婚活パーティーで人気があるのは、スペックが高い男性。
女性で人気があるのは、若くてかわいい人。
婚活パーティーでは、中身まではわからないよね……？
ドラマ「婚活１０００本ノック」第９話の感想です。
元婚活女子の婚活カウンセラーがポイントを解説します。
≪過去回の感想≫
・第３話
・第４話
・第５話
・第６話
・第８話
≪第９話のあらすじ≫
九本（関水渚）の結婚式に出席し、婚活への意欲が再燃する綾子（福田麻貴）。
そんなとき、小池（野村周平）から１泊２日の婚活イベントに誘われ、綾子は参加を決める。
大池貿易の跡取りだと思われ、女性に囲まれる小池を複雑な気持ちで見守る綾子だが……。
パーティーで人気なのはどんな人？
この婚活イベントは、静岡県の漁師町で行われ、参加人数は女性のほうが多め、男性のプロフィールは事前にホームページで告知するというもの。
「ナイナイお見合い大作戦！」的な内容でした。
女性人気NO.1の男性は、会社を２つ経営していて外見もまぁまぁよく、自分のペースに引き込む人でした。
ハイスペックな２人の男性に、女性が群がっていました。
一方、女性で人気が高かったのは、綾子の監視役でやってきた編集者の相沢（白河れい）。
人気の理由は、若さ、ルックス、都会的な雰囲気、ガツガツしていないところみたいでした。
これはどんな婚活でもあるあるです。
カップルになれるのは、１人だけなのですが……。
綾子が選んだのはどんな人？
綾子が好感を持った男性は２人。
１人目は、ハイスペ人気NO.1男。
人気の男性に群がる女性参加者を見ながら、「婚活初心者ね」と言っていたわりには、１番人気狙いなんかーい！
２人目は、推理小説家で普段から探偵の格好をしている金田一。
小説家であることと、夜食がペヤングなところが共通している相手を選んでいました。
金田一に編集者との打ち合わせの方法を尋ねるなど、移住する可能性を考える綾子の前向きな姿勢が見えました。
婚活ではルックスがよく、コミュニケーション力が高い、第一印象がいい男女がモテるのは当たり前。
だから、第一印象がいい人、人気がある人に魅力を感じるのも仕方ない。
だけど、ライバルが多いというのも忘れてはいけません。
婚活の場を有益なものにしたいなら、「もうちょっと話してもいいな」と思える第３希望～第５希望くらいの人と話してみるのがおすすめです。
婚活イベントはスピード命
婚活イベントやパーティーでは話す時間が限られています。
中身まで見るのは難しいですよね。
だからこそ、第一印象やスペックで判断したり、されたりしてしまうのです。
恋愛に発展するまでの時間や異性を見るポイントは人によって違うので、限られた１～２時間で十分という人もいます。
今回の登場人物に関していえば、
小池がお金持ちではないとわかった途端に興味を失う女性→スペック重視
小池の生きざまに惹かれる女性→内面重視
人気NO.1男→ひとりひとりとじっくり話したいと言いながら、結婚対象は２０代女性のみ（スペック重視）
金田一→綾子と仕事の話で盛り上がるが、ひと言も話していない相沢に心を奪われる（ルックス重視）
というように。
婚活イベント、婚活パーティー、街コン、合コンは、スペック、ルックス、フィーリング重視の人向けです。
恋愛に発展するかどうかの見極めが早く、恋愛対象としてアリだと判断してから内面を知ろうとします。
どんなに素敵な内面やルックスを持っていても、スペックが譲れない人は、スペックが保証されていないパーティーや街コンは不向きです。
結婚相談所、お見合いなど、事前に条件がわかっている婚活が効率よしです。
内面重視で、初対面では恋愛対象になるかどうかさえわからないという人は、スピード重視の婚活は不向きです。
友達からの紹介や同じ職場、趣味の場などで探したほうがいいです。
ただし、このイベントのように一緒に過ごす時間が長ければ、相手のことがよくわかります。
なので、婚活バスツアーなどのイベント性が高いものがおすすめです。
綾子は内面重視に変わったのか？
幽霊の山田（八木勇征）にはじまり、これまでルックスがいいクソ男に惹かれていた綾子。
ところが、小池に何度も会ううちに内面がわかってきて、魅力に気づきます。
そして、小池が好きだという自分の想いに気づきます。
気づいた瞬間というのが、小池がかつらを外して綾子を助けたときでした。
頭髪問題はかなりデリケートな部分……
ですが綾子は、そんな小池への気持ちを爆発させます。
うん。本物だ。
ルックス重視とか、第一印象で決めたからといって中身をまったく無視しているわけではないし、
中身重視だからといって、どんなルックスや年齢でも好きになるわけではないし、
スペックも外見も中身も、フィーリングも、切り離せるものではないですよね。
自分に合う婚活方法や重視する点を知っておくことが、結婚への近道ではあります。
ですが、恋愛傾向が変わることもあります。
中身重視ですぐに好きにならない人、自分の気持ちがよくわからないという婚活女子は多いです。
「もう少しだけ話してもいいかも」と思えたら、自分の勘を信じていいのではないでしょうか？
次回は、いよいよ最終回。綾子と小池、山田はどうなる！？
婚活１０００本ノックの原作小説
マインドフルネスでストレスを軽くする方法を発信する公認心理師（心理カウンセラー）です。
婚活１０年の経験から婚活カウンセラー、マインドフルネスインストラクターとして活動しています。
趣味は読書で、「婚活カウンセラーが選ぶ、結婚がわかる１００冊」をテーマに本の紹介もしています。
婚活心理学ワークブック「ココロの婚活ノート」を制作しました。
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婚活心理学の講師をしながら、１０年婚活をしていたわたしもその一人です。
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≪現時点で再販の予定はありません≫
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