業界の獣医師」になりたいと思うでしょうか?やっていることが「無茶苦茶」なんですよ、この総理。

戦略物資を明け渡す安倍総理

 食料とはアメリカによれば「戦略物資」でございます。いかに高度な軍事技術や軍隊を持っていても、腹が減っては戦はできぬというわけです。

 また経済活動も「食料があってこそ」であり、あらゆる人間の活動の根源に食料というのは位置づけられると見て良いでしょう。

 日本の農林水産業、畜産業を守ることは日本の安全保障の問題なのです。守るとは端的に言えば「保護する」ことでして、つまり「既得権益化」することにほかなりません。

 

 自由貿易の交渉とは基本的に今の時代、日本という既得権益を「打破する!」ものがほとんどであると見て間違いないでしょう。

グローバリストは愛国者ではあり得ない

 グローバリズムとは端的にいうと「経済的地球市民」という、左派の「地球市民」を経済学という宗教で看板を変えただけのものにしか過ぎません。

 完全な自由競争、自由貿易、移民、規制緩和による小さな政府というか責任を取らない政府と政治、既得権益の打破という調整機能の破壊。

 

 そして安倍政権は紛れもなく「グローバリズムを善だと信じ込んでいる」ことは間違いありません。TPP国会批准、日欧EPA、中国を含むRCEPと自由貿易協定という名の「日本という既得権益の打破」に明け暮れているのですから。

 端的な証拠としては、安倍政権になってから日本は世界第5位の移民増加数でしょう。

 

 さてグローバリストが「経済的地球市民」という観念で物事を考える以上、国家という「ローカルなもの」を愛するはずがないのは自明の理です。

 従って政治家としての評価は置くとしても、安倍総理が「愛国者であるはずがない」というのは論理的に明確なのです。

 さらにその安倍総理を支持している「自称愛国者やネトウヨ」は「騙されている」か「知恵がない」か「嘘つきか」のどれかになるでしょう。

 なにせ「日本産のミカンが好きだ!」と言いながら、アメリカ産のグレープフルーツをパクパク食べているようなものですから。

 

私「それはアメリカ産のグレープフルーツだ」

自称愛国者・ネトウヨ「うるさい!日本産のミカンは最高だ!パクパクモグモグ」

安倍総理以外なら誰でもいい

 安倍総理以外に誰がいる!とは安倍政権支持者の常套句ですが、私にしたら「安倍総理以外ならだれでもいいよ」なのです。

 少々条件をつけるとするならば無能で実行力がなく、すぐにレームダック化する総理なら文句なしです。

 なぜならば世界的に反グローバリズムの動きが加速していく中で、日本は比較的グローバリズムが進んでいません。エマニュエル・トッドも統計上の数字から「日本はアメリカや欧州ほどに格差は拡大していない」と明らかにしております。

 ならばこのまま「何もせずに世界の潮流が変わるのを待つ」のが良いだろうと判断するからです。

 

 というわけで、安倍総理以外にいくらでも総理候補はいるわけです。有能で実行力のある「経済地球市民指向」の総理より、無能な方がいいに決まってるじゃないか!なのです。

 こういう言い方はちょっとダメですが、誰がなっても当面「改革!改革!」というのは止まらないでしょうし。

 7月には東京都議選、8月には内閣改造が噂されておりますが、なにか政局になりそうな予感です。どうなるのか?分かりませんが、一刻も早く安倍総理の退陣、そして実行力のない内閣の成立を願うものです。

 

P.S

 実際はもちろんながら「財政出動と国土への投資」をすすめる内閣が望ましいのですが、世論自体が「改革!」を望んじゃってますからね(笑)

 

水道管老朽化が進行 1割以上が「期限切れ」(毎日)

 全国の道路や橋なども老朽化が進んでおり、そろそろ大規模に更新していかないとヤバいのですが、実際の「弊害」が各地で明らかになっていくまで、おそらく「改革!」というふわついた世論は変わらないんじゃないの?なんて斜に構えております(笑)

 

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本日の男の料理 ささみの叩きわさび醤油

 あい、ささみの叩きって美味しいのです。作り方も簡単で、さっと食べられて、ビールにも最高に合うおつまみにもなります。

 画像ではカイワレがなかったので、サニーレタスを使用しています。

材料

  • 鶏のささみ
  • カイワレ
  • 生姜
  • 薄口醤油

調理手順

  1. 鶏のささみはてっぺんのポチッとしたスジを切っておきます。お鍋にはお湯を沸かします。
  2. ささみを入れて15秒程度、表面に火を通したら引き上げて氷水に入れて粗熱を取ります。
  3. 湯引きしたささみを薄めにカットして、カイワレ、生姜醤油で和えたら出来上がり!

 ささみはちゃんと日本産を使ってくださいね。最近はメキシコ産やらブラジル産やらの安い冷凍もありますが、日本産が安心です。

 薄口醤油のほうが、色味が良くなるような気がします。

 

P.S

 最近、マジで仕事が大変です。暑くもなってきて体調も崩れ気味。皆様もお体にお気をつけくださいな。

 

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