何と,西新宿 ダイカンプラザ 9F の LIGHTHOUSE から,クリームの音源がリリースされました.
 と言っても,5月央の出来事.ブログ・アップが遅くてすみません.(苦笑)
 でも,未だ商品はあると思います.

 柏木公園近くの BLIND FAITH には,エリック・クラプトン関連で,クリームも多数ありますが,LIGHTHOUSE で,クリームの音源をリリースするのは,初めて?では無いでしょうか.(過去にはあったかも知れませんが,最近は記憶には無いですねぇ.)

 今回の音源は,1968年の北米ツアーから 3月8日~10日にかけて 3夜連続で行われた,カリフォルニア州はサンフランシスコのウィンターランド・ボールルーム公演より,最終日に当たる 3月10日を収録した 『Final Winterland 1968 (Beano-129)』 .この日のテイクは何曲かオフィシャル・アルバムにも収録された有名な公演日で,過去にも色々なレーベルからリリースされています.

 この頃は,他のバンドも含めて,1日 2回のショウが行われ,今回の CD には,それぞれのショウが,各々 1枚づつ CD に収録.

 既に,この 2ヶ月後には,解散する決断(:7月に公式発表)していたとされていますが,演奏は緊張感があり.素晴らしく,この日のテイクが複数のオフィシャル・アルバムに収録されたのも頷けます.

 因みに "Sunshine Of Your Love" は,前日の 3月9日の同会場でのテイクが,『Live Cream Volume II』 に収録されていますが,本CDに収録されている 3月10日も素晴らしい演奏をしています.

 Cocert Vault でも,1st ショウの演奏は視聴できます.

 メーカー情報では
 『あのクリーム全盛期のアメリカンツアーの公式未発表テイクを含むフルコンサートの定番音源を収録したのが本盤です。収録されているのは、68年3月10日、サンフランシスコのウィンターランド・ボールルームで行なわれた1日2回のショウの良好なモノラル・サウンドボードソースです。
 この音源は過去には同内容でリリースされていたものですが、現在の市場からは姿を消している上に、このたび当店が入手しましたのは信頼の置けるルートからのファースト・ジェネレーションのデジタルコピーであったことから、過去最高音質ということでリリースを決定しました。
 この日の音源が正式にレコーディングされていたことはファンには周知の事実であり、Sweet Wine と NSU は公式盤「LIVE CREAM」に、Tales Of Brave Ulyssesは「LIVE CREAM VOL.Ⅱ」に、Spoonful と Crossroads は「WHEELS OF FIRE」に採用され、収録されました。それだけにこの日の彼らのパフォーマンスは神懸かり的に凄まじいものとして語り継がれてきました。

 さらに本マスターにはオフィシャル未発表テイクが含まれています。We're Going Wrong , Sunshine Of Your Love , と Steppin' Out ,Traintime, Toad、そして1分半ほどの不完全収録ですが I'm So Glad はオフィシャルライブ盤では聴くことができないテイクです。残念ながら音質がオフィシャル級ではなく、ミックスもステレオではありませんが、オフィシャルライブ盤に採用されたテイクが最も多かったというプレイクオリティの高かった日であり、ファースト・ジェネレーションの高音質であることから、聴いていただくに値するものと断言できます。
 更に言うなら、この日の音源を収録したものとしては本盤が最高の音質を実現したものでしょう。この日はセット1 と 2に分け、1日2公演が行なわれました。彼らは 2セットでまったく異なるセットリストでプレイしていたことが分かります。オフィシャル盤と異なるモノラルミックスですので、既リリーステイクでもまた違った印象を抱いていただけるでしょう。また、Spoonful のイントロではオフィシャル盤には入っていなかった女性客の話し声が微かに右チャンネルに入っています。オフィシャル・レコーディングでは歓声・拍手もバランスよくミックスするため客席にもマイクを立ててレコーディングされますが、そのマイクの1本に入ってしまったのがこの声だったのでしょう。そう考えますと、本盤のマスターは、オフィシャルの最終ステレオミックスを単にモノラル化したものではなく、別のステレオマスターからモノラルミックスされたものだったと推察されます。オフィシャルテイクでも珍しいバージョンが聴けるというわけです。
 オフィシャル盤にこれほどこの日のテイクが採用されていることから、この日の演奏の素晴らしさは改めて申し上げるまでもないのですが、注目は未発表テイクです。プレイクオリティが低かったからそれらはオフィシャル盤に採用されなかったのか?いいえ、違います。三人の調子の波があり、日によって好不調の差が激しかったと言われるクリームですが、この日は全編でハイテンションなプレイを通していたのです。それは是非あなたの耳でお確かめください。ここにはクリームの伝説が詰まっています。エリック・クラプトンがキャリアにおいて世界的な名声を手にしたのはこのクリームでした。いわば、「クラプトン、ここにあり」なのです。それはクラプトンだけに留まりません。故ジャック・ブルースもベーシストの第一人者としての評価を得たのもこのクリーム、ジンジャー・ベイカーがロック界最高のドラマーと称されたのもこのクリームでのプレイゆえのことでした。「三人がステージで楽器を持って戦争しているかのようだ」と称された彼らの凄まじいパフォーマンスのすべてがここにあります。クリームこそクラプトンだった、と信じて疑わないハードコアな方の期待にもお応えするのが本盤です。』

Final Winterland 1968 (Beano-129)
 
 Live At Winterland Ballroom, San Francisco, CA. USA 10th March 1968 SBD

 Disc 1
  1. Tales Of Brave Ulysses
  2. Spoonful
  3. Crossroads
  4. We're Going Wrong
  5. Sweet Wine
  TOTAL TIME (47:39)

 Disc 2
  1. Sunshine Of Your Love
  2. N.S.U.
  3. Steppin' Out
  4. Traintime
  5. Toad
  6. I'm So Glad
  TOTAL TIME (50:45)

 Crossroads
 
 We're Going Wrong
 
 Sunshine Of Your Love
 
 Steppin' Out
 
 I'm So Glad
 

[参考]
 

BBC Sessions




Goodbye



Live Cream Volume II



Live Cream



Wheels of Fire



Disraeli Gears




Farewell Concert [DVD]