春分

ずっと欲しかった望遠マクロレンズが届いた。



去年の春分は高千穂で舞っていて、今年もお声かけ頂いていたのですが、
昨夏からの薬草の先生の体調不良から、改めて植物や土中環境についての学びに自分の注意が集まっていて、、、(何度か参加さぜていただいている大地の再生や土中環境の実習はぜんぜんまだ投稿出来てないんですが、、、)
ここにきて、海藻、干潟、シアノバクテリアと、海通いも続き、、

わけわからんままとにかく興味のベクトルのまま突き進んでる感じ。

英彦山の護摩焚きも見送り、身体を休める春分にしようと思っていましたが、

レンズ試運転にゆるっとでかけてみました。




苔むした雨上がりの林道
ツクシショウジョウバカマがあちこちに静かに咲いている
ひっそりした夢のような世界















早春の花はどうしてこうも清楚でほのかに色っぽいのでしょう。
背後には水音と鳥たちの声と。。。




苔も生き生きしてきました


サツマイモナリ これから群落満開に













ジャゴケから胞子体がにょきにょき







この数年でいちばん沢山目に入るのは、天候のせいか、私の視点が変わったのか。  

なによりしっとり濡れた彼らが美しくて、無呼吸になりそう。



先日竹田にアズマイチゲやユキワリイチゲの様子を見に行ったとき、カメラマンが沢山来ると、咲いてる花に集中して、これから伸びる芽を踏み荒らしちゃう話を聴いて、改めて私も細心の注意は払っているけれど、この望遠マクロで少しでも離れて踏むリスクが減るように、、、暗い林で手持ちだとピント厳しいけど、そこは慣れで、、、
多少の雨も、いけるかな?


ヒメウズ


ウバユリの艶々新芽


沈丁花の原種になるのかな?

林下でコショウノキの花が良い香りをふりまいてた。





うっとりとして帰ったら、昨日の中津干潟から財布が無いのに気づき、、、
銀行やらカード会社やら大分県警やら福岡県警やら。
はさみさんにもお願いし、、、

ぐったり疲れて5回目くらいに車を確認したら、、、、、ありました!!
ハサミさんのおまじないすごい!!!


と、
ここまで打ったら、焦げくさい!
煎じてた漢方焦がした、、

春分だしね〜
こんな日もあるよね〜
寝よう〜
注意が枯渇しすぎて参加できなかった講座の終了式は、録画で参加します。
クスン🥲
こんな日もあるよね〜



🌿仁入り梅肉エキスやネズミモチコーヒーなどを作って販売しています。



日本三大カルスト台地のひとつ、北九州の平尾台に、大変珍しい石灰岩に棲むシアノバクテリアを見に行ってきました。





野焼き後18日目の平尾台。

真っ黒ブラッキーな世界から、すこしずつ新たな芽吹きが始まっていました。



キジムシロも開花





今年初のホタルカズラ。もうすぐ斜面いっぱいに咲きます!



平尾台にはちょくちょく植物観察や登山前の脚ならしに訪れていますが、この日は平尾台の集落在住の地球のカケラHiraodaiさんのディープな石を観る会!友人とわがままツァーをくんで頂いたのです。




まずは野原で合馬の身体に優しいお弁当を頂き、、



平尾台は南側の石灰岩地質と貫山側の花崗岩地質とぱっくり分かれているらしい!


スーパー地形のアプリも使って、地球のカケラHiraodai アカネさんのトークが止まりません!




手前が山口の秋吉台の石灰岩、奥が平尾台








平尾台に特有の石灰岩表面のキラキラ結晶も、今まで阿蘇の噴火の火砕流のせいだけだと思っていましたが、



約3億6000万年前〜2億5000万年前にハワイあたりのサンゴ礁として堆積したものが、プレートの移動によって今の位置までやってきて、1億年前に貫入してきたマグマの熱によって結晶質石灰岩に変化したらしい。何度も熱変性が起こったのですね。



そしてこの羊群原と言われるこのボコボコ出ている石灰岩は、実はひとつのでっかい塊なんですと‼️



野焼き後ね今は岩が良く見えますが、あっというまに緑の草原の、、、まさに羊たちがですよ



降った雨はそのまま石灰岩を通って地下に染み出し、時間をかけて地下にたくさんの広い鍾乳洞を創り出していて、、、



鍾乳洞に落ちた昭和のプルトップが、、、



岩を観察しながら台上を歩きまわり、、



鳥葬気分も味わい、、、



本日の目的、シアノバクテリアのいる岩です!

美しい!

しばらくするとこの色は消えてしまうそうです。



バクテリアの呼吸による隙間で、かなり広くベロンと岩から剥がれたようです。





シアノバクテリア(藍藻)は、

25億から30億年前に、まだ二酸化炭素だらけだった地球上に初めて現れて、光合成によって、地球上に初めて酸素と有機物を創り出した方々で、、、


今でも浅瀬の海の砂泥などにいて、、、


熱帯雨林も、木々が産み出した酸素はほぼそこで自己消費されとおり、

熱帯雨林の樹々の下の薄い土壌にいる沢山のシアノバクテリアが、川から海に流れて海で大量の酸素を出してくれていることで生物が生きていけるのだと、生物多様性の坂田昌子さんの講義で聴きました。




こんな広い場所で何億年も前のことに思いを馳せるて、日頃のモヤモヤも消えていきますね!


ほかにもスペシャルな場所にご案内頂き、、、


最後におふたりが取り組まれている、Leave No Trace のプチ講義をスペシャルに受けさせて頂きました。


Leave No Traceとは、環境に対するインパクトを最小限にして、アウトドアを楽しむための環境倫理プログラムなのだそう。

↓↓↓

https://lntj.jp/outline 




簡易トイレも持ってないのに、腹を下した緊急時、

最悪どの土のどんな場所をどれくらい掘ればよいでしょう?ぐるぐるうんちが❤︎



地球のかけらhiraodaiさんは3名様からいろんな個別ツアーもしています。どうぞお問い合わせしてみてくださいね!(石ツアーはこの充実な内容でひとり2000えんです)他にもイベントいろいろあります!



素敵な一日をありがとうございました。


平尾台はこれから春真っ盛りです。




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今週、パワフルな本が届きました!






『Regeneration リジェネレーション [再生 ]気候危機を今の世代で終わらせる』

”すべての行動と決定の中心に生命をおく”

なんて強力なプライマリー‼️

パラパラと、まだ数ページを読んでいるだけなのに、この本にに関わられた方々の意図、想い、願い、畏敬の念、パッションに揺さぶられて、共振して、ちょっと泣きそうになっています。

写真もひたすらに美しく、静かな驚きに満ちています✨メチャクチャイイデス!

翻訳も、なんだか寄り添ってくれるみたいな優しさが、、

昨年末から、生物多様性について各地を飛び回って講演、保護活動をされている坂田昌子さんの『坂田の杜』というグループで、全国のいろんなフィールドで活動されているみなさんと、生物多様性についていろんな観点から学ばせて頂いているのですが、そこでご一緒している鮎川 詢裕子さんらが中心となって、この本の日本語版の出版に漕ぎ着けたのだそうです。

この本がたくさんの方に届きますように✨✨✨

(既にAmazon環境部門1位になっているそうです🌿✨)


以下、本に添えられていたお手紙より

「この本は、すべての生命を行動と決定の中心に置き、根本的に気候危機を終わらせるためのありとあらゆる分野における具体的な行動が示されています。
それだけにとどまらず、私たち一人ひとりがつながりを取り戻し、世界を回復させ、すべてのウェルビーイングに向かう青写真を示してくれているものだと私たちは考えています。」




🌿仁入り梅肉エキスやネズミモチコーヒーなどを作って販売しています。


海藻たちの美しさにやられました、、




行橋の三日月キッチンさんでの、植物研究家の山下智道さんの藻塩づくり&遊女が使ったふのりシャンプーづくり✨





部屋に入るなり圧倒的な磯の香り。




私たち日本人は太古の昔から海藻を食べてきたから、このミネラルや繊維たっぷりの原生的な生物を分解できる酵素を出す腸内細菌を持っているらしい。






藻塩が作られていた記録は弥生時代には既にあって、万葉集には海藻にまつわる歌が120も出てくるそうです!



なんだか海伝いに東に移動した人たちのこと、、諸星大二郎先生の漫画のワカメ頭なアイツとかが浮かんで離れません😆


コイツ!笑

諸星大二郎先生『海神記』

伊都とか菟狭とか出てくる



鹽竈神社の藻塩のご神事のこともでてきました。

『塩爺』の鹽竈神社!

今年の地獄蒸し味噌には友人が送ってくれた鹽竈神社のお塩も入れたし、義父からは鹽竈神社の御神酒を醸造している浦霞を頂いたし、、もう塩竈神社にお参りにいかなくては、、⛩ 地元門司の和布刈神社にもワカメのご神事があります。



藻塩づくりのキモは、ホンダワラに幾度も幾度も何層にも海水をかけて、しっかり塩分濃度をあげておくこと。







その根気のいる作業は山下さんのご家族が担当してくださったのだそうです✨
どうもありがとうございます✨🙏✨




















そしてじっくり水分を飛ばして出来た柔らかな褐色の藻塩で、三日月キッチンさんがむすんでくださった塩むすびは、ふくよかに甘く優しく、まるで御神饌 のようでした。




その後は江戸時代の遊女が使ったという、、ふのりシャンプーパックづくり
(花魁は伽羅とか使ったらしい)






地肌に良いヒュウガトウキの根もたっぷり

香り付けにオオバクロモジ、月桃、藤袴を




その夜使ってみたらデトックス感ーーー!

翌日は艶とコシが出て、以前かけたパーマがすこーし復活したような!?

ヘナやクレイに混ぜたりいろいろ探求してみよう❤︎


山下さんの生物学的な分類から、その生物と人々との歴史や営みなど、豊富な知識とアレンジで、どんどん拡がるお話に、私たちは惹き込まれてコーフンしっぱなしで、、、
海愛・植物愛溢れる素敵な皆さまとの時間は楽しすぎて、次回が待ち遠しくなってしまいました。

素敵な時間をどうもありがとうございました✨

さぁ大潮の海に繰り出すぞーーーーーー!

福岡のアマモも見てみたい!水中カメラ欲しくなった!以前芦屋の磯から覗いた海中に揺れるワカメは本当に美しくて、、、

めくるめく海藻・海草たちの世界へ🌊✨✨✨
怪しいお粉ができましたーーー❣️


ばーーん!

100%ピュア 懐かしの天瓜粉てんかふんです。

小さい子があせもにならないようにお風呂あがりにぽんぽんはたいていた、、、元祖オーガニックなベビーパウダー的なやつ!


もう少し乾かしてから粉砕します。


先月の末に、ふと海辺を歩きたくなり、、、
薮の中で出会ったキカラスウリ。


しなしな




残っていた実を割ってみた。

キカラスウリにまちがいない!

カラスウリなら中に大黒様みたいな形の種が入っています。


センダンの木に絡みついて、、、

かなり立派な株ですね。


海の近くで半分砂地だったので、お勉強に使わせてくださいとお声かけして掘らせて頂きました。



今年の芽吹きのために他の部分を残してもこんなにありました。



立派です。




葛根から葛粉をとった時は皮ごといきましたが、今回は手作りコスメにも使いたいかなと、皮と中身と分けました。両方とも最終的に白くなったから、剥かなくても大丈夫そう。



水を加えて粉砕してからさらしで濾して、、、




水を換えながら数日かけて沈殿させていきます。

一回めで既にこれだけ沈みました。



まだ固まりがゴロゴロしてるのに、手で触れるとサラサラと、、、以前葛粉とりをした葛根よりも断然粒子が細かく、舐めてみたらすぅーーーっと溶けて、、、苦くない!(オレンジ色のカラスウリの方は苦いのです)


現在、理容用天瓜粉として売られているものはコーンスターチが代用されているようですが、100%キカラスウリは極上の幸せ感!
コスメ手作りしてみたくなっちゃう(最近どすっぴんなんですが、、、、)
フェイスパウダーとかかな?


キカラスウリ 日本栝楼
喘息や咳止めに 
頻尿にも利尿にも
解熱、口渇など
種や根を煎服
果肉をすりこむと肌をなめらかに



そうそう今年の田植えは、ミャンマーの女子達が日焼け止めに使うタナカー(ゲッキツの樹の粉)をみんなでほっぺにぬりぬりしたいなぁ!(タイで大量買いしたのが出てきた😅)女の子や子供たちがほっへが生成り色に塗られてて、可愛いの。都会だと、もうあまりやらなくなってるかな。

キカラスウリはどちらかというと海に近いところが好きみたい。川や海岸がコンクリート護岸される前はもっともっと、根っこ掘っても無問題なくらいにたくさんあちこちの木々に巻き付いていたんだろうな。

とはいえ昭和48年生まれの私でも、既にベビーパウダー、あるいはシッカロール?だったかな?
首周りとかひざや肘の内側とがポンポンされて。
天瓜粉はいつの時代から使われていたのでしょう。
調べてみたくなりました。
幼い頃の夏の思い出。


🌿仁入りのスペシャル梅肉エキスやノンカフェインのネズミモチコーヒーなど、薬草のアレコレを作っています。

 




 
 
 
 
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