安倍政権の内閣支持率急落を読み解く | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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各種世論調査での内閣支持率急落

 ご存じの方も多いと思いますが先日の世論調査で、内閣支持率が軒並み急落しております。

安倍内閣の支持率、40%〜30%台に下落 各メディアの世論調査、加計問題が響く?(ハフィントン・ポスト)

 

 内閣支持率の急落の原因は各種メディアの報じている通り、加計学園での前川文書、そして共謀罪を国会通過させるときに中間報告という手段を使った、強引な国会運営にあるのでしょう。どちらか?というと加計学園での対応が、やはり政権への不信感をつのらせたのではなかろうか?と思います。

 

 さて、こんな「当たり前の事実」を書いても記事にならないので、少し詳細に読み解いていきましょう。

加計学園問題

 加計学園問題は様々な論点があり、例えば国家戦略特区そのものがどうなのな?という話もあるのですが、今回不信感を高めた原因ははやり菅官房長官の「怪文書」発言でしょう。

 

 週刊現代などの記事(だったような・・?)などでは、森友学園問題で籠池理事長への印象操作が上手く言ったために、その成功体験から前川喜平氏にも同じ手法を使おうとした、と分析されておりまして、これは的確な分析なのだろうと思います。

 ただ1点申し上げると、内閣官房長官たるものが民間人、国民に対してそもそも「印象操作をする」というのは”異常”なのです。

 

 菅野完氏によると籠池理事長は「普通のおっさん」なのだそうでして、また安倍総理の「非常にしつこい人」という国会答弁の後でも、政権に噛み付くということは控えていたのだろうと思います。

 つまり菅官房長官にとっては「非常に印象操作をしやすい人」であったわけです。

 

 しかし前川喜平氏は文科省の事務次官まで努めた「エリート官僚」ですから、籠池理事長と同じようにいくわけがない、という「常識的な判断」が出来なかったのですね。

おごれる内閣久しからず

 常識的な判断力を失っている、慎重さが足りない状態になっているというのはかなりマズく、また堕ちていくときは一気呵成というのは世の常識。

 一度抱かれた不信感は、なかなか拭えないものというのは世の常です。しかも安倍でもわかる安倍政権入門【ヤンの字雷】でも書きました通り、もはや次のネタがない状態ですので、もしこれから支持率が小康状態を維持するとしても、安倍政権はつねに次の功を探さないといけないという、非常にしんどい状態なのは間違いがないでしょう。

印象操作の非難が一転?

 加計学園問題、森友学園問題では「フェイクニュース!印象操作!」と強引に事実を葬ってきた安倍政権ですが、支持率急落で一転、しおらしい「真面目な人柄」を演じることに安倍総理はしたようです。

支持率急落 安倍首相が会見(FNN)

この国会では、建設的理論という言葉からは大きくかけ離れた批判の応酬に終始してしまった。
政策とは関係のない議論ばかりに、多くの審議時間が割かれてしまいました。
国民の皆さまに、大変申し訳なく感じております。
印象操作のような議論に対して、つい強い口調で反応してしまう、そうした私の姿勢が、結果として、政策論争以外の話を盛り上げてしまった。
深く反省しております。

  と思いきや・・・全然反省してませんやん、この総理。つまりこうです。

「批判が真っ当ではなかったので、強い姿勢で応じた。自分はまったく悪くないんだけど、でも結果的にはこうなってしまったのでごめんちゃい。」

 

 はっはっは!前川文書を「怪文書」と印象操作し、読売新聞に前川喜平氏のスキャンダルを報道させたのはどこのどちら様でしたっけ?

 

 すごく分かりやすい話をしましょう。嘘つきは相手のことを最後には嘘つき呼ばわりします。なぜならば、自分の嘘がバレたくないからです。

 前川文書を「フェイク、嘘」と断じたのはどこのどなた?内閣官房参与と前川氏の会談を「なかった」と閣議決定したのはどちら様でしたでしょうか?

 明らかに「どちらが嘘つきか?」は明々白々。白々しいとはこのことです。

 

 政治に嘘が入り込むのは非常に危険であり、民主主義とは嘘とプロパガンダによって容易に破壊されるものであるという認識は、政治的立ち位置にかかわらず、多くの方に共有していただきたいと思います。

 

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本日の男の料理 ニガウリのおひたし

 そろそろニガウリの季節がやってまいりました。ニガウリで一番シンプルかつ私が好きなのがおひたし。ビールに死ぬほど合います(笑)

材料

  • ニガウリ
  • 鰹節
  • 醤油

調理手順

  1. ひたし汁のために鰹出汁を作ります。少量なのでお椀にキッチンペーパーを敷いて、その上に鰹節を入れて、ポットからお湯を注いで5分置いて、絞ったら簡易鰹出汁になります。
  2. ニガウリは1mm幅にカットして、鍋にお湯を沸騰させて塩少々、さっと茹でます。茹ですぎないで歯ごたえを残しましょう。茹で上がったら冷水にさらしてから絞ります。
  3. 1に塩少々、醤油でやや濃い目に味を整えて、そのひたし汁にニガウリう浸して混ぜて、少し味がしみるまで置いたら完成!皿に盛って鰹節をかけて召し上がれ!

 色味に気を使うなら、薄口醤油を使ったほうがきれいに仕上がるでしょう。

 

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