離婚届を出すことに躊躇する理由 | 結婚生活や離婚に悩む人の伴走者 山咲みき

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納得して離婚を決めたはずなのに・・・

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北海道 旭川 離婚カウンセリング「結婚生活や離婚に悩む人の伴走者」山咲みき



以前、こんな相談を受けた事があります。


一歳のお子さんがいる30歳主婦Aさん。

ご主人は仕事の関係で出張が多く、ほとんど家にはいません。
どうやら仕事先で会っている女性がいるようです。
メールを見て解ったことなので浮気を追求できない状態でした。

ご主人から離婚したいと言われ、慰謝料については言及できず、せめて養育費だけは譲れないと思い公正証書を成。
後は離婚届を出すのみとなりました。


「浮気している上にご主人から離婚を切り出され、このまま生活していても希望もないと割り切ったはずなのに、いざ離婚届を出すだけという段階に来て今の正直な気持ちは、離婚届を出せば楽になれるという気持ちと、このまま離婚したら向こうは幸せに暮らすのだろうと思うと腹立たしい気持ちが入り乱れて、今さらながら離婚届を出すのを躊躇してる…と複雑です。

ここまできて、何を言ってるの?と思いますが、まだ、主人を嫌いになりきれてなく、一歩前に進むのに戸惑っています。」・・・というお悩みです。



誰しも、ご主人の事をすぐに憎んで敵対視できたら、浮気調査にしろ離婚調停などを躊躇する事はなくなると思います。



現実には裏切られたり理不尽な事を言われたりして敵対しなければならなくなったとしても、いざ、離婚に向けて動くという事はお互いの利害関係抜きには解決しませんよね。



発展的理由で別れるのでもなく、ましてや裏には「浮気」という原因がある以上、勝つか負けるかの闘いになるわけです。

とくに子供を抱える母親には、負けたら前途は厳しいのは必須…。
相手を嫌いになりきれなくても、闘いに勝てなければ生活もままならなくなるわけです。


離婚で苦しむ要因のひとつに、相手を敵として憎みきれないまま敵として見なくてはならなくなる事だと思います。



今、直面している状況と気持ちが必ずしも合致しないまま、離婚を進めなければならない人は多いと思います。

でも、気持ちに流されていては結果、なし崩しになってしまう事があるのも真実だと思います。


問題は、あなたがご主人との結婚生活について、とことん自分の気持ちと向き合って来なかったことが今の心情を招いているのだと思います。



浮気の事実を追求しなかったのも、ご主人と争いたくない、それはご主人の不誠実さを認めたくなかったからではないでしょうか?

こうなって初めて自分の本当の気持ちに気づいてしまったこと
は不幸な事だったかも知れません。


ご主人のペースに合わせてしまい、自分の気持ちを後回しにしてきた結果がこの状況を招いたのだと思います。

いまさら話を蒸し返したところで、ご主人と元の生活に戻れることはおそらく期待はできません。


残酷なようですがもう引き返せないところまで来てしまった以上、気持ちを切り替えて新しい生活に踏み出すしかないのです。



気持ちの整理をつけるためにもう少しだけ離婚届を出すのは待って、できるだけ早く気持ちを整理できるように注力しましょう。



今の気持ちのまま離婚したことを後悔しないために、「これで良かったんだ」と納得した上で離婚届けが出せるように前向きに捉えたほうがあなたの幸せに繋がると思います。




結果を急ぐあまり、自分の気持ちを疎かにしないでください。



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