北朝鮮ミサイル発射直後に爆発、自爆?失敗? | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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ややこしいなぁ

北朝鮮がミサイル発射に失敗 韓国軍発表(NHK)

アメリカ太平洋軍は日本時間16日午前6時21分、北朝鮮によるミサイルの発射と見られる動きを探知したと発表しました。太平洋軍は、弾道ミサイル1発が東部のハムギョン南道シンポ付近から発射され、発射直後に爆発したと見られるとしています。太平洋軍はミサイルの種類について現在、分析中だとしています。

韓国軍も同様の発表をしておりますので、発射直後に爆発というのは本当なんでしょう。

ちょっと注目したいのが、日本時間や韓国時間では16日なのですが、アメリカ時間では15日という点です。

当初の報道では13日~14日が危険とされており、さらに間近の報道では15日が危険とされました。

現地時間ではタイミングを外してのミサイル発射、そしてことさら話がややこしいのが、これが「自爆」だったのか「失敗」だったのか?という点です。

4月5日に発射したミサイルは60km飛行した後に、ということであれば自爆の可能性が高いように思われますが・・・ややこしいなぁ。

アメリカの反応は?

アメリカはこの件をどう判断するんでしょうか?

現在のところ何も報道が入ってきていないのでよくわかりませんが、やはり自爆なのか単なる失敗なのか?という部分と、アメリカ時間の15日、北朝鮮時間の16日あたりがキーポイントでしょう。

もし自爆だったとしても恐らく、アメリカは自爆だったとは発表しない気がします。

自爆=北朝鮮側の配慮(?)、メッセージと解釈可能ですので発表してしまうと今後のアメリカの動きが、どのオプションを取るのであれ制限されてしまいますし、またプレッシャーも弱まってしまいますし。

 

また記事にもある通り

政府は、北朝鮮が16日朝、ミサイルの発射を試みたものの失敗したと見られることから、日本の安全保障に直ちに影響が出ることはないと見ています。

と、日本政府が「影響がない」と言っている主語が気になるところです。「北朝鮮のミサイルに対して」なのか「アメリカ軍の動きに対して」なのか。恐らくどちらもでしょうと思うのですが。

レッドラインじゃなくてレッドカーペット?

トランプ大統領は北朝鮮を攻撃するのか?(WEDGE)

北朝鮮が日韓に対する報復能力を持つため、米国は北朝鮮に対して何度レッドラインを設定しても、結局は軍事的手段を行使できなかった。このため、専門家の間では、レッドラインが“レッドカーペット”になったと自虐的に言われている。トランプ政権にとっても、北朝鮮に対してレッドラインを設定するのは容易なことではない。北朝鮮は自らの報復能力にますます自信を深め、米軍の攻撃を抑止できると考えて、核ミサイル開発を強行しているのだ。

面白い分析なのでできれば全文読んでいただきたいのですが、アメリカと北朝鮮は20年以上、レッドラインだ、朝鮮空爆だ、やっぱりだめだ、と虚々実々の駆け引きを続けているということです。

今回の4月16日の軍事パレード翌日というタイミング、そして自爆かもしれないミサイル爆発による失敗(?)は若い金正恩(33歳だっけ?)による方策ではなく、北朝鮮自体にアメリカとの虚々実々の駆け引きのノウハウが蓄積されているのでしょう。

日本の外交でこのような綱渡りはごめんですが、したたかさは学ぶべきところがあるのかもしれません。

まさかこのタイミングとは思ってなかったので、正直な所「わかるか!バカタレ!ヽ(`Д´)ノプンプン」というのが感想です(汗)

早く追加の情報もってこーい!

焼肉食べ放題・・・じゃなくて情報食べ放題のネット社会ですから、こう言いたくなります。

情報を商売とは言え、日々発信しているメディアには感謝感謝。経済関連はひどいのが多いですけど。

流石に16日のミサイル発射失敗(自爆?)に対して、アメリカが動く可能性は低めだと思います。アメリカにしたら肩透かしというやつでしょうか。

アメリカ軍が動くならば、おそらくは中国との交渉やら了解やら、そのへんが必要かと思いますので、そのような報道が流れることがあれば要注意、という感じだと思います。

 

・・・・あと外務省の対応も要注意ですね。今までのらりくらりでしたし、恐らく開戦するとは思っていないのでしょうけれども、態度が変わったら1つのサインになると思います。

1つ興味深いのが以下のニュース

ペンス米副大統領 日韓など4か国歴訪へ(NHK)

このうち経済については「トランプ政権がTPP=環太平洋パートナーシップ協定から離脱したあと、日米がどのように経済関係を強化するかが大きな議題となる。日本企業が多いインディアナ州の知事を務めたペンス副大統領は日本の重要性を熟知している。日米間には貿易不均衡の問題があるが、アメリカの日本企業は雇用も生み出している」と述べ、日米の新たな経済対話でのペンス氏の出方に注目しています。

また北朝鮮情勢についてジャヌージ氏は「クリントン政権で北朝鮮への軍事攻撃が検討された1994年以来、最も緊張が高まっている。ペンス副大統領は、大きな課題に挑むことになる。北朝鮮の攻撃から日本と韓国を守るためアメリカが関与することを示し朝鮮半島の非核化を目指す姿勢は揺るぎないことを強調するだろう」と述べました。そのうえで「危機は、交渉の機会でもある。北朝鮮の行動を制限するため6か国協議の再開を目指すべきだが、トランプ政権の北朝鮮に対する外交戦略がまだ見えてこない」と指摘しました。

現在は韓国を訪問中とのことで、戦地になる可能性が有るところに、流石に副大統領を派遣はしないだろうと思われますし、北朝鮮を出汁に使ったアジア諸国からの経済的な譲歩を引き出すための戦略とも取れます。

さて、どうなるやら。

北朝鮮情勢追記

(11:52)ミサイルは「スカッド型」で発射失敗…米が分析(読売)

米ホワイトハウス関係者が「液体燃料を使ったスカッドだと確信している。ほんのわずかな距離を飛んだ後、制御不能になった」との見解を明らかにしたという。

液体燃料注入はアメリカ軍も監視しているはずで、そもそも知っていた可能性ががががが?

固体燃料のミサイルならかなり挑発的な行動ですが、液体燃料だそうで予定調和的な「外交の駆け引き」の可能性が高いです。

 

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