ある方(日本人)から
「2年ぶりにゴルフに行きました。」
に対する中国語表現(中国語で何と言いますか)の質問がありました。
それに対して色んな回答があったのですが、私が気になったのは、
「~ぶり」
という表現です。
辞書をみると、
<時間の空白>经过……之后又
¶九州へ行くのは5年ぶりだ。
时隔五年重访九州。
¶何年かぶりに兄弟が全員集まった。
几年没见的兄弟聚在了一起。
¶ひと月ぶりにまとまった雨が降った。
过了一个月才下了场象样的语。
¶10年ぶりの猛暑に見舞われる。
遇上十年没有过的酷暑。
¶数十年ぶりに火山が噴火した。
时隔数十年火山又爆发了。
があるのですが、この“时隔”、weblioには「振」との訳があり、次の例文が紹介されています。
时隔6个月来到东京,所以我很高兴。
東京に来たのは6月ぶりだから楽しかった。 - 中国語会話例文集
时隔三十年才找到亲骨血,激动得很。
30年ぶりに肉親を見つけ出すことができて,非常に感激している. - 白水社 中国語辞典
でも、私はここで日本人が日本語を中国語にするときにいつも陥りやすい問題が気になりました。
それは、日本語を直訳しようとすることです。
「~ぶり」
を辞書などで調べ、それをそのまま使用してしまう。
でも、言葉は生き物で、特に中国語の場合には話し言葉と書き言葉の差が大きいので、辞書にあるからといってそれをそのまま話し言葉にしてしまう。
本来なら、
「2年ぶりにゴルフに行きました。」
という表現なら、こういう状況の時には中国語ではどのように表現するのか。ということを実際に使われている中国語の中から探して適切な表現を持って来なければならないと思うのですが、機械的というか直訳というか、あるいは考えて答えを出そうとする。
これでは適切な表現に変換できないのではないでしょうか?
ちなみにこの表現に対する中国語の表現として別の方からの回答は、
一句话:今个儿(今天)时隔两年去打高尔夫球了。
两句话:两年没打高尔夫球了,今天去了。
この“时隔”は書面語の感じがしたので質問をした次第です。
結果、日本語の「~ぶり」に相当する中国語“时隔”は会話でも用いられるけれど、特別な感覚があるとのことでした。
つまり、日本語でも会話で何かを強調したい時、書き言葉を敢えて使ったりする。
そういう意味があるようでした。
言葉を通訳や翻訳するというのは決して機械的に変換することではない。
「~ぶり」
に相当する中国語はこのことを改めて感じさせてくれたのでした。
でも、私はここで日本人が日本語を中国語にするときにいつも陥りやすい問題が気になりました。
それは、日本語を直訳しようとすることです。
「~ぶり」
を辞書などで調べ、それをそのまま使用してしまう。
でも、言葉は生き物で、特に中国語の場合には話し言葉と書き言葉の差が大きいので、辞書にあるからといってそれをそのまま話し言葉にしてしまう。
本来なら、
「2年ぶりにゴルフに行きました。」
という表現なら、こういう状況の時には中国語ではどのように表現するのか。ということを実際に使われている中国語の中から探して適切な表現を持って来なければならないと思うのですが、機械的というか直訳というか、あるいは考えて答えを出そうとする。
これでは適切な表現に変換できないのではないでしょうか?
ちなみにこの表現に対する中国語の表現として別の方からの回答は、
一句话:今个儿(今天)时隔两年去打高尔夫球了。
两句话:两年没打高尔夫球了,今天去了。
この“时隔”は書面語の感じがしたので質問をした次第です。
結果、日本語の「~ぶり」に相当する中国語“时隔”は会話でも用いられるけれど、特別な感覚があるとのことでした。
つまり、日本語でも会話で何かを強調したい時、書き言葉を敢えて使ったりする。
そういう意味があるようでした。
言葉を通訳や翻訳するというのは決して機械的に変換することではない。
「~ぶり」
に相当する中国語はこのことを改めて感じさせてくれたのでした。