ジンジャー・ベイカー(Ginger Baker),エリック・クラプトン(Eric Clapton),ジャック・ブルース(Jack Bruce)の 3人 によって,1966年に結成された伝説のスーパー・トリオ:クリーム(Cream).

 クリーム(Cream)は,1966年7月29日英国はマンチェスターのライブ・ハウス:ツイスト・ホイール(Twisted Wheel)でのギグを行い,2日後の 7月31日ウィンザーで行われた 『 The Sixth National Jazz and Blues Festival (第6回 ナショナル・ジャズ・アンド・ブルース・フェスティバル) 』 で公式デビューを飾りますが,活動を続けて行く中でメンバー間の確執等もあってか 活動期間は約 2年半と短命で,1968年11月25日,26日英国はロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでの 2夜連続で行われた解散コンサート(Farewell Concert)を以って,その活動にピリオドを打ちます.

 その後,1993年にロックの殿堂(The Rock And Roll Hall Of Fame And Museum)入りを果たし,1993年1月の受賞パーティーにて,その場限りの再結成で "Sunshine Of Your Love","Crossroads","Born Under A Bad Sign"の 3曲のみを演奏.
 それから 12年経過した 2005年5月に何故か期間限定的再結成があり,解散前の最後のライヴを行った英国はロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで 4公演(5月2日,3日,5日,6日),10月にはニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンにおいて 3夜(10月24日,25日,26日)連続公演が行われました.

 本ギフト・アイテムは,1967年11月にリリースされた クリーム(Cream)の 2nd アルバム 『 Disraeli Gears (カラフル・クリーム) 』 の デモ,アウトテイク等を収録した 『 Ryemuse Studio 1967 (Gift CDR) 』 です.
  『 Disraeli Gears (カラフル・クリーム) 』 と言えば,後に マウンテン(Mountain)のベーシストとなる フェリックス・パパラルディ(Felix Pappalardi)がプロデュースした事でも有名ですし,米国で初のヒットとなったアルバムでもあります.

 サウンドボード録音を収録しているので,初心者でも充分楽しめます.
 
 メーカー情報では
 『今週のギフトアイテムには、クリームの名盤「DISRAELI GEARS」レコーディングの前段階として行なわれたデモ&リハーサルテイクを集めた音源集をご用意しました。
 「DISRAELI GEARS」については、当店も高音質盤ゴールドCD「Mobile Fidility Sound Lab」盤のコピーをギフトアイテムでご提供したこともございますが、名盤の呼び声高いこのアルバムは、67年4月、5月にニューヨークのアトランティック・スタジオでレコーディングされたものです。時系列的には、クリームはそのレコーディングのために3月時点で新曲のデモを用意していました。それが本盤に収録された各テイクです。そしてこのテープを持参し、アトランティック・レコードのボス、アーメット・アーティガンに聴かせたところ、彼は一部の曲のみ評価し、他の曲は採用しませんでした。そしてアルバムを作るための楽曲を、プロデューサーであるフェリックス・パパラルディに作曲依頼するとともに、デモに含まれていたLawdy Mamaのリズムトラックのみを生かして歌詞を書き換え、Strange Brewとしてパパラルディに作り変えさせたりしたということです。
 本盤に収録されたのが、持参されたデモバージョンの一部です。ここからはBlue Condition 、SWLABR、Take It Back、We're Going Wrongの4曲が採用され、他2曲(ジャック・ブルース作)はボツにされました。そんな経緯を考えると、非常に興味深い音源であると言えるでしょう。スタジオ内でのメンバーの会話や音出し等の生々しい場面も入っていますし、Blue Conditionなどは後の完成形とはまったく異なる、ジャック・ブルースのハーモニカが活躍するテイクになっています。これがデモらしいところでありますし、同じ曲でも聴いていて飽きない所以でもあります。
 本来はこのままロンドンでのレコーディングが予定されていたのですが、クリームが4月にニューヨークで行われた「マレー・ザ・K - フィフス・ディメンション・ショウ」という米英バンド混合のイベント出演のために初めて渡米した際、ひょんなことでクラプトンのギタープレイを聴いたアーティガンが、同行していたクリームのマネージャー、ロバート・スティッグウッドを呼びつけ、即刻アトランティック・スタジオでレコーディングするよう持ちかけたと言われています。アーティガンは、クラプトンの才能に惚れ込み、クリームを「エリック・クラプトンズ・ブルース・トリオ」と呼んでいました。そのため、ジャック・ブルースはメインボーカリストであり、かつメインソングライターだったにもかかわらず、アーティガンから冷遇され、彼作の2曲が意図的にボツらされたとも言われています。
 ジャックはボツらされた2曲のうちのWeird Of Hermiston を後のソロアルバムで再レコーディングして収録しました。出来が良いと思っていただけに、諦めきれなかったのでしょう。ジャックのソロバージョンとの聴き比べもできますし、各曲がどのように完成形に発展していったかも確認できます。そんな裏話も踏まえて聴いていただくと、より興味を持っていただける音源ではないかと思います。音質はオフィシャルレベルのライン録音ですので、ご安心ください。名盤の裏側を探る貴重なハイクオリティ音源です。』

Ryemuse Studio 1967 (Gift CDR)
 
 Recorded At Ryemuse Studios,Mayfair,London,UK
 15th March 1967
 Demos, Outtakes, Alternate Mixes
 [SOUNDBOARD RECORDING]

   01. Blue Condition
   02. Hey Now Princess (Take 1)
   03. Hey Now Princess (Take 2)
   04. Hey Now Princess (Take 3 with Vocal) Mono Mix
   05. SWLABR (Take 1)
   06. SWLABR (Take 2)
   07. SWLABR (Take 3)
   08. SWLABR (Take 4 with Vocal) Mono Mix
   09. Take It Back (Take 1)
   10. Take It Back (Take 2 with Vocal)
   11. Weird Of Hermiston (Take 1)
   12. Weird Of Hermiston (Take 2 with Vocal) Mono Mix
   13. We're Going Wrong Mono Mix
   TOTAL TIME (47:59)

 Hey Now Princess (Take 3 with Vocal) Mono Mix
 
 SWLABR (Take 4 with Vocal) Mono Mix
 
 We're Going Wrong Mono Mix
 

[参考]
 Disraeli Gears : Mobile Fidelity CD (Gift CDR)
 









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#2022-05‐10