ジンジャー・ベイカー(Ginger Baker),エリック・クラプトン(Eric Clapton),ジャック・ブルース(Jack Bruce)の 3人 によって,1966年に結成された伝説のスーパー・トリオ:クリーム(Cream).
クリーム(Cream)は,1966年7月29日英国はマンチェスターのライブ・ハウス:ツイスト・ホイール(Twisted Wheel)でのギグを行い,2日後の 7月31日ウィンザーで行われた 『 The Sixth National Jazz and Blues Festival (第6回 ナショナル・ジャズ・アンド・ブルース・フェスティバル) 』 で公式デビューを飾りますが,活動を続けて行く中でメンバー間の確執等もあってか 活動期間は約 2年半と短命で,1968年11月25日,26日英国はロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでの 2夜連続で行われた解散コンサート(Farewell Concert)を以って,その活動にピリオドを打ちます.
その後,1993年にロックの殿堂(The Rock And Roll Hall Of Fame And Museum)入りを果たし,1993年1月の受賞パーティーにて,その場限りの再結成で "Sunshine Of Your Love","Crossroads","Born Under A Bad Sign"の 3曲のみを演奏.
それから 12年経過した 2005年5月に何故か期間限定的再結成があり,解散前の最後のライヴを行った英国はロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで 4公演(5月2日,3日,5日,6日),10月にはニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンにおいて 3夜(10月24日,25日,26日)連続公演が行われました.
本商品は,1968年2月23日カリフォルニア州サンタモニカはサンタモニカ・シビック・オーディトリアム公演を皮切りに,6月16日ニュージャージー州チェリーヒルはカムデン・カウンティ・ミュージック・フェア公演まで 約4ヵ月行われた 北米ツアー 1st レグから,1stレグ中盤に当たる 3月30日テキサス州ダラスはステート・フェア・ミュージック・ホール公演のオーディエンス録音を収録し Beanoレーベルからリリースされた 『 Dallas March 1968 (Beano-217) 』 で,一昨年位から レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の貴重な音源を発掘・公開し続けている,話題の The Dogs Of Doom チームにより,発掘・公開されたもので,最近,同 Beanoレーベルよりリリースされた 『 Boston 1968 (Beano-216) 』 の約 1週間前に当たり,同じく 『 Waltham 1968 (Beano-215) 』 の一週間後の公演に当たります.
音像は若干遠目で,少し籠った感はあるものの,各パートの出音のバランスも相応に良く,録音された年代を考えれば,高音質なオーディエンス録音と言えます.
オフィシャル・アルバム 『 Live Cream Vol.2 (ライヴ・クリーム Vol.2) 』 に収録されているのが,3月9日カリフォルニア州サンフランシスコはウィンターランド公演なので,最近リリースされた 3枚は,粗 同時期のライヴ音源となりますが,クリーム(Cream)は,この 3人による緊張感のある,スリリングな演奏が素晴らしいですね.
メーカー情報では
『【ロックを変革した伝説のバンド、クリームの新発掘オーディエンス録音音源をマスターからプレスCDでリリース!】
まさか新年早々、3週続けてクリームのニューマスターをプレスCDでリリースすることになろうとは思いもよりませんでした。
今回は、このところZeppelinの初登場音源を連発し、世界中のファンを驚愕させているThe Dogs of Doom がアップしてくれた本邦初登場の発掘マスターで、これまで存在さえ知られていなかった1968年3月30日のダラス公演のオーディエンス録音です。この日付でお判りのように、先週、先々週とリリースしてきた「Waltham 1968」、「Boston 1968」と同じ、第2回アメリカン・ツアーの音源なのです(一般に周知されている10月のフェアウェルツアーのダラス公演ではありません)。しかもよく耳を傾けると、ステレオ録音なのです!(クラプトンのギターがやや右チャンネル寄り、ジャック・ブルースのベースが左チャンネル寄りからメインで聞こえます。オーディエンスの歓声も左右に拡がりがあります)。ちょっと聴いた限りでは音が歪んでおり、録音時の入力過多かテープ劣化と思われがちですが、これもよく耳を傾けていただくと、ジャック・ブルースのベース音だけが歪んでいて、クラプトンのギターとジンジャー・ベイカーのドラムサウンドはクリアなのです。ギターの大音量でも高音部でもまったく音は歪んでいませんので、当日のベースの出音がよほど凄かったものと思われます(Steppin' Outでのクラプトン単独のプレイ部分、Toadでのベイカーのドラムソロはめちゃくちゃクリアです:笑)。
音質は十分鑑賞に堪えうるレベルの良好なもので、ピッチも正常なものです。「Waltham 1968」、「Boston 1968」のようなモノラルのストレートな音像とは異なりますが、何せこの時代としては非常に貴重なステレオ録音の新発掘マスターゆえに、この音質ならば、ということでプレスCDでのリリースを決定致しました。今後このツアーの新たな定番オーディエンス音源となることは間違いないでしょう。クリーム、第2回アメリカン・ツアーの状況をさらに詳しく伝える画期的な新発掘マスターだけに、先の2作とともにコレクションに加えていただく価値のある一作に違いありません。
【全米制覇を達成した二度目のアメリカン・ツアーの、さらなる生々しい記録!】
「Waltham 1968」と「Boston 1968」のレビューでも記しましたが、ここでもう一度、67年~このツアーまでのクリームの活動状況を振り返っておきましょう。
・1967年1月~2月22日:BBCテレビやラジオ出演を含むイギリス国内クラブツアー
・1967年2月24日~3月8日:ドイツ、北アイルランド、北欧ツアー
・1967年3月12日~21日:ロンドンでのクラブギグ
・1967年3月25日~4月2日:ニューヨーク、RKOシアターでのマレー・ザ・K主催「Music In The 5th Dimension Show」に出演。
・1967年4月14日~5月7日:BBCラジオ出演を含むイギリス国内ツアー
・1967年5月19日~21日:ドイツ公演
・1967年5月22日~8月20日:BBCラジオ出演を含むイギリス国内ツアー(内、6月1日にはスポットでのパリ公演を含む)
・1967年8月22日~10月15日:第1回アメリカン・ツアー
・1967年10月24日~11月6日:BBCラジオ出演を含むイギリス国内ツアー
<<1967年11月、アルバム「DISRAELI GEARS」リリース>>
・1967年11月10日~11月23日:北欧ツアー
・1967年11月23日~12月3日:BBCラジオ出演を含むイギリス国内ツアー
・1967年12月20日~23日:スポットでのシカゴ、デトロイト公演
・1968年1月5日~2月10日:オランダでのテレビ出演、スポットの北欧公演を含むイギリス国内ツアー
・1968年2月23日~6月18日:第2回アメリカン・ツアー ←★ココ★
これをご覧いただくと、当時既にイギリスでは楽器の名手として頭角を現していた三人によるスーパーグループだったにもかかわらず、プロモーションのため、イギリス国内、ドイツ、北欧を休みなくツアーしていたことが分かります。
そして世界最大のマーケットであり、彼ら三人のバックグラウンドであったジャズとブルースの本場アメリカへの進出を実現した時期でもありました。第1回のアメリカン・ツアーではニューヨークとサンフランシスコがメインの公演でしたが、二都市でその名を轟かせた彼らが他の都市を含む全米長期ツアーを敢行し、事実上の全米制覇を成し遂げたのが、この第2回アメリカン・ツアーでした。当時は誰も実践していなかった大音量でのブルースの拡大解釈パフォーマンス、スタジオバージョンでは数分の楽曲を10分以上に膨らませるインプロヴィゼーションの確立、それを可能にした3人の卓越したテクニック。それが「ロック」というニュージャンルの音楽を変革したわけです。その事実を証明する第2回アメリカン・ツアーの中盤に当たった本ダラス公演は、日程的にはウォルサム公演とボストン公演のちょうど中間でした。クリームのツアーの歴史を埋める新たな1ピース。ここにもクリームの真実の一片が収められています。「Waltham 1968」、「Boston 1968」をご購入いただいたお客様なら、きっとこの初音源もお聴きになりたいはず。当店は期待を裏切りません。
【ウォルサム、ボストン公演とはまた異なるセットリストと圧倒的な演奏内容】
本公演も先の2公演同様、当時のニューアルバム「DISRAELI GEARS」のリリース後のプロモーションツアーに当たっていましたが、両公演では演奏していなかったI'm So Gladをプレイしていることに注目です。68年10月のフェアウェルツアーではレギュラーでプレイしていたナンバーですが、この時期のパフォーマンスはレアです。既に中間部をインプロヴィゼーションで拡大したアレンジが確立されており、クラプトンが高速で弾きまくる中、他の二人も負けじとハイテンションでぶつかっていく様は、まさに当時語られた「三人が楽器で戦争をしているような」姿に他なりません。
オープニングのSunshine Of Your Loveは残念ながらカットインですが、それでも10分近い演奏には圧倒されます。Sitting On Top of the World以降はウォルサム公演と同じ流れですが、演奏内容、フレーズの応酬はまったく違っています。アドリブ(インプロヴィゼーション)を売りにしていたクリームですから、それも当然のことだったでしょう。後半はウォルサム公演同様、3人それぞれのテクニシャンぶりが証明されるフィーチャリングナンバーを三連発。Steppin' Outでのクラプトンの鬼のようなプレイぶりは、ここでもやはり凄いです。
2本目のテープに収録されていたTraintime以降は微かに音質が変わりますが、ほとんど印象は変わらないものです。本作も、スタジオとライブでまったく違う表情を見せるに至った第2回アメリカン・ツアーでのクリームの本質を知ることのできる貴重な音源だと言えるでしょう。当時からは54年もの年月が過ぎた現在、まさかもうクリームの新音源なんて存在しないだろうとマニアがみんな思っていた中、突然日の目を見た本邦初登場、初公開のダラス公演のマスターを収録したのが本盤です。お早めのオーダーをお待ちしております。』
Dallas March 1968 (Beano-217)
Live At State Fair Music Hall,Dallas,TX,USA 30th March 1968
[NEW SOURCE]
01. Sunshine Of Your Love
02. I'm So Glad
03. Sitting On Top of the World
04. Steppin' Out
05. Traintime
06. Toad
TOTAL TIME (56:45)
Eric Clapton : Guitar, Vocal
Jack Bruce : Bass, Vocal
Ginger Baker : Drums
Sitting On Top of the World
Steppin' Out
[参考]
Synergy (MA-001/2/3/4)
1968 Tour Dates
January
[European Tour]
05 The Melody Rooms,Norwich,UK
09 Aeolian Hall Studio 2,London,UK
10 Revolution Club,London,UK
14 Coatham Hotel,Redcar,UK
19 Top Rank,Bristol,UK
20 Leeds University Union,Leeds,UK
27 St Mary's College,Twickenham,UK
Feburary
02 Nottingham And District Technical College,Nottingham,UK
03 University College London Union,London,UK
05 Vognmandsmarken,Copenhagen,DENMARK
07 Tivoli,Copenhagen,DENMARK
⇒ [Two Shows]
09 University Of Leicester,Leicester,UK
10 University Of Manchester Students' Union,Manchester,UK
[North American Tour]
23 Santa Monica Civic Auditorium,Santa Monica,CA,USA
⇒ [Two Shows]
24 Earl Warren Showgrounds,Santa Barbara,CA,USA
25 Swing Auditorium,San Francisco,CA,USA
29 Winterland Arena,San Francisco,CA,USA
⇒ [Two Shows]
March
01 Winterland Arena,San Francisco,CA,USA
02 Winterland Arena,San Francisco,CA,USA
03 Fillmore Auditorium,San Francisco,CA,USA
07 Fillmore Auditorium,San Francisco,CA,USA
08 Winterland Arena,San Francisco,CA,USA
09 Winterland Arena,San Francisco,CA,USA
⇒ [Two Shows]
10 Winterland Arena,San Francisco,CA,USA
11 Sacramento Memorial Auditorium,Sacramento,CA,USA
13 Selland Arena,Fresno,CA,USA
15 Shrine Auditorium,Los Angeles,CA,USA
15 San Fernando Valley State College,Northridge,CA,USA
16 Shrine Auditorium,Los Angeles,CA,USA
17 Phoenix Star Theater,Phoenix,AZ,USA
18 Anaheim Convention Center,Anaheim,CA,USA
20 Family Dog, Denver,CO,USA
21 Beloit College, Beloit,WI,USA
22 Clowes Memorial Hall,Indianapolis,IN,USA
⇒ [Two Shows]
23 Brandeis University,Waltham,MA,USA
26 Union Catholic High School,Scotch Plains,NJ,USA
27 Staples High School,Westport,CT,USA
29 Hunter College Assembly Hall,New York City,NY,USA
⇒ [Two Shows]
30 State Fair Music Hall (Music Hall at Fair Park),Dallas,TX,USA
31 Houston Music Hall,Houston,TX,USA
April
03 Morris Civic Auditorium,South Bend,IN,USA
05 Back Bay Theatre,Boston,MA,USA
06 Commodore Ballroom,Lowell,MA,USA
08 Capitol Theatre,Ottawa,ON,CANADA
10 Woolsey Hall,New Haven,CT,USA
11 Thee Image Club,Sunny Isles Beach,FL,USA
19 Electric Factory,Philadelphia,PA,USA
20 Electric Factory,Philadelphia,PA,USA
21 Electric Factory,Philadelphia,PA,USA
26 The Cellar,Arlington Heights,IL,USA
27 Chicago Coliseum,Chicago,IL,USA
28 Kiel Opera House,St. Louis,MO,USA
May
03 The Scene,Milwaukee,WI,USA
⇒ [Two Shows]
04 The Scene,Milwaukee,WI,USA
⇒ [Two Shows]
05 New City Opera House,Minneapolis,MN,USA
06 Family Dog,Denver,CO,USA
10 Toledo Sports Arena,Toledo,OH,USA
11 Akron Civic Theatre,Akron,OH,USA
12 Cleveland Music Hall,Cleveland,OH,USA
14 Veterans Memorial Auditorium,Columbus,OH,USA
15 Veterans Memorial Fieldhouse,Huntington,WV,USA
17 Anaheim Convention Center,Anaheim,CA,USA
18 Anaheim Convention Center,Anaheim,CA,USA
19 Community Concourse Theatre,San Diego,CA,USA
24 Robertson Gymnasium,Isla Vista,CA,USA
25 San Jose Civic Auditorium,San Jose,CA,USA
27 Swing Auditorium,San Bernardino,CA,USA
29 Eagles Auditorium,Seattle,WA,USA
30 Eagles Auditorium,Seattle,WA,USA
31 The Stampede Corral,Calgary,AB,CANADA
June
01 Sales Pavilion Annex,Edmonton,AB,CANADA
02 Pacific Coliseum,Vancouver,BC,CANADA
05 Massey Hall,Toronto,ON,CANADA
07 Grande Ballroom,Detroit,MI,USA
08 Grande Ballroom,Detroit,MI,USA
09 Grande Ballroom,Detroit,MI,USA
11 Centre Paul Sauvé,Montreal,QC,CANADA
14 Island Garden Arena,West Hempstead,NY,USA
15 Oakdale Theatre,Wallingford,CT,USA
⇒ [Two Shows]
16 Camden County Music Fair,Cherry Hill,NJ,USA
20 Houtrusthallen,The Hague,NETHERLANDS
Octobar
[North American Tour]
04 Oakland-Alameda County Coliseum Arena,Oakland,CA,USA
05 University Arena, Albuquerque,NM,USA
06 Denver Auditorium Arena,Denver,CO,USA
07 Civic Opera House,Chicago,IL,USA
⇒ [Two Shows]
11 New Haven Arena,New Haven,CT,USA
12 Olympia Stadium,Detroit,MI,USA
13 Chicago Coliseum,Chicago,IL,USA
14 Veterans Memorial Auditorium,Des Moines,IA,USA
18 The Forum,Inglewood,CA,USA
19 The Forum,Inglewood,CA,USA
20 International Sports Arena,San Diego,CA,USA
24 Sam Houston Coliseum,Houston,TX,USA
25 Dallas Memorial Auditorium,Dallas,TX,USA
26 Miami Stadium, Miami,FL,USA
27 Chastain Park Amphitheater,Atlanta,GA,USA
31 Fillmore East,New York City,NY,USA
November
01 Spectrum, Philadelphia,PA,USA
02 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
03 Baltimore Civic Center,Baltimore,MD,USA
04 Rhode Island Auditorium,Providence,RI,USA
⇒ [Two Shows]
[Farewall Concert]
26 Royal Albert Hall,London,UK
27 Royal Albert Hall,London,UK
[関連記事]
「Boston 1968 (Beano-216)」
「Waltham 1968 (Beano-215)」
「Madison Square Garden 2005 2nd Night : Original DAT Master (Beano-213)」
「Ulyssees (KF 98011)」
「Texas 1968 (MC-236)」
「Barbeque 67 (MC-040)」
「Cream - Sun Vanishes (MVR-691/692)」
「Giant Steps : Club Gig (MC-071)」
「Silver Horses Revisited (Gift 2CDR)」
「Farewell Concert : Japanese Broadcast (DVDR)」
「Farewell Concert : Japanese Broadcast (Gift DVDR)」
「Disraeli Gears : Mobile Fidelity CD (Gift CDR)」
「Second Gear!(EC Is Here DJ Copy 151/152)」
「Refresh Gream (EC Is Here DJ Copy 149/150)」
「Final Winterland 1968 (Beano-129)」
#2022-02-01
クリーム(Cream)は,1966年7月29日英国はマンチェスターのライブ・ハウス:ツイスト・ホイール(Twisted Wheel)でのギグを行い,2日後の 7月31日ウィンザーで行われた 『 The Sixth National Jazz and Blues Festival (第6回 ナショナル・ジャズ・アンド・ブルース・フェスティバル) 』 で公式デビューを飾りますが,活動を続けて行く中でメンバー間の確執等もあってか 活動期間は約 2年半と短命で,1968年11月25日,26日英国はロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでの 2夜連続で行われた解散コンサート(Farewell Concert)を以って,その活動にピリオドを打ちます.
その後,1993年にロックの殿堂(The Rock And Roll Hall Of Fame And Museum)入りを果たし,1993年1月の受賞パーティーにて,その場限りの再結成で "Sunshine Of Your Love","Crossroads","Born Under A Bad Sign"の 3曲のみを演奏.
それから 12年経過した 2005年5月に何故か期間限定的再結成があり,解散前の最後のライヴを行った英国はロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで 4公演(5月2日,3日,5日,6日),10月にはニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンにおいて 3夜(10月24日,25日,26日)連続公演が行われました.
本商品は,1968年2月23日カリフォルニア州サンタモニカはサンタモニカ・シビック・オーディトリアム公演を皮切りに,6月16日ニュージャージー州チェリーヒルはカムデン・カウンティ・ミュージック・フェア公演まで 約4ヵ月行われた 北米ツアー 1st レグから,1stレグ中盤に当たる 3月30日テキサス州ダラスはステート・フェア・ミュージック・ホール公演のオーディエンス録音を収録し Beanoレーベルからリリースされた 『 Dallas March 1968 (Beano-217) 』 で,一昨年位から レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の貴重な音源を発掘・公開し続けている,話題の The Dogs Of Doom チームにより,発掘・公開されたもので,最近,同 Beanoレーベルよりリリースされた 『 Boston 1968 (Beano-216) 』 の約 1週間前に当たり,同じく 『 Waltham 1968 (Beano-215) 』 の一週間後の公演に当たります.
音像は若干遠目で,少し籠った感はあるものの,各パートの出音のバランスも相応に良く,録音された年代を考えれば,高音質なオーディエンス録音と言えます.
オフィシャル・アルバム 『 Live Cream Vol.2 (ライヴ・クリーム Vol.2) 』 に収録されているのが,3月9日カリフォルニア州サンフランシスコはウィンターランド公演なので,最近リリースされた 3枚は,粗 同時期のライヴ音源となりますが,クリーム(Cream)は,この 3人による緊張感のある,スリリングな演奏が素晴らしいですね.
メーカー情報では
『【ロックを変革した伝説のバンド、クリームの新発掘オーディエンス録音音源をマスターからプレスCDでリリース!】
まさか新年早々、3週続けてクリームのニューマスターをプレスCDでリリースすることになろうとは思いもよりませんでした。
今回は、このところZeppelinの初登場音源を連発し、世界中のファンを驚愕させているThe Dogs of Doom がアップしてくれた本邦初登場の発掘マスターで、これまで存在さえ知られていなかった1968年3月30日のダラス公演のオーディエンス録音です。この日付でお判りのように、先週、先々週とリリースしてきた「Waltham 1968」、「Boston 1968」と同じ、第2回アメリカン・ツアーの音源なのです(一般に周知されている10月のフェアウェルツアーのダラス公演ではありません)。しかもよく耳を傾けると、ステレオ録音なのです!(クラプトンのギターがやや右チャンネル寄り、ジャック・ブルースのベースが左チャンネル寄りからメインで聞こえます。オーディエンスの歓声も左右に拡がりがあります)。ちょっと聴いた限りでは音が歪んでおり、録音時の入力過多かテープ劣化と思われがちですが、これもよく耳を傾けていただくと、ジャック・ブルースのベース音だけが歪んでいて、クラプトンのギターとジンジャー・ベイカーのドラムサウンドはクリアなのです。ギターの大音量でも高音部でもまったく音は歪んでいませんので、当日のベースの出音がよほど凄かったものと思われます(Steppin' Outでのクラプトン単独のプレイ部分、Toadでのベイカーのドラムソロはめちゃくちゃクリアです:笑)。
音質は十分鑑賞に堪えうるレベルの良好なもので、ピッチも正常なものです。「Waltham 1968」、「Boston 1968」のようなモノラルのストレートな音像とは異なりますが、何せこの時代としては非常に貴重なステレオ録音の新発掘マスターゆえに、この音質ならば、ということでプレスCDでのリリースを決定致しました。今後このツアーの新たな定番オーディエンス音源となることは間違いないでしょう。クリーム、第2回アメリカン・ツアーの状況をさらに詳しく伝える画期的な新発掘マスターだけに、先の2作とともにコレクションに加えていただく価値のある一作に違いありません。
【全米制覇を達成した二度目のアメリカン・ツアーの、さらなる生々しい記録!】
「Waltham 1968」と「Boston 1968」のレビューでも記しましたが、ここでもう一度、67年~このツアーまでのクリームの活動状況を振り返っておきましょう。
・1967年1月~2月22日:BBCテレビやラジオ出演を含むイギリス国内クラブツアー
・1967年2月24日~3月8日:ドイツ、北アイルランド、北欧ツアー
・1967年3月12日~21日:ロンドンでのクラブギグ
・1967年3月25日~4月2日:ニューヨーク、RKOシアターでのマレー・ザ・K主催「Music In The 5th Dimension Show」に出演。
・1967年4月14日~5月7日:BBCラジオ出演を含むイギリス国内ツアー
・1967年5月19日~21日:ドイツ公演
・1967年5月22日~8月20日:BBCラジオ出演を含むイギリス国内ツアー(内、6月1日にはスポットでのパリ公演を含む)
・1967年8月22日~10月15日:第1回アメリカン・ツアー
・1967年10月24日~11月6日:BBCラジオ出演を含むイギリス国内ツアー
<<1967年11月、アルバム「DISRAELI GEARS」リリース>>
・1967年11月10日~11月23日:北欧ツアー
・1967年11月23日~12月3日:BBCラジオ出演を含むイギリス国内ツアー
・1967年12月20日~23日:スポットでのシカゴ、デトロイト公演
・1968年1月5日~2月10日:オランダでのテレビ出演、スポットの北欧公演を含むイギリス国内ツアー
・1968年2月23日~6月18日:第2回アメリカン・ツアー ←★ココ★
これをご覧いただくと、当時既にイギリスでは楽器の名手として頭角を現していた三人によるスーパーグループだったにもかかわらず、プロモーションのため、イギリス国内、ドイツ、北欧を休みなくツアーしていたことが分かります。
そして世界最大のマーケットであり、彼ら三人のバックグラウンドであったジャズとブルースの本場アメリカへの進出を実現した時期でもありました。第1回のアメリカン・ツアーではニューヨークとサンフランシスコがメインの公演でしたが、二都市でその名を轟かせた彼らが他の都市を含む全米長期ツアーを敢行し、事実上の全米制覇を成し遂げたのが、この第2回アメリカン・ツアーでした。当時は誰も実践していなかった大音量でのブルースの拡大解釈パフォーマンス、スタジオバージョンでは数分の楽曲を10分以上に膨らませるインプロヴィゼーションの確立、それを可能にした3人の卓越したテクニック。それが「ロック」というニュージャンルの音楽を変革したわけです。その事実を証明する第2回アメリカン・ツアーの中盤に当たった本ダラス公演は、日程的にはウォルサム公演とボストン公演のちょうど中間でした。クリームのツアーの歴史を埋める新たな1ピース。ここにもクリームの真実の一片が収められています。「Waltham 1968」、「Boston 1968」をご購入いただいたお客様なら、きっとこの初音源もお聴きになりたいはず。当店は期待を裏切りません。
【ウォルサム、ボストン公演とはまた異なるセットリストと圧倒的な演奏内容】
本公演も先の2公演同様、当時のニューアルバム「DISRAELI GEARS」のリリース後のプロモーションツアーに当たっていましたが、両公演では演奏していなかったI'm So Gladをプレイしていることに注目です。68年10月のフェアウェルツアーではレギュラーでプレイしていたナンバーですが、この時期のパフォーマンスはレアです。既に中間部をインプロヴィゼーションで拡大したアレンジが確立されており、クラプトンが高速で弾きまくる中、他の二人も負けじとハイテンションでぶつかっていく様は、まさに当時語られた「三人が楽器で戦争をしているような」姿に他なりません。
オープニングのSunshine Of Your Loveは残念ながらカットインですが、それでも10分近い演奏には圧倒されます。Sitting On Top of the World以降はウォルサム公演と同じ流れですが、演奏内容、フレーズの応酬はまったく違っています。アドリブ(インプロヴィゼーション)を売りにしていたクリームですから、それも当然のことだったでしょう。後半はウォルサム公演同様、3人それぞれのテクニシャンぶりが証明されるフィーチャリングナンバーを三連発。Steppin' Outでのクラプトンの鬼のようなプレイぶりは、ここでもやはり凄いです。
2本目のテープに収録されていたTraintime以降は微かに音質が変わりますが、ほとんど印象は変わらないものです。本作も、スタジオとライブでまったく違う表情を見せるに至った第2回アメリカン・ツアーでのクリームの本質を知ることのできる貴重な音源だと言えるでしょう。当時からは54年もの年月が過ぎた現在、まさかもうクリームの新音源なんて存在しないだろうとマニアがみんな思っていた中、突然日の目を見た本邦初登場、初公開のダラス公演のマスターを収録したのが本盤です。お早めのオーダーをお待ちしております。』
Dallas March 1968 (Beano-217)
Live At State Fair Music Hall,Dallas,TX,USA 30th March 1968
[NEW SOURCE]
01. Sunshine Of Your Love
02. I'm So Glad
03. Sitting On Top of the World
04. Steppin' Out
05. Traintime
06. Toad
TOTAL TIME (56:45)
Eric Clapton : Guitar, Vocal
Jack Bruce : Bass, Vocal
Ginger Baker : Drums
Sitting On Top of the World
Steppin' Out
[参考]
Synergy (MA-001/2/3/4)
1968 Tour Dates
January
[European Tour]
05 The Melody Rooms,Norwich,UK
09 Aeolian Hall Studio 2,London,UK
10 Revolution Club,London,UK
14 Coatham Hotel,Redcar,UK
19 Top Rank,Bristol,UK
20 Leeds University Union,Leeds,UK
27 St Mary's College,Twickenham,UK
Feburary
02 Nottingham And District Technical College,Nottingham,UK
03 University College London Union,London,UK
05 Vognmandsmarken,Copenhagen,DENMARK
07 Tivoli,Copenhagen,DENMARK
⇒ [Two Shows]
09 University Of Leicester,Leicester,UK
10 University Of Manchester Students' Union,Manchester,UK
[North American Tour]
23 Santa Monica Civic Auditorium,Santa Monica,CA,USA
⇒ [Two Shows]
24 Earl Warren Showgrounds,Santa Barbara,CA,USA
25 Swing Auditorium,San Francisco,CA,USA
29 Winterland Arena,San Francisco,CA,USA
⇒ [Two Shows]
March
01 Winterland Arena,San Francisco,CA,USA
02 Winterland Arena,San Francisco,CA,USA
03 Fillmore Auditorium,San Francisco,CA,USA
07 Fillmore Auditorium,San Francisco,CA,USA
08 Winterland Arena,San Francisco,CA,USA
09 Winterland Arena,San Francisco,CA,USA
⇒ [Two Shows]
10 Winterland Arena,San Francisco,CA,USA
11 Sacramento Memorial Auditorium,Sacramento,CA,USA
13 Selland Arena,Fresno,CA,USA
15 Shrine Auditorium,Los Angeles,CA,USA
15 San Fernando Valley State College,Northridge,CA,USA
16 Shrine Auditorium,Los Angeles,CA,USA
17 Phoenix Star Theater,Phoenix,AZ,USA
18 Anaheim Convention Center,Anaheim,CA,USA
20 Family Dog, Denver,CO,USA
21 Beloit College, Beloit,WI,USA
22 Clowes Memorial Hall,Indianapolis,IN,USA
⇒ [Two Shows]
23 Brandeis University,Waltham,MA,USA
26 Union Catholic High School,Scotch Plains,NJ,USA
27 Staples High School,Westport,CT,USA
29 Hunter College Assembly Hall,New York City,NY,USA
⇒ [Two Shows]
30 State Fair Music Hall (Music Hall at Fair Park),Dallas,TX,USA
31 Houston Music Hall,Houston,TX,USA
April
03 Morris Civic Auditorium,South Bend,IN,USA
05 Back Bay Theatre,Boston,MA,USA
06 Commodore Ballroom,Lowell,MA,USA
08 Capitol Theatre,Ottawa,ON,CANADA
10 Woolsey Hall,New Haven,CT,USA
11 Thee Image Club,Sunny Isles Beach,FL,USA
19 Electric Factory,Philadelphia,PA,USA
20 Electric Factory,Philadelphia,PA,USA
21 Electric Factory,Philadelphia,PA,USA
26 The Cellar,Arlington Heights,IL,USA
27 Chicago Coliseum,Chicago,IL,USA
28 Kiel Opera House,St. Louis,MO,USA
May
03 The Scene,Milwaukee,WI,USA
⇒ [Two Shows]
04 The Scene,Milwaukee,WI,USA
⇒ [Two Shows]
05 New City Opera House,Minneapolis,MN,USA
06 Family Dog,Denver,CO,USA
10 Toledo Sports Arena,Toledo,OH,USA
11 Akron Civic Theatre,Akron,OH,USA
12 Cleveland Music Hall,Cleveland,OH,USA
14 Veterans Memorial Auditorium,Columbus,OH,USA
15 Veterans Memorial Fieldhouse,Huntington,WV,USA
17 Anaheim Convention Center,Anaheim,CA,USA
18 Anaheim Convention Center,Anaheim,CA,USA
19 Community Concourse Theatre,San Diego,CA,USA
24 Robertson Gymnasium,Isla Vista,CA,USA
25 San Jose Civic Auditorium,San Jose,CA,USA
27 Swing Auditorium,San Bernardino,CA,USA
29 Eagles Auditorium,Seattle,WA,USA
30 Eagles Auditorium,Seattle,WA,USA
31 The Stampede Corral,Calgary,AB,CANADA
June
01 Sales Pavilion Annex,Edmonton,AB,CANADA
02 Pacific Coliseum,Vancouver,BC,CANADA
05 Massey Hall,Toronto,ON,CANADA
07 Grande Ballroom,Detroit,MI,USA
08 Grande Ballroom,Detroit,MI,USA
09 Grande Ballroom,Detroit,MI,USA
11 Centre Paul Sauvé,Montreal,QC,CANADA
14 Island Garden Arena,West Hempstead,NY,USA
15 Oakdale Theatre,Wallingford,CT,USA
⇒ [Two Shows]
16 Camden County Music Fair,Cherry Hill,NJ,USA
20 Houtrusthallen,The Hague,NETHERLANDS
Octobar
[North American Tour]
04 Oakland-Alameda County Coliseum Arena,Oakland,CA,USA
05 University Arena, Albuquerque,NM,USA
06 Denver Auditorium Arena,Denver,CO,USA
07 Civic Opera House,Chicago,IL,USA
⇒ [Two Shows]
11 New Haven Arena,New Haven,CT,USA
12 Olympia Stadium,Detroit,MI,USA
13 Chicago Coliseum,Chicago,IL,USA
14 Veterans Memorial Auditorium,Des Moines,IA,USA
18 The Forum,Inglewood,CA,USA
19 The Forum,Inglewood,CA,USA
20 International Sports Arena,San Diego,CA,USA
24 Sam Houston Coliseum,Houston,TX,USA
25 Dallas Memorial Auditorium,Dallas,TX,USA
26 Miami Stadium, Miami,FL,USA
27 Chastain Park Amphitheater,Atlanta,GA,USA
31 Fillmore East,New York City,NY,USA
November
01 Spectrum, Philadelphia,PA,USA
02 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
03 Baltimore Civic Center,Baltimore,MD,USA
04 Rhode Island Auditorium,Providence,RI,USA
⇒ [Two Shows]
[Farewall Concert]
26 Royal Albert Hall,London,UK
27 Royal Albert Hall,London,UK
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#2022-02-01