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以前スキッドポイントとかロールアウトとかギア比についてのみでちょっとまとめた街乗りピストのギア比ですがいまいち実用性がないなということで簡易化と統合を図りました。



表の見方ですが16-21の数字が小ギアの歯数、42-48の数字が大ギアの歯数、小数点以下2桁の数字がギア比、黒地に整数がスキッドポイントとなっています。以前に比べて歯数のバリエーションが減っているのは大ギアをSUGINO製のPCD130の厚歯製品の歯数展開に、小ギアをSUGINOのFIXIECOGの歯数展開に絞ったからです。(街乗りで使用するならここからそう逸脱しないとも思います)

さらに市場に流通在庫の多い偶数ギアに絞ったものがこちら。



ココらへんの表をプリントアウトして工具箱にでも貼っておくかキーホルダーにでも着けておくとギア比変えたいなーと思った時に必要な歯数が分かりやすいかと思います。

まぁ、なんて説得力が無いというか僕自身FUJI TRACKにFUJI FEATHERとFUJIの安価な公道向けピストを3台乗り継ぎ、途中MARINのDOMINICANや競輪の中古フレームにブレーキ付けたものや小径ピストのFLAT-1に浮気もしたりと学生時分から今に至るまでメインは公道向けのピストに固定ギアの自転車に乗ってきています。ブログの方でも固定ギアのスキッドポイントギア比ロールアウトについて話題にしたりもしています。

※厳密に言えばピストというと前後ブレーキも装着せずピスト(自転車競技場)を走るためのトラック競技専用の自転車なのですがこのブログでは日本国内のインターネットの通例で公道走行も想定した固定ギア変速なしの自転車を指しています。ストリートピストって言えばいいんでしょうか?

当然メリット・デメリット双方あるわけで僕はそのデメリットを上回るメリットを感じているからメインに乗り続けているのですが自転車をこれから始める人にどんな自転車がいいか聞かれると『初めてのスポーツ自転車にミニベロ、ピスト、リカンベントはやめた方がいい』と答えることにもしています。シングルスピードの自転車は割と強くお薦めしているのですが。

小径車が自転車として機械的に覆せないくらい不利な自転車であるという話は前回したので今回はピスト… というか固定ギアのデメリットについて分かりやすい範囲で。

乗ってて感じる一番のデメリットは世間の目です。一時期ピストをノーブレーキで乗るという謎の文化が日本の一部で流行ってテレビで報道までされたその悪いイメージがつきまとって居るせいで
『どんな自転車乗ってるの?』
「ピストに載ってるんですよ。」
『ちゃんとブレーキ付けなきゃ駄目だよ~(謎の上から目線)』
「えっと、そうじゃなくってですね…」
というやりとりをした事は体感で2万回くらい有ります。ノーブレーキピストに乗ってた連中は連中で「もうピストは古くてダサいよね」みたいな勢いでもうなんだかなぁ…
これが僕の感じる一番のデメリットです。結構自転車に乗る人や自転車に理解が有りますよという体の人もピストという単語が出た途端『あー、あの危ないチャラい自転車ね』の顔になります。いや、公道向けの設計のやつはちゃんと道交法の普通自転車枠に収まるように設計されてますしブレーキ外すような整備不良はピスト以外でも赤切符案件なのでピストかどうかは関係ないですよ。

あと、世間の目以外にも自転車として機械的にやや不利な点も持ち合わせていたりもします。それは固定ギアであること。これがメリットでも有りデメリットでもあるというかピストのメリット・デメリットはほぼすべて固定ギアに帰結してしまう気もします。

まず固定ギアに限らずシングルスピードの自転車全般に言えることなのですが変速が出来ません。上り坂ではギアを軽くして、平地は普通のギア比、下り坂は重いギア比を選択することが出来ません。

下り坂が苦手
上り坂は意外とどうとでもなりますが固定ギアの自転車は下り坂が苦手です。自転車が進み続ける限りペダルも回転し続けるので下り坂で速度が上がるとその速度分ペダルがまわります。なので自分の回せるケイデンスを上回る速度が出ると極めて不安定になります。バックを踏むにしてもブレーキをかけるにしても下り坂でフリー付き自転車より気をつかう必要があります。

フレーム設計的にも固定ギアの特性的にも曲がるのが苦手
固定ギアに乗り始めた時一番戸惑ったのは曲がるのが苦手という事かもしれません。ピストフレームの設計は基本的に他の車種に比べてフロントフォークのオフセット量もホイールベースも短いためにハンドルをちょっと切ると爪先に前輪がぶつかります。また、フリー付きの自転車はコーナーを曲がるときにペダルを上死点に上げて地面とペダルが接触するのを防ぐことができるのですが固定ギアは自転車が進み続ける限りペダルも回転し続けるのでコーナーで深くバンクするとペダルと地面が接触したり最悪それが原因で後輪が止まったり浮いたりで転んで吹っ飛んでいくことになるのでフリー付き自転車より気をつかう必要があります。

慣れるまでフリー付きより制動距離が長め
自転車が進み続ける限りペダルも回転し続けるので慣れるまでは急ブレーキでの制動距離が伸びます。慣れるとエンジンブレーキと前後ブレーキがかけられるから逆に制動距離は縮みますが制動時にフリー付きの自転車より気を使う必要があります。

止まりと漕ぎ出しでフリー付きより気を使うことが多い
自転車が進み続ける限りペダルが(以下略)なので止まるタイミングによってはペダルが上死点や下死点で自転車が止まってしまいます。漕ぎだす前に前輪が接地した状態で前ブレーキを掛けて後輪を浮かせクルリと利き足を行き行程の漕ぎやすい位置に持っていく必要があります。

基本的にホイールがナットどめ
スポーツ自転車では常識のクイックリリースが装備されていないのが基本なのでホイールを外すのに工具がいります。またそのホイールナットが15ミリナットというあんまり普通の工具屋さんに売っていない規格のレンチが必要になってしまいます。(このデメリットに関してはグランコンペのホイールDIA-COMPE GRAN COMPE WHEEL 前後輪セット カラー:ブラック ダイアコンペ グランコンペ シングルスピード&トラック用完組ホイール
に専用のクイックシャフト
 グランコンペ クイックシャフトキット フロント用グランコンペ クイックシャフトキット リア用 を装着する事で解消することが出来ます)

ではそういったデメリットを持つピスト(固定ギア)のメリットはなんなのかは次の記事で。

 

僕くらいの年齢の自転車乗りは『ファニーバイク』と呼ばれる自転車を覚えているかと思うのですが非ダイヤモンド形状のフレームだったり車輪が大きかったり小さかったり前後異径だったりした自転車がいっとき自転車競技で流行してた時期がありました。

フランチェスコ・モゼールとかグレアム・オブリーとかグレッグ・レモンといった有名選手の名前と彼らの乗った珍妙な自転車やそれについた珍妙なハンドルは今でもたまに自転車雑誌に乗ったりもします。

で、今は自転車競技でもサイクリングロードでもそんな自転車はあまり見なくなってしまいました。珍妙な自転車という意味ではサイクリングロードをリカンベントやタドポールトライクや小径車や公道仕様のピストがふらふら走っていたりもしますが競技では見なくなってしまいました。なぜかは簡単で自転車競技の総元締めのUCIが競技での使用を『禁止』してしまったからです。UCIの管轄外のトライアスロンでは非ダイヤモンドフレームの自転車が今でも走っていたりしますがファニーバイク全盛の頃に比べれば『普通』の見た目です。

ファニーバイクやリカンベントや小径車がUCI管轄のレースの殆どで禁止された理由としてよく語られるのは機材で有利になりすぎるからとか旧態然としたUCIの面子問題がとかです。が、それも確かにあるとは思うものの割と明確に『珍妙な自転車は危ないし性能が致命的に低い』というのもあると思います。明確に不安定だったり性能特化し過ぎで通常走行に問題があったりします。

なぜ危ないと思うかといえば『UCIが禁止するくらい有利な自転車ならば相当楽に高度な走行ができるのだろう』と実際に自分で買って乗ってみたらとても常用もレース用途でも使用できる代物ではなかったからです。

小径に関しては8インチの折りたたみから16インチミニベロ、20インチミニベロ、24インチファニーロードあたりを所持した事があって24インチファニーロードのみ残してはあるのですが自転車において、特にロード的な用途において車輪の直径は体格の許す限り大きな方がいいというのが実感です。

まず分かりやすい理由としてこの前ピスト関連で話題にあげたロールアウトの問題が有ります。分かりやすく言えば自転車のペダルを1回漕ぐと何メートル自転車が進むかという概念です。

2015年現在市販されてるロードレーサーのロールアウトを見てみます。例えば今現在僕がイイなと思ってるFUJIのアルタミラの安い方はコンパクトクランクなので大ギア50-34、小ギア11-28が装備され標準のタイヤ700x23cです

一番重いギアでのロールアウトは 大ギア50丁 小ギア11丁 700x23c(タイヤ周長2096mm)なので
 
 50/11*2.096≒9.53   でペダルを1回漕ぐごとに9.53m進みます。

一番軽いギアでのロールアウトは 大ギア34丁 小ギア28丁 700x23c(タイヤ周長2096mm)なので

 34/28*2.096≒6.48   でペダルを1回漕ぐごとに2.55m進みます。

では24インチのタイヤで同じロールアウトを得ることはできるのでしょうか?
24インチのタイヤのタイヤ周長は1785mmです(ロードレーサー用途の24インチチューブラータイヤの数値)。一番重いギアでのロールアウト9.53mを得るには小ギアの最小歯数が11丁までしか存在しないので

?/11*1.785≒9.53    の?を満たす大ギアが必要になります。計算してみると58.73丁、つまり58丁か59丁の大ギアが必要なことになります。一応60丁までは市販品が存在しています。

続いて一番軽いギアでロールアウト2.55mを得るには現在のラインナップで一般的な25丁や28丁で計算してみると

?/25*1.785≒2.55 もしくは ?/28*1.785≒2.55 を満たす大ギアが必要になります。
25丁を前提に計算してみると35.7丁、つまり35丁か36丁の大ギアが必要なことになります。これは商品として存在はします。
28丁を前提に計算してみると40丁になります。これも商品として存在します。 

が、しかしここで問題が発生します。現在市販されているロードレーサー向けの変速機を見てみるとシマノの最高級品DULA-ACEの場合対応トップギア50-55、セカンドグレードULTEGRAの場合対応トップギア46-53、サードグレード105の場合対応トップギア50-56、で一番大きな大ギアに対応する105の場合でも58丁や59丁には対応していない上にサードグレードです。おまけにDULA-ACEもULTEGRAも105も前変速機の対応する歯数差は16丁までなので大ギアのインナーが36丁の場合52丁、40丁の場合56丁(105でぎりぎり対応)となりどうあがいても適正なギア比をカバーできません。

更にこれが大きい方の20インチ(451)の場合必要な大ギアはタイヤ周長が1545mmなので

?/11*1.545≒9.53
?/28*1.545≒2.55

を満たす大ギアの歯数構成はアウター68丁インナー46丁となり

小さい方の20インチ(406)の場合必要な大ギアはタイヤ周長が1450mmなので

?/11*1.45≒9.53
?/28*1.45≒2.55

を満たす大ギアの歯数構成はアウター72丁インナー49丁となり

一般的な16インチの場合必要な大ギアはタイヤ周長が1195mmなので

?/11*1.195≒9.53
?/28*1.195≒2.55

を満たす大ギアの歯数構成はアウター88丁インナー60丁となります。

24インチはなんとか近いギア比まではもっていけますが小径である時点で機械的にロードレーサーと同等のスピードを出すのは不可能ということになります。

またロールアウトの問題を何らかの方法で解決したとして(9tトップのカプレオで我慢するとか)タイヤの直径が小さい事で機械的なデメリットが生じます。例えば同じロールアウトの場合各部品に掛かる負荷はタイヤの外周に反比例します。つまり単純計算で同じ距離を700cと16インチで走った場合タイヤ周長は2096:1195なので700cのタイヤが1回転する間に16インチのタイヤは1.75回転以上回ります。その間ハブは1.75倍の速度と回数数でまわり、タイヤは1.75倍多く地面と擦れ、ブレーキのリムへの攻撃頻度は1.75倍以上に上がりチェーンと小ギアは1.75倍擦れ、スポークは1.75倍多く空気抵抗を受けます。これらは複合して起こるので受けなくていい負荷をかなり受けなくてはいけないことになります。

さらに車輪の直径が小さくなればデリケートな後輪の変速機は地面に近づき接地しやすくなり、小さな車輪を適正な位置に持っていくためにタイヤが小さくなった分フレームは大きくなり(つまり重くなる)シートポストアングルも変わるためそのままでは変速機がまともに作動せず、障害物や地面のうねりに弱くなります。

同じ高さの障害物にぶつかったらどちらがより危険かって一目瞭然ですよね。



同じ溝に対してどうなるかもまた一目瞭然



さらにさらにホイールのスポークも短くならざるを得ずスポークは衝撃を吸収するパーツなので衝撃を吸収しなくなり、ハブへ伝わる衝撃も増し、多段変速の場合はおちょこの左右差もでかくなり… それをカバーするために細いタイヤは履けず細いタイヤを履けばガラスのように脆いホイールセットになってしまいます(僕の所持している24インチファニーロードなどは分かりやすく700cでは屁でもないちょっとした段差でパンクしますしリムが凹んでしまいます)。

これはいくらホイールベースやオフセットやトレール量を調節しても解決できない致命的な弱点といえるでしょう。小径である時点で速度や軽さや安定性や変速性能や走破性はすべて諦めないといけません。また日常で使う場合も外乱に弱くはっきり危険と言えるでしょう。


では小径はデメリットばかりなのかといえばそうでもなく極太のタイヤを履いたり低速であったりホイールの硬さが活かせるシチュエーションでならば有利な局面も有ります。それは競技用であればBMXやトライアル向けなどの特殊な動きをする自転車であったり、スタンドオーバーハイトを落としやすいので低身長の人向けの自転車であったり、明確に性能で劣ったとしても小ささそのものが趣味性となりうる一部のミニベロであったり、かわいいとかファッショナブルみたいな走行性能以外の面であったり…

ただ、少なくとも走行性能や耐久性や維持費の面では絶対的に不利であり『フルサイズに勝るとも劣らない走行性能』や『ロードレーサーと見比べても見劣りしない』などのミニベロ売ってる人達の言う宣伝文句は話半分というか眉唾ものというかまぁ嘘だと思って『駄目なのは知ってるけどカッコイイ(かわいい)から乗る』くらいのスタンスがちょうどいいのではないかなと思います。

確かに小径車の中でも小径のデメリットを理解した上でファーストバイクになるよう創意工夫をしている車種もあったりします。Raleighのミニベロは比較的大きなチェンリングと角度を工夫したフロント変速機取り付けポストを追加しギア比とフロント変速のデメリットを軽減していますし、FUJIのミニベロはフレームをわざと柔らかく作って乗り心地を改善しようとしています。またギア比のカバー範囲の問題を超巨大なチェンリングでカバーしようとしているいちかわのミニベロや、変態機構を山盛りにして所有感の方を刺激しようというモールトンや一連の折りたたみ自転車なども存在します。やっぱり絶対性能は劣るし実用に供すなら維持費もかかりますし競技には使用できませんけどね。でもデメリットを承知の上なら選択肢の端っこにくらいは入れてもいいんじゃないかなとも思います。たぶん僕はもう二度と車輪の小さな自転車を買うことはないだろうけど。


前回はピストの純粋なギア比について
前々回はスキッドポイントの観点からギア比についてまとめてみましたがピスト(固定ギア)に限らず自転車のギア比の考え方にロールアウトという概念があります。ペダルを1回まわす間に自転車がどれくらいの距離進むのかという事です。人間が効率的にペダルを回せる範囲というのはかなり狭い回転域なので出したい速度を快適に出すためにはこのロールアウトという考え方が便利なのです。

※ロールアウトという言葉意外にも同じ概念をディベロップメントとか転がりとかタイヤ展開などとも言うそうです

このロールアウトと自分のケイデンス(1分間にペダルの回す回数)がわかれば簡単に実際に走った時の速度も求めることが出来ます。僕の場合上り坂で40rpm切ったら結構辛い時、のんびり走って60~70rpm、早めのペースで90~100rpm、下り坂で足が回って120rpmくらいでしょうか(競輪選手はジャンが鳴ったら170rpmオーバーで回ることもあるとか)

以下店舗在庫が豊富な大ギア42,44,46,48と小ギア15,16,17,18でのスキッドポイントの数とギア比と各ケイデンスでの時速とロールアウトをまとめました。ギア比が3.20を超える組み合わせは公道走行に現実的でないので除外しています。

そして上の表をロールアウトの長さ順に並べてみるとこうなります

ギア比選択の一助になれば幸いです。


参考値として現実的でないギア比も含めたフルの表はこちら
↓クリックで拡大します

作ることに気持ちよくなっちゃったけどこの表に全く意味は無いです。

前回スキッドポイントからギア比を表にまとめてみましたが実際のギア比についてもまとめてみます。ピストの本来の使い方である競輪などのトラック競技ではかなり高めのギア比が設定されますし街乗りでは坂なども考慮してやや低めのギア比が好まれトリックピストやサイクルサッカー等では公道走行が困難なくらい低めのギアが一般的となります。 一般にギア比が高いと最高速が上がり加速力が落ち、ギア比が低いと最高速が下がり加速力が上がると言われています。ロードレーサーやMTBなどは変速ができるので都度状況に合わせて高いギア比から低いギア比まで選択できますが変速のないピストだと全てひとつのギア比で賄わなくてはならないので用途によって装着するギアを選択しなければなりません。

参考として競輪の認定部品で再現可能な最も重いギア比は4.58(現在の競輪のルールでは4.00以上のギア比は禁止されています)、競輪のS級選手の平均ギア比は3.57だそうです。また、公道向けの固定ギア市販車を見てみると2.5~3.0あたりのギア比が多いようです。変速なしの軽快車(ママチャリ)では2.36(33x14)が黄金比とされており、サイクルサッカー用の自転車などではギア比が2を切ることもあるとか。

実際に街乗りで使用する自転車としてピストを選択した場合のギア比をどれくらいにすればいいのか?参考として平成27年1月の時点で現行ラインナップに有り入手が比較的容易な公道走行も考慮して販売している固定ギアの自転車の純正ギア比を見てみます。(実店舗で見たことがあるものを片っ端から検索しています)

FUJI FEATHER http://www.fujibikes.jp/2015/products/feather/
 46x16(固定ギアは専用品15,16,17,18から選択可能)
 46x15≒3.07
 46x16≒2.88
 46x17≒2.71
 46x18≒2.56
FUJI TRACK PRO http://www.fujibikes.jp/2015/products/track_pro/
 48X15=3.20
KONA PADDY WAGON http://www.konaworld.jp/bikes-paddy-wagon.html
 42x16≒2.63
SURLY STEAMROLLER http://www.ride2rock.jp/products/bike.php?id=17862
 48x19≒2.53
JAMIS SPUTNIK http://www.jamis-japan.com/bike-sputnik.html
 46x16≒2.88
JAMIS BEATNIK (ただしフラットハンドル) http://www.jamis-japan.com/bike-beatnik.html
 46x16≒2.88
SCWINN CUTTER (ただしフラットハンドル) http://www.schwinn-jpn.com/15bikes/cutter.html
 46x18≒2.56 
SCWINN REGENT (ただしフラットハンドル) http://www.schwinn-jpn.com/15bikes/regent.html
 46x18(固定ギアは一般的なロックリング固定式から選択可能)
SCWINN RACER (ただしフラットハンドル)  http://www.schwinn-jpn.com/15bikes/racer.html
 46x18≒2.56
MASI FIXED UNO DROP http://www.eastwood.co.jp/lineup/masi/fixed_uno_drop.html
 46x16≒2.88
MASI FIXED UNO RISER (ただしフラットハンドル) http://www.eastwood.co.jp/lineup/masi/speciale_fixed_uno_riser_1.html
 46x16≒2.88
GIOS VINTAGE PISTA http://www.job-cycles.com/gios/collection/detail/cyclocrosstouringurbanbikeseries/vintagepista/index.html
 46x16≒2.88
ENE-CYCLO FLAT-1 (ただし20インチホイール) http://www.diacompe.co.jp/original35.html
 46x15≒3.07(ロールアウト基準で700cに換算すると2.26相当)

最大のものはFUJI TRACK PROの3.20、最小のものはENE-CYCLOの700c換算での2.26相当、多かったのは46x46の2.88と46x18の2.56でした。競技志向の高い公道も走れるトラックレーサー的なTRACK PROはギア比も高くスキッドポイントもあまり考慮されていない(5箇所)のに対し限りなくトリックピスト方面のFLAT-1がギア比も一番軽くスキッドポイントも考慮されている(15箇所)なのは数値から見える性格といえるかもしれません。

そして先のスキッドポイントの表に手を加えてギア比の早見表も作ってみました。公道での実用に難の有りそうな3を超えるギア比は赤地に、市販の公道向けに多い2.30~3.00を青地に、トリックピストなどに多い2.30を切るギア比は灰色文字になっています。

参考までに僕の選択している46x17はギア比2.71(スキッドポイントは17箇所)でメーカーの選択している例の多かった2.88と2.56の中間となっています。つまり普通of普通ってことですね。学生の頃は39x15固定-16フリーのフリップフロップで短距離15固定(ギア比2.6スキッドポイント5箇所)峠道やロングツーリングに16フリー(ギア比2.44スキッドポイント無し)で頻繁にタイヤをローテーションしていました。
ピスト(固定ギア)の自転車を組むとき頭を悩ますスキッドポイントとかスキッドエリアとかいう概念について。

分かりやすく言えばスキッドをした時に後輪と地面と擦れる箇所の数です。この数が少ない、例えば1とか3とかだとスキッドをするたびに後輪の同じ場所ばかり削れてタイヤが偏摩耗してボコボコになってしまいます。僕を含めた「街乗りにしかピスト使わないしスキッドとかする機会無いよ」という人でもスキッドエリアが極端に少ないとペダリングやブレーキングの癖でタイヤが偏摩耗してしまうのでトリック系の人ほどシビアでないもののスキッドポイントは多いに越したことはありません。本やネットを見ると一般にスキッドポイントが10箇所以上あれば問題ないとされています。街乗りオンリーならもう少し少なくても構わないでしょうしトリックピストならもうちょっと多いほうが良いかもしれません。

で、スキッドポイントの数の求め方ですがこれは極簡単な算数で

大ギアの歯数と小ギアの歯数の最小公倍数/大ギアの歯数=スキッドポイントの数

で求められます。僕のピストは大ギア46丁×小ギア17丁なので

 46と17の最小公倍数/46
=782/46
=17

スキッドポイントは17箇所ということになります。

で、現在市場で容易に入手できる選択肢の範囲です、

大ギア
NJSのPCD144の厚歯規格
44,45,46,47,48,49,50,51,52,53,54,55
※SUGINO及びSHIMANOのNJS認定品 2015年1月11日現在
ロードレーサー向けのPCD130の薄歯規格
38,39,40,42,44,46,48,50,52,53,54,55,56,60
※SUGINO及びSHIMANOのロードレーサー用チェンリング 平成27年1月11日現在
ストリートピスト向けのCD130の厚歯規格のものが
42,44,46,48,49,50
※SUGINOのPCD130の厚歯 平成27年1月11日現在

他、BMXやロード向けコンパクトクランクのものも含めれば更に選択肢を広げることが出来ます。

小ギア
NJSのロックリング固定式厚歯
12,13,14,15,16
※SUGINO及びSHIMANOのNJS認定品 平成27年1月11日現在
セレーション嵌合式厚歯
16,17,18,19,21 平成27年1月11日現在
※SUGINO FIXIEコグ
公道向けロックリング固定式
12,13,14,15,16,17,18,19,20,22,23 平成27年1月11日現在
※スギノの非NJS製品及び東京サンエス扱いのグランジ

シングルフリー(スキッドポイントの概念が存在しないので参考まで)
16,18,20  平成27年1月11日現在
※シマノ扱い


他、ディングルコグやトライアル用シングルフリーも含めれば更に選択肢を広げることが出来ます

で、それを踏まえて一般的なギアの選択肢でのスキッドポイントを表にまとめてみました。

スキッドポイントが5箇所以下(明らかに少なすぎる)組み合わせは赤地に黒文字、街乗りなら良いんじゃないという(6~9箇所)組み合わせは白地に黒文字、トリックピストでも良いんじゃないかという(10~15箇所)組み合わせは空地に黒文字、理想的な(16~箇所)組み合わせは青字に黒文字になっています。また薄歯×厚歯の組み合わせになる組み合わせにせざるを得ない変則的な組み合わせも判るようにしました。

表にすると分かりやすいのですがどちらかのギアの歯数が素数(13,17,19,23、47,53)だともう片方のギアの歯数を多少いじってもスキッドポイントが極端に少なくなリにくく、逆にギアの歯数に約数が多いとスキッドポイントが少なくなりがちになってしまいます。ギア比を試行錯誤する際そこら辺を頭に入れておくと失敗は少なくなると思います。
僕が子供の頃はバブルが弾けたり一連のオウム事件があったり滅亡論とかがあったりとそういう時代でテレビをつければガンガンUFOだ心霊写真だといったオカルト話が流れてたのですがオウム事件がきっかけだったかテレビのハイビジョン化だったかノストラダムスの予言も当たらなかったとかいろんなきっかけで一時期鳴りを潜めていましたが最近またそういったインチキ番組が増えてきて喜んでいいのか悲しんでいいのか。

よくインチキだの詐欺だの言っていますが僕はそういうインチキ話を聞くのが大好きで割と積極的に楽しみに行くんですが最近はインチキで楽しいってより露骨な詐欺での金儲け手段に見える不快な方が多く感じるようになっちゃいました。これは僕が老いたのかもしれませんね。

最近だと細木数子とか江原啓之とか美輪明宏とかスピリチュアル大学生CHIEとか露骨にテキトーなこと言ってますが彼らはあの恥ずかしい嘘でどこまで相手を騙せると思ってるんでしょうね、それとも誰かに言わされてるのかな?自分の言った嘘を自分で信じちゃう病気とかあったと思うんですがその病気という可能性もありますね。

江原啓之に関しては昔町山智浩さんが『霊能力があるんだったら、オレを呪い殺してみろ、このデブ!』って言ってたのが一番的を射てる気もしますね。

で、テレビである程度有名になってくると同業というか近しいパイを食い物にしてる宗教家だとか霊能力者が『彼は偽物、私が本物』として自分を売り出してきたり『私も彼と同じで…』と擦り寄ってきたり『宗教的にみて彼の思想は…』と言い始めたり。まさに詐欺師が詐欺師にたかる地獄絵図ですね。

僕自身妖怪話幽霊話を積極的に蒐集したり話のモデルになった現地を訪れたりとかしていますが、あくまでそれは人文的な興味であったり単純に物語が面白いとか怪奇趣味とか人外異形ものが好き、珍しいものに興味があるだけであって首塚に行ったら呪われて不幸になるとか縁切り榎に行けば縁が切れるといったその類のものは信じていません。当然パワースポット云々に関してもそうです。

と、云うような話題をツイッターでして思い出したのが子供の頃見た『霊能者に怒っている人VS霊能者』という番組。オウム真理教騒ぎの頃の番組なのでテレビに齧りついて見た記憶があります。思い出したついでにgoogleで動画検索をしてみたらインターネットの海には残ってるみたいですね。

懐かしついでに見てみたら結構内容忘れてるし以外な顔が出演してました。
『地縛霊が仮に居るとして応仁の乱で人がたくさん死んだ京都の地縛霊はどうなの?』
『害虫のたぐいは?死んだら霊になるの?』
『イクラとか食ったら周りにぶちゅぶちゅぶちゅーっと水子の霊が湧くの?』
…に関しては今でも納得行く答えを出せる自称霊能力者は居ないんだろうなぁと思います。

番組後半ではスプーン曲げ(これもまた古典的な…)やサイババの物質化現象(ビブーティーとか呼ばれてたアレ)も手品師のナポレオンズ師匠が見事に再現されていました。スプーン曲げは先に曲げておいて手先でひねるタイプのトリックのようでした。自称霊能力者の人もエイッとスプーン曲げていましたが曲がったら今度は曲げるより持ちあげるほうがエネルギー要らないだろうから浮かせてみろで誰もできず…。

ジェームズ・ランディさんなりナポレオンズ師匠がいる前で堂々と奇跡を起こして見せるどころか手品師が前にいるだけでいつもの技すら出せなくなるならそれは手品を悪用して人を騙してるだけで、だますにしても騙しきってほしいものですね。

超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか
まだ面白かった頃のジブリ映画… というと語弊があるかもしれません。僕にとっては特に面白いわけでもなくただ好きなシーンのためにたまに見返すような作品です。

映画の作りとしてテーマを全部セリフで喋っちゃうし常に誰かのモノローグがかぶさってるしでこの映画の劇場公開時は完全に子供だったこともあり退屈で退屈でタヌキたちがコミカルに動いているシーン以外では完全に飽きていた記憶があります。子供のころはそもそも一部のタヌキの区別がついていませんでした。これは同じ狸が狸携帯だけでもリアル、漫画っぽい狸、わざとディフォルメをキツくした狸の3通りのキャラデザがありさらに結構な頻度で变化をするという作品の特性をアニメの見方がわかってなかった時分に見たためもあったのでしょう。

それと作品の善し悪しとはあまり関係のない部分なのですがわりとメインで出てくるこぶ平さんが本当に嫌いで声聞くとすごくイライラします。あと説教臭いというか自然対人間ものというか擬人化エコものに『なんなの、じゃぁ人間が滅びればいいってことなの?』『うるせぇな映画で自然破壊に説教なんかこいてる暇があったら映画の予算でエコ活動でも自殺でも勝手にやってろ』『時代についてこれない老人の繰り言で一生懸命生きてこうとする若者を妨害するな老害ども、そんなに昔が好きなら冷房もガスも電気もない昔に帰れ』と思いがちなのでこういうタイプの映画は大嫌いなんですよね。ジブリというフックがなければ見なかったであろう映画です。逆にゴジラ対ヘドラぐらいぶっ飛んでたら大好きな映画になりますけどね。(ジブリブランドに全く期待しなくなった今似たような映画公開されたら見に行くかなぁ…?)だいたい御祭騒ぎして小さな勝ちで大騒ぎして全体で負けてるのにそれを認めようともせず内ゲバの挙句体制側に吸収されたりフェードアウトしたり… って学生運動みたいな悲惨なことをやるほど狸って馬鹿なのかしらと思ったり思わなかったり。だいたいキャッチコピーの『タヌキだってがんばってるんだよォ』が何なんだ一体っていう。そんな作品だったっけ?

で、嫌いなところがそんなに多い映画なのになんで繰り返し見るのかといえば、それはもちろんそれをはるかに超える魅力的な部分があるからです。

まずは今から20年前の94年の作品とは思えないほど本当によく出来たアニメーション部分でしょうか。公開当時『総天然色』を売りにしていましたがなるほど確かに同じ場所を描いていても色の夜の夜っぽさ、昼の昼っぽさは眼を見張るものがあります。また、狸たちの变化のアニメーションでヘタレ絵と漫画絵とリアルよりにコロコロモーフィングするさまはアニメーションの醍醐味というか本当に気持ちのよい動きをします。

次に一部の声の出演者さんたちの声の魅力です。ジブリといえば絵が一流声が三流以下というのが最近の僕の感じるところですが今作ではそれが控えめです。特に野々村真さんは本当にぴったりで違和感がなく正吉の声として入って来て野々村真さんだと気づかなかったくらいです。野々村さん以外の声優をメインの仕事としない人も話を生業にする落語家さんやベテラン俳優さんだったためなのか違和感のない声が多かった気がします。

あとはやっぱりグリグリとゴージャスに動く狸の變化した妖怪の馬鹿しシーンや百鬼夜行シーンでしょう!これは完全に趣味です。妖怪の出てくる映画は公開年が古かったり(この作品も充分古いですが)予算が安かったり妖怪に愛の無いテレビ屋映画だったりでここまで密度の高い作画の良い妖怪シーンはなかなか映画でもお目にかかれません。百鬼夜行のシーンの監修を水木しげる先生が行ったためか見慣れた水木妖怪がジブリ絵に混じってるさまは本当に気持ちが良いです。水木しげる先生をモデルにしたと思われる水木先生というキャラクターがちょろっと出てきたりもします。なにより僕の大好きな妖怪『尻目』がゴミ箱から出てきてぬるぬる動くシーンとか本当にたまらないです。水木妖怪の中にトトロやキキが出てきたのはちょっと興醒めしましたけどね。


嫌いな部分も好きな部分もいっぱいある、それでたまに見返しては『ここが良かった』『あそこにイラッときた』を繰り返してなんだかんだ20年以上楽しめてる映画です。はじめ買ったのはVHSだったのに時代を感じますね。そのあと図書館でレーザーディスク借りて見たりDVD買ったり… で、去年のテレビ放映時画質が持ってるDVDより良くってなんだよコノヤローってなったりならなかったり。かといってBlu-rayに買い替えて今のクソ映画しか撮らなくなったジブリに金を落としたくも無し。悩むところです。



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お絵かき
パソコン上でお絵かきをするときに以前からAZEL氏制作のソフトAz~シリーズにお世話になっているのですがAZEL氏がWindowsを卒業されてリナックス環境に移行されたためWindows版でのサポートは終了し最新版はリナックス版のみの提供になっています。なのでサブPCを実験台にWindows環境でLinux版のAzPainterを動かしてみることにしました。

サポート切れたパソコンを動かすのにubuntuを使用しているので使いこなせないまでもまぁなんとかなるでしょう。

Windowsパソコンでリナックスのソフトを動かすのにはいくつか定番の技がありますが今回使うパソコンはWindows機としての同時使用が前提なのでデュアルブートはしません。またAndLinuxでは動かなかったとの報告をネット上で発見したためAndLinuxは使用しません。

Windows7上にLinuxの仮想PCを構築してそこでAzPainterを動かすことにします。

まずは仮想PCソフトの定番OracleのVirtualBoxをインストールします。


別に他の仮想PCソフトでも仮想リナックスが構築できれば問題ありません。
仮想マシンには最新版ubuntuをインストールします。CDイメージを使うより仮想HDDイメージを使ったほうが楽ちんです。



ちなみにただインストールしただけだと仮想マシン上からタブレットが見えません。

なので仮想マシンの デバイス→USBデバイス から自分の使ってるタブレットをマウントしてやります。そうすれば仮想PC上からタブレットが見えるようになります(ただし仮想PC起動中はWindows側からは見えなくなり仮想PCの電源を落とすとWindowsでもまた使えるようになります)


ちなみに動作の軽さを狙ってDebianやXubuntuの仮想マシンも作ってみましたが相性なのか重かったり安定しなかったりでなんだかんだいってubuntuが良いみたいです。

ここからAzPainterをコンパイルとインストールするわけなのですがLinuxに慣れない方はコマンドの打ち込みが面倒に感じるかもしれません。しかしAzPainterのヘルプファイルにどこにどうコマンドを打てばいいのかとても丁寧に書いてあるのでその通りに打ち込めば問題ないでしょう。

インストールするとソフト一覧に追加されてLinux版AzPainterが使えるようになります。 …とおもいきやubuntuからタブレットが見えてるのに座標と筆圧が反映されません。


端末内で $ modinfo wacom を入れてやってLinux内に組み込まれたワコムのタブレットを動かすカーネルモジュールを確認してやると見事に筆圧が効くようになりました。


これでWindows7の上で問題なくLinux版AzPainterが使えるようになりました!
それでは良いお絵かきライフを!

学生時代漫研内でこういった漫画を描くノウハウ本を各人買って部室でしばらく共有してから買った人が持ち帰り、気に入ったものは自分でも買ったりする文化があったのですが、確かそのシステムで絵柄が気に入って買ったノウハウ本です。

購入当時絵柄にどうも見覚えがあると思ったら執筆陣のイラストレーターの一人がPIXIVでフォローしてるし雑誌なんかでも目当てにする作家さんの一人の神吉先生でした。不勉強なのでくろば先生と白玉団子先生はこの本を買うまで知らなかったのですがどちらも好みの画風です。

肝心の本の内容ですが、萌えキャラの描きかたというよりはディフォルメのキツ目な女の子のキャラクターの描きかたです。確かに分類するとすれば萌えキャラなのでしょうがいうかいわゆる『萌え絵』なのかというとちょっと疑問が沸かなくもありません。またイラストレーターさんが3人なので三者三様で手順が違うところや説明が重複している箇所もあり参考にはなるのですが無駄や矛盾に感じたり混乱する人も出るのではないかと思います。

また、この本が対象にしてるメインのターゲット層もちょっと良くわかりません、完全に初めて漫画絵を描く人を対象にするにはいきなり高度なことを要求しているように見えますし、ある程度こういった絵を描きなれてる人にはけっこう個人の流儀に拠るような技術が結構細かく説明されていたりもします。

ただ、文章と絵で纏められているので今まで経験的にやっててなんだかバランス悪いと描き直しに描き直しを重ねていたようなところのブレイクスルーになったり、自分の好きなイラストレーターさんの他のメディアではなかなかお目にできないラフやイラストの製作手順や気をつけているポイントやこだわりを印刷物として読めるものを手に入れられるという喜びもあります。

ディフォルメのあまりキツくない絵を今まで描いて来た人がパーツがリアルなまま頭身だけ変えてなんか明らかに描きこみも有るしパーツパーツは見れるんだけど全体で見ると不気味の谷一直線… というのを回避するにはかなりの良書だと思います。そもそも一定のファンのいるプロの描くディフォルメキャラクターでもディフォルメのキツいキャラクターを見慣れない人が見れば気持ち悪かったり奇形っぽく見えるジャンルなので。

この本は本当にディフォルメのキツ目な女の子を描くことに特化している造りなのでリアル系、萌え系でも頭身高めの人、漫画の描きかた他は別の参考書を買うなり独学の必要があります。彩色関係の説明もちょろっと載ってますが本当にちょろっとなのでカラー手順が知りたい人はツール別のノウハウをネットなり書店で探したほうが手っ取り早いと思います。

個人的にはこういう本でこういう頭身のかわいい男の子の描き方のノウハウ本が有ればと思うのですが。特にこの本に原稿を寄せている神吉先生は看板キャラクターの一人にトトくんがいるわけですし。



萌えキャラの上手な描き方―美少女やデフォルメキャラを生き生き描くためのノウハウを満載! (漫画の教科書シリーズ (No.02))

この本が気に入るような人は一緒にディフォルメ重視のポーズ集も隣においてあると幸せになれます。
スーパーデフォルメポーズ集 基本ポーズ・アクション編 (マンガの技法書)

スーパーデフォルメポーズ集 キャラバリエーション編