こんにちは。
今日から全国の子供達にとって、待ちわびていた夏休みが始まりますね。
私が小学生だった頃は、地元のお祭りや花火大会、海、プール施設、TDL(当時はTDSもUSJも無かった)、祖父母の実家などいろんなところに遊びに行ったものです。
平成初期のあの頃は令和の今ほど暑さも厳しくなかったので、真夏日であっても帽子ひとつで気軽に外出もできました。
今回は、そんな夏休みの恒例イベントであるお祭りについて書きたいと思います。
私の地元でも、夏の時期になるとお祭り(夏祭り)が開催されます。
毎年7月の第三土曜日に開催されるそのお祭りは「銚子 浅間(せんげん)神社 初山参り」と呼ばれ、銚子市観光協会においても目玉イベントの一つとなっています。
なんと260年も続いている歴史あるお祭りなのです。
このお祭りは全国の夏祭りの中でもちょっと変わった特徴がありまして、お祭りの露店が全長約200メートルほどの坂道の上に連なって出店される形となっております。
一般客の顔が映ってしまっているのでお祭りの画像は掲載できないのですが、坂道に沿って露店が並ぶため、くだりはともかく、のぼりはそこそこ体力を使います
なぜそんな坂道に露店が並ぶのかというと、お祭りのメインである浅間神社が坂道の途中に存在しているためです。
神社そのものはこじんまりとした小さなものですが、毎年お祭りを通して安産祈願や健康祈願をしに多数の方がお参りに訪れます。
境内では神主や巫女さんがお守り各種を販売しています(約10年前の時点で1個1,000円でした)
地元では「浅間様のお祭り」と呼ばれていますね。
そんな浅間様のお祭りですが……
ごめんなさい。
ここまで紹介しておいてなんですが、実は「開催されます」ではなく、「開催されていました」なんですよね
そう、こんな魅力溢れる浅間様のお祭り、実はコロナ禍の影響によって2020年から今年の2024年まで、5年連続で開催が中止されているんです
正確には、露店の出店が5年連続で中止されているという事になります。
「浅間神社 初山参り」という祭事自体は2年前から再開されているものの、露店が無いため、来訪客は100分の1以下になっております。
露店目当てのお客さんが全員いないため、浅間神社・境内でのお守りの売れ行きも壊滅的なものになっています。
神様を奉る祭事とはいっても、現実的には賑やかな露店が一番の集客要素となっているのは否めないため、事実上は5年連続で中止になっているといってもあながち間違いではありません。
ただ、正直に言うと、今年はもしかしたら露店の許可が下りるかも?という期待はしていました。
コロナの脅威はまだ完全に収まってはいませんが、それでもマスクの着用が全国的に任意判断になり、お店のレジ前に設置されていた飛沫避けのシートもだんだんと撤去されつつあります。
実際、夏祭りを含めた全国各地のお祭りも昨年あたりから再開され始め、都内でさえお祭りが再開されたことがニュースになったほどでした。
しかし…
私の地元ではまだコロナ禍への警戒を最優先事項とし、5年目の今年も露店の出店は中止となりました。
残念ではありますが、でもそれだけ地元の観光協会が、利益よりも市民の健康を第一優先で考えてくれているということであり、それはそれでありがたいことでもあるんですよね
町ではもう半分ぐらいの人がマスクをしていませんが、まだまだコロナ禍が収束したわけではないので、浅間様のお祭りの露店封印はまだまだ続きそうです。
ただ、露店が無いことにより、地元の子供達がちょっと可哀想だなと感じることはあります。
お祭りって子供にとっては思い出としての比重が特に大きいものになります。
私を含めた地元の大人達は過去に何度も「浅間様のお祭り」を体験していますが、子供達はそうではなく、たとえば2020年に小学校1年生になった子は今年で小学校5年生になるわけですが、その5年間で一度も地元の歴史あるお祭りを体験していないことになります。
もちろん、それは仕方がないことではあります。
仕方がないのですが、思い出を残すチャンスが5年間も失われるというのは、やはり可哀想かなと思うところはあります。
まぁ、でも夏休みの思い出はなにも浅間様のお祭りだけではありませんからね
ブログ記事冒頭で私が書いたように、プールに行ったり、遊園地に行ったり、実家に帰ったりと、その他の思い出を作る機会はいっぱいありますから、それほど深刻に考えることもないのかなと思います。
私は人混みが苦手で、人が大勢集まるようなイベントも基本的に行くことはあまりないのですが、この浅間様のお祭りだけは行ってたんですよね。楽しい思い出がいっぱいありますから。
またいつか、あの賑やかな浅間様のお祭りに行けることを夢見ながら、無理せず穏やかに暮らしていくことにします(ちかごろ身体にもガタがきてますからなぁ…気をつけんと)
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
では、また!