FAIRFAXで通勤+α -13ページ目

屋久島道中チャリ栗毛 (16) ~新たな出会い~

キャンセル待ちに乗ろうとしていたフェリーが定員オーバーの為、

乗ることが出来なかったオジサン二人。この先、一体どうなるのぉ???

つづきをどうぞ・・・・。

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オー、マイ、ガー!(Oh! My! God!)


冗談でしょ?


冗談と言って。


あの目の前にある、大きな船に乗せて~!


私、一人位なんとかなるでしょ!乗せて~!
(Mさんは、どうなるんだ!)


この船に乗らないと、、どうやって帰るの?


泳いで帰る?
(ここ宮崎だぞ!って言うか、お前、泳げないだろ!)


一生この地で生きていくの?
(そんな訳はないだろ!)


でも、明後日には会社が始まる、どうするの?
(一応、一般常識的な心配もした、はず・・・。)


本当に 「トラベル」 が 「トラブル」 になちゃったよぉ~!
(G先輩、貴方の言うとおりになりました。)


困りました。


Mさんは、アホな私をよそにもう一度作戦を練り直していました。


そして、


M「取り敢えず、ここの居ても仕方が無い!JRの宮崎駅に向おう、もう一度、自転車を組み立てて!」


廃人同然の私に叱咤し、二人で自転車を組立始めました。


組立をしている横で、一人の青年が自転車をバラしていました。


私は、こんな状況でも、何故かいつものように話かけていました。
(意外とのん気かも)


私「フェリー乗れなかったのですかぁ?」


青年「はい。乗れませんでしたぁ」


私「こんな事ってあるんですねぇ。」


青年「そうですねぇ~、困りましたぁ。」


ん????


このイントネーションは関西弁?


私「関西の方ですか?」


青年「はい」


私「そうなんですかぁ!私達も関西なんですよぉ!」


青年「どこですか?」


私「・・・・・・、神戸です」


青年「そうなんですかぁ、僕は明石です」


なに~!ホントに近所だ!


やばい!わたくし、神戸だと、嘘を付いてしまいました。(汗)


別に加古川と言うのが恥ずかしかったわけではなかったのですよ!(汗)


ただ、神戸と言うと、地理的にイメージがしてもらい易いので言ってしまったのです。


明石の方なら、加古川も判ってもらえるはずです。


私「ごめんなさい(汗)、嘘を付いていました、本当は加古川です」


青年「え!そうなんですかぁ~、じゃぁ、もっと近所ですね」


(いい人だ~、嘘を付いた私を、ののしること無く、スルーしてくれた)


私「これから、どうするんですかぁ?」


青年「タクシーでJRの宮崎駅まで向かいます」


私、M「へ~、そうなんですかぁ、僕達は自転車で宮崎駅まで行くんですよぉ
    駅で会うかもしれませんね、じゃぁ。」
    

そんな会話をして分かれました。


この後、彼の存在が大きなものになろうとは、


その時の私達が知るよしもありませんでした。




つづく・・・。

屋久島道中チャリ栗毛 (15) ~天運尽きる~

屋久島を後にした、二人は、後は家を目指して帰るだけです。

つづきをどうぞ・・・。

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屋久島からのフェリーで数時間を経て、宮崎の港に戻ってきました。


今度は、宮崎から大阪までのフェリーに乗って帰るのです。


そしてまた、あのキャンセル待ちでの乗船です。


ここまで、行き当たりバッタリで、きた旅です。


随分と慣れてきました。


少し離れた大阪行きのフェリーターミナルまで自転車は担いでいました。
(ホントに重いんですよぉ)


そしてフェリー乗り場で、整理券を受け取ります。


しばらくの間、時間つぶしをしていると、


案の定アナウンスが流れます。


「フェリー乗船のキャンセル待ちのお客様、こちらにお集まり下さい」


はい、はい。


順番に並ぶんでしょ、知っていますよぉ。


そんな感じで並んでいました。


相変わらず人数確認をして、乗船させております。


早く順番こないかなぁ~、なんて思っていました。


前に進むにつれ係りの人が近くに見えてきました。


お~、もう少しだ。


後、十人程度だ。


そして、忘れもしません。


私の5人手前です。


係員「はい、ここまでです!、以上でキャンセル待ちの乗船は終わりました!」


私「・・・・・・・・・・・。」


私「◆〇☆△%#!&♪●◎★■〇☆△%#!&♪●◎★■」


私「えっ!ウソ!、冗談でしょ!、え~!!!!係員さん、ウソだと言って~!!!!」


私「Mさん、どうするのぉ!」


M「乗れなかったねぇ、どうしよっか?」


頭、まっちろ(真っ白)


天運尽きました。


チーン! _| ̄|○ → _| ̄|....○


終わりました。


パニック! パニック!! パニック~!!!!


さぁ、一体この局面、Mさんはどう乗り切るのか!
(まるで他人事)




つづく・・・。

屋久島道中チャリ栗毛 (14) ~屋久島、いつかまた~


昨夜、他の人のブログをウロウロしていたら、ピナさん   と言う方のブログが目に止まりました。

愛車「ピナレロ」が盗まれたそうです。

私の力では、どうしようもありませんが、せめてこのブログを見てくださる方で、何か情報がありましたらと、

と思いまして書きました。 どうかピナレロ見つかりますように。

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それと昨日のブログ内で「縄文杉」と書いておりましたが、その後ネットで調べましたところ、私が見たのは、

縄文杉ではありませんでした。縄文杉までは、5時間位山中を歩いて行かなければならないようです。
私の脚では、とてもそのような所には、行けておりません。間違っておりました。ごめんなさい。<( _ _ )>
私が見た杉は「○○杉」だったんだろう?   全く覚えておりません。
友人、知人には、「私は縄文杉を見た!」と言ってしまっていますが、それは、それで、そっとしておきます。(笑)


では改めてつづきをどうぞ…。
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昼間、屋久島を堪能していたのですが、


夕方になり、宿探しです。


これは、観光案内所にいけば、民宿等の情報を教えてくれます。


数件、電話を掛けると、素泊まり¥3000程で泊めてくれる宿を予約しました。


宿までは自転車でポタリングのような感じす。


素泊まりなので中華料理屋での夕食。
(今思えば、何故、海産物の夕食にしなかったのだろう?)


その後、暗くなってからの宿へのチェックインとなりました。


食事の用意は何も出来ないと聞いていたのですが、


アルコールや、簡単はおつまみは、用意して下さったので大変助かりました。
(民宿のオバサンは優しかったぁ。)


その夜も、私達オジサン二人は飲んだくれていました。


朝食は用意してもらい、数人のお客で一緒に食事です。


お話を伺うと、皆さんスキューバーを楽しみに屋久島へ来たそうです。


そういえば、私はまだ海に入っていなかった。
(実は、ほとんど泳げません)


でも、折角屋久島に来たのですから、フェリーまでの時間を海で過ごすことにしました。


民宿から自転車で数分、走ると海です。


綺麗な海でした。


透明度が違います。


誰も居ません、まるでプライベートビーチです。


そこに、オジサン二人。
(絵にならない)



いつかまた来てみたいと本当に思える島でした。
(あれから、一度も行けていない…、悲)


そして、いよいよ、帰りのフェリーへ乗船です。


数時間掛けて本土を目指します。


確か、フェリーの中で、高校野球をしていたなぁ~、


確か、松阪投手が投げていたような気がする。


さぁ、屋久島も終わりました、後は家に向って帰るだけです。




つづく・・・。