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変えたけりゃ変えたらいいけど、特に何も変わらない
よく拝見しているカツトシ氏のブログで、みぬさ氏の仰った憲法棚上げ論を議論されておりまして、基本的には両氏の見解に私も賛成です。
大まかな概要だけ書くと、右も左も護憲だ改憲だと大騒ぎしているけれども、憲法9条があったらか日本の平和が保たれたわけでもないし、憲法9条を変えたからと即ち中国に対抗できるなんてわけでもない。
戦後の日本の平和は冷戦構造や地政学的要因が大きな要素だし、地政学的要因が切迫してきたからと改憲したって、経済の成長やら軍事費の増加を伴わなけりゃ意味がない。
要するに憲法9条なんて一要因でしかなくて、そこに固執しているのは馬鹿らしいなぁ・・・というお話です。
そしてこの議論の補足として、国内のお話と国外のお話は分けて考えないといけない、という風に説明していきたいと思います。
国外に無効、国内に有効
憲法9条なんて掲げても、国外に対してなんら有効な力があるわけではない、というのは誰しも理解できる話だと思います。
有効な力があると思っているなら、夜中に鍵をかけないで、家訓を書いた紙に「私たちは隣人の正義と公正を信頼して、盗みを永久に放棄します」とかなんとかやっておけばいいです。
しかしここで重要なのは「鍵」であって、家訓じゃありませんよね?上記の議論はそ~いう話の文脈でなされております。
しかし一転、例えば自民党の憲法改正草案に見られるような「財政規律条項」という「国内に適用されるもの」についてはお話が変わってくるのですね。
常識的な理解力があれば当然ながら「そらそうだ」と思うわけですが、改憲論者はここらへんを混同している気がします。
これは家族が家訓を守る、というお話になりますので正に「我々がどういう風に、この家庭を作っていくか」という話なのです。
つまりまぁ、みぬさ氏にしてもカツトシ氏にしても、このような「常識的な前提条件のもとで論じている」ということは、私の方から補足させていただいておこうかなと。
家訓を紙に書くより鍵を買え
さっきもお話しました通り、中国の脅威で騒ぐのならば改憲なんて「家訓の紙の条項を変えるだけ」のお話なのです。
もちろんながら効果がないとは言いませんが、その前にまず家の鍵を買わないといけないでしょう?というわけです。
であれば今まで停滞していた経済を成長させて、頑丈な鍵を買うための経済力をつけなけりゃなりませんし、頑丈な鍵もこれが軍事であれば10年スパンで計画を持って増大させなければなりません。
さらにこの軍事に関わる自衛隊が振る舞うための、自衛隊法の改正を急がなければなりません。この段になって初めて「自衛隊法の改正には憲法9条の改正が必要だ」という議論になるかもしれない、というわけです。
つまり改憲だ、護憲だと大騒ぎしている連中はイデオロギーで騒いでいるだけであり、どっちも本当は日本のことなんてどうでもいいんじゃねーの?と思ってしまったりするんですね。
その前に必要なことがいっぱいあるだろうと。
その他の左派、右派の考察
私に言わせると左派も右派もピントがズレているというか、矛盾点が山のようにあるのです。右派は改憲で独立!と言いながら、独立に必要な経済については何一つ主張しないどころか、新自由主義的な政策で国家を弱体化させて独立を阻害している。
一方で左派は護憲と人権と平和!と言いながら、その人権を保証するべき国家の独立という観点を完全に無視している。
ちょっと現実的な政党での議論にしてみますと、自民党は現実的な政権運営は可能だし、実務に関してはそこそこ良いのですけれども、その実務をこの20年間、国家の弱体化に振り向けていると解釈可能です。
また民進党は・・・評価するのがバカバカしいのですが、森友学園問題でも菅野完氏にぶら下がってネタをくれ、ネタをくれと言っていたそうで、実務能力以前の問題です。
とかく地道な作業が嫌いで、目立つことしか考えてないから国民から見放されるんですよ。
しかしまぁ、私の現在の見解は、実務能力のある売国奴より、実務能力のないバカの方がまだマシ、というわけです。民進党政権は論外かもしれませんが、自民党政権でももう少し求心力のない人物が総理についていただきたい、と願っているわけです。
ちなみに私、ここ2~3年の選挙では、自民党にも入れたくない、民進党にも入れたくない、というわけで何気に共産党に投票してたりします。
・・・・いや、だってTPPに反対して、消費税増税に反対してという政党で、選挙区内にあるのが共産党しか無いんだもの。
2012年まで自民党以外に投票したことのない私を、ここまで追い込んだのは自民党自身なのですよ。まったく。
これで共産党が「移民反対!制限をかけろ!」と主張したら、役満で共産党に投票するのですが、残念ながら消極的なだけのようです(笑)
自民党に再び投票できる日が来るかどうか?は自民党が財政出動に舵を切るかどうか?が私には重要なポイントです。
憲法草案にある財政規律条項を通そうとした日にゃ、一生自民党に入れないからな!と宣言しておきます(笑)
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毎日更新されているんですが、当然ながら私も毎日みています。多分見始めて7~8年くらい?むっちゃ勉強になりますから。
本日の男の料理 包丁と料理人
今日は少し、包丁のお話をしようかなと。実は海外の料理人と言うのは、包丁をシャープナーで研ぐらしいんですね。
確かにこれはこれで切れるようになるのですが、シャープナーと言うのは刃の表面を傷つけて切れ味を良くする、つまりノコギリみたいにする研ぎ方なんです。
んで砥石で研ぐってのは、刃を鋭利にする、表面を滑らかにする研ぎ方なんですね。なのでシャープナーは便利なのですが、それだけだと半年もしないうちに切れ味が落ちてきます。
そして海外の料理人の大半は、半年に一回くらいしか包丁を研ぎに出さないそうなんです。
だいぶ前の話なので、今は日本の堺の包丁なんぞを購入する人が増えて、事情も変わっているのかもしれませんが。
料理人にとっていちばん大事なものは?と言うと、やはり包丁が基本でしょう。特に和食の料理人はすべからず皆「包丁」と答えるんじゃないでしょうか?
逆に海外では刺し身などの、包丁によって魚の切り方を変えたりする、という技術の発展はあまりなかったようなので、包丁!と答える人が少ないかもしれません。
一転、話は変わるのですが先日甥っ子にお年玉をあげに、実家に帰って姉の家で料理をしてきたのですが・・・包丁ががががががががが(笑)キレナイ!
シャープナーでだいぶマシに途中からなったのですが、切れる包丁を普段から使っていると、かな~り「イライライライラ・・・」となります(笑)
逆に、自炊している人で「俺、包丁ヘタやねん」という人は、切れる包丁を普段から使うことで技術がアップするかもしれませんよ?っと。
お品書きがいくら立派でも、包丁が切れないと料理にならない、あれ?冒頭の憲法の「家訓と鍵」の話みたいですね?