本当に守るべき日本文化の一端-2人の和食の神様- | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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2人の職人の人生と技

 YouTubeで恐縮なんですが、NHKでやっておりました番組をたまたま見つけ視聴したのですが、なんとも驚嘆に値するというか、背筋が伸びてしまうというか、様々な思いが去来する番組でした。

 

 ざっと概要だけ説明しますと小野次郎氏(91)というミシュラン最高齢の3つ星寿司”職人”と、早乙女哲哉氏(70)という天ぷら文化を確立してきた天才天ぷら”職人”、この2人のドキュメンタリーです。

「100歳までやり続けよう」

 そんな約束を10年以上前に、2人で交わしたのだそうです。

 

 寿司、天ぷらといえば和食の代名詞みたいなもので、面白いことにどちらも「寿司料理人」とか「天ぷら料理人」とは言わないんですね。職人。

 料理や和食文化をあまりご存じない方からはたまに「寿司なんて刺し身を酢飯にのっけただけ」なんて戯言も聞かれますが、そりゃあんたまともな寿司を食ったことがないんだろう、なんて言い返したくなります。

 あの一見単純に見える料理に、人生を捧げて91歳になっても握り続ける小野次郎氏、そこには追求し続けた人しか到達できない極地があるのでしょう。

 

 天ぷらてーのも一見しますとなんだか単純な料理に見えますが、むしろ料理というのは単純に見えるものほど難しいってのがほとんどです。

 中華で某有名ホテルの料理人をやってらした方が近所に店を構えているのですが、中華で料理人の腕を見ようと思ったら、青菜炒めを作らせてみれば良いのだそうです。

 やっぱりシンプルで簡単に見えるものほど、奥が深い、ごまかしが効かないってのは共通なようです。

日本人と職人魂

 日本人は改良したり小型化したりするのが得意、なんてのはよく言われている話で本当かどうか?は知りませんが、職人気質ってのはあるんじゃないだろうか?なんて思います。

 新幹線の先っぽの”顔”なんですが、あれも職人たちによってハンマーで打ち出し加工されていたのだとか。今現在はどうなのか?は存じませんが。

 

 こうした「職人の精神性」みたいなものを大切にする、それが日本の本来の文化であったのだろうと思います。

環境論決定論

 全てを「環境のおかげ」などと言うつもりは毛頭ありませんが、こうした日本人の気質というのは災害大国である、なんて要因も大きのだと思います。細部で手抜きをしたら命にかかわる、もしくはいつかは災害で無に帰すかもしれない、それを知りつつ作るからこそ、数多の名品や名建築物が日本には存在するんじゃないだろうか?なんて思ってしまいます。

 

 日本人が桜をこよなく愛するのも、そんなところから来ているのかもしれませんね?

数字日本列島

 昨今は内閣支持率がどーだこーだ、金を稼ぐやつが偉いんだどーだこーだ、というようなおおよそ日本的ではない価値観がいろいろな所に噴出しているような気がします。

 価値を単純化した物差しにのせて、勝っただの負けただのと、特にネット論壇には多いんじゃないでしょうか?

 

 最近は支持率が急落している安倍政権ですが、ちょいと前までは安倍政権批判を展開しても「でも世論は安倍総理を支持している!」「内閣支持率高いまま!ざまぁwww」なんて言説がよく聞かれました。

 

 これって冒頭の寿司や天ぷらの料理に例えますと、お皿や店構えだけ豪華で、味がいまいちなのを「ごまかしている」だけの言説に聞こえてしまいます。

 判断基準が「正しいのか?間違っているのか?適切なのか?」ではなく「内閣支持率」という分かりやすい指標でもって判断し、擁護するというわけです。やだやだ。

 こういう人間が「料理で10年修行なんて馬鹿馬鹿しい!寿司なんて簡単な料理!」とかなんとか、軽薄なことを言うんだろうなぁ・・・なんて勝手に想像しております。

 

 ところで1つ不思議なのですが、実は自称愛国右派(?)のブログで文化論について語っているところを、私はあまり見たことがないのです・・・誰か語っているところをご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひとも教えていただけたら幸いです。

文化とは精神の有り様

 一般的にいわれる文化とは例えば文楽、将棋、和食、着物、陶器等々かと思います。しかしこれらは突き詰めて言ってしまえば「精神の有り様を具現化したもの」なのじゃないかな?と思います。

 これらを演じたり、作ったり、着こなしたりするためには、教養や伝統的な常識、振る舞いなどが必要なのでしょう。もちろん、その道の技術も当然必要なわけですが。

 

 広い意味で言えば文化とは「その社会における常識や精神」と言えるかもしれません。そしてその精神性や常識などは、ある種のルールやマナー、もしくは教養、そういったものに支えられているのだと思います。

 

 近代資本主義、野放図な資本主義が限界を迎えている今、文化面からポスト資本主義を模索してみるのも良いのではないだろうか?と思います。

 

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本日の男の料理 手まり寿司

 握り寿司ってのは存外難しくて、何回か挑戦しているのですが、せいぜい「回転寿司よりは上手く出来たかな?」くらいです(笑)

 しかしそんな我々素人でも気軽に楽しめるのが、手まり寿司!ちなみに3年くらい前に作ったものが以下。(モザイク部分は気にしないように(汗ダクダクダク))

 握り寿司も3回目くらいのチャレンジだったでしょうか?赤貝、超うまかった気が(もはや覚えておりません)

材料

  • ネタ(なんでも。サーモンでもしめ鯖でも酢締めの鯵でも)
  • お米
  • お酢
  • 砂糖
  • わさび
  • ラップ(!!)

調理手順

  1. ネタはスーパーで刺身の盛り合わせを買ってきてもOK。薄めに造ってあるほうが良いです。
  2. ご飯を炊きます。水の量は1割ほど少なめに。あとですし酢を混ぜますからね。
  3. すし酢はお米1合につきお酢20ml、砂糖大さじ1、塩小さじ1が目安です。甘めの酢飯が苦手なら、砂糖を半分にして、塩を少々多めにしましょう。
  4. ご飯が炊きあがったら炊飯器の鍋部分を取り出して、酢飯はその中で作ってしまいましょう。すし酢をかけて、しゃもじで切るように混ぜるだけ。
  5. ラップにネタを置いてわさびを付けて、その上に酢飯をのせてラップを絞るように整形するだけで出来上がり!

 下記の動画のように、いろいろなネタが考えられますので、ホームパーティーとかでも喜ばれると思いますよっと。

 

 

 

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