エリック・クラプトン(Eric Clapton),ジャック・ブルース(Jack Bruce),ジンジャー・ベイカー(Giger Baker)により結成され,1966年7月にデビューしたブルース・ロックの源流とも言える クリーム(Cream).
 そして,イギリスはロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで 1968年11月25日,26日と 2夜連続行われた解散コンサートを以って 2年半におよぶ活動に幕を閉じます.

 その後,1993年に ロックの殿堂The Rock And Roll Hall Of Fame)入りを果たし,1993年1月の受賞パーティーでその場限りの再結成により "Sunshine Of Your Love"("サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ"),"Crossroads"("クロスロード"),"Born Under A Bad Sign"("悪い星の下に")の 3曲を披露.

 それから 12年経過した 2005年5月に期間限定的な再結成があり,クリーム解散前の最後のライヴ地であったロンドンの ロイヤル・アルバート・ホールにて 5月2日,3日,5日,6日の 4公演を行います.
 因みにこの時は,4公演で約55,000枚のチケットが発売されたようですが,発売とほぼ同時にソールド・アウトになったといいます.
 当然と言えば当然で,それ程多くの人が待ち望んでいた訳です.
 
 その後,同年10月24日,25日,26日とアメリカはニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンにおいて 3夜連続公演が行われ再結成は幕を閉じます.

 今回,商品を 2組購入すると希望者に配布されるギフト・アイテムとして登場したのは,再結成公演の初日:2005年5月2日ロンドンのロイヤル・アルバート・ホール公演をオーディエンス録音にて収録し,EC Is Hereレーベルからリリースされていた 『 Refresh Gream (EC Is Here DJ Copy 149/150) 』 が,50 Set のみ登場しました.過去に(今も)リリースされていた商品ということで,当然プレスCDのギフト・アイテムとなっています.

 過日,2019年4月の エリック・クラプトン来日公演や最新のロイヤル・アルバート・ホール公演等の音源リリースを記念して過去 商品として販売していた ARMSレーベルの プレスCD(『 Delaney & Bonnie & Friends with Derek (ARMS-42-PR) 』,『 Rainbow Concert (ARMS-16/17-PR) 』)がギフト・アイテムとして登場しましたが,その流れでの 商品⇒ギフト・アイテム化,および在庫処分的な役割もあるのでしょう.

 ホールと言うことで独特の残響音が少しありますが,充分な高音質なので楽しめると思います.

 メーカー情報では
 『今週は5月13日に行なわれたエリック・クラプトンの最新ロイヤル・アルバート・ホール公演の初日音源をどこよりも早く先駆けリリース致します。それを記念して、同じイギリスの殿堂ロイヤル・アルバート・ホールで行なわれたロック史に残るイベント「クリーム再結成コンサート」の極上音質プレス盤2CDをギフトアイテムにラインナップしました!
 時は2005年。もうあれから14年も経ってしまいました。ロック史にその名を残すクリームは、1966年~1968年にかけてのたった2年余りの活動期間にもかかわらず、ジミヘンとともに当時の「ロック」を変革したバンドでした。それだけに彼らの再結成を願うロックファンの声は、解散した1968年直後から絶えず上がってきました。しかし37年間それを拒み、実現を阻んできたのはクラプトンの意思によるものでした。ソロで大成功を収めている彼にとっては、当時ジンジャーとジャック二人の確執の板挟みに遭い、疲弊消耗した思い出から、クリーム再結成は過去に戻るだけの意味のない見世物でしかないと考えていたからです。
 ところが、2005年になって事態は劇的に変わりました。ジャック・ブルースは肝臓移植するほど体調が悪化し生命の危機に瀕していました。ジンジャー・ベイカーは現住所のアフリカ、ナイジェリアで税金を滞納し、自宅を差し押さえられる寸前という状況。2000年以降、自身のキャリアを振り返り、多くの友人ミュージシャンと共演を重ね旧交を温めていたクラプトンは、ここで旧友二人に手を差し伸べたのでした。そして実現した再結成コンサート。世界中から多くのロックファンがロイヤル・アルバート・ホールに駆けつけました。日本からも大勢のファンが観に行ったようです。世界中のファンが待ち焦がれていた夢の瞬間を捉えたのが本盤です。音質は最高峰、極上のステレオ・オーディエンス録音です。このコンサートは話題性が高かったため、オフィシャルライブ盤もリリースされていますが、そこに収録されなかったナンバーももちろん収録されています。
 37年ぶりに同じステージに立った彼らにはかつての「楽器を持って戦争をしているような」姿はありませんでした。歪んだ大音量でもありませんでした。純粋に「音楽」という観点で考えた場合、ひょっとすると、これこそが本来、彼らがやりたかった、出したかった音だったのではないかとさえ思います。クリームの楽曲のユニークさ、三人の卓越したスキル。それを再認識していただくには格好のタイトルでしょう。当時のステージの様子については、同じく今週のギフトとさせていただいた2日目公演のレビューをご参照ください。ファクトリープレス盤につき、数に限りがございます。リリースタイトル2作にオーダーいただき、お早めにゲットしてください。』

Refresh Cream(EC Is Here DJ Copy 149/150)
 
 Live At Royal Albert Hall,London,UK 02nd May 2005

  Disc 1
   1. I'm So Glad
   2. Spoonful
   3. Outside Woman Blues
   4. Pressed Rat And Warthog
   5. Sleepy Time Time
   6. NSU
   7. Badge
   8. Politician
   9. Sweet Wine
   10. Rollin' And Tumblin'

  Disc 2
   1. Stormy Monday
   2. Deserted Cities Of The Heart
   3. Born Under A Bad Sign
   4. We're Going Wrong
   5. Crossroads
   6. Sitting On Top Of The World
   7. White Room
   8. Toad
   9. Sunshine Of Your Love

 I'm So Glad
 
  Politician
 
  Deserted Cities Of The Heart
 
 Sunshine Of Your Love
 

[参考]

Royal Albert Hall London
May 2-3-5-6 2005
[Analog]



リユニオン・ライヴ-アット・ロイヤル・アルバート・ホール2005
[DVD]



Live At The Royal Albert Hall 2005




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